Hubbit株式会社と東京都文京区等が実施した高齢者の認知症予防に関する実証実験結果を公開

平均年齢87歳の高齢者がコミュニケーションツール「ケアびー」を活用することで、幸福感を覚える結果に

Hubbit,inc

Hubbit株式会社は、東京都文京区等の自治体と共に、認知症予防に関する実証実験について結果を公開しました。実証実験にて、認知症患者も含む平均年齢87歳の高齢者がケアびーを継続的にご利用頂いたところ、TV電話を利用した際の映像を解析した結果、利用者の幸福感情が高く安定したことがわかりました。今後は認知症予防への影響に関する更なる実証研究を進めてまいります。


■背景
2023年9月、アルツハイマー病の原因に働きかける世界ではじめての治療薬として期待が寄せられるレカネマブが厚生労働省により薬事承認されました。同商品は「アルツハイマー病による軽度認知障害、および軽度の認知症の進行抑制」の効能・効果が認められたものです。画期的な治療薬として、期待も高まる一方で、投与するタイミングが限定的、治療薬以外に認知症の進行を抑制できるものはないものか、との声も上がっています。
 そこで、最近の研究では、認知症になる前の移行期であるMCI(軽度認知症)の状態であれば、予防施策を講じることで16〜41%の人が回復する見込みがあることがわかってきています。また、老年期には、対人交流や社会参加が認知症予防の保護因子と言われ注目されています。


■実験の成果

利用履歴、映像解析、アンケート結果の分析により、ケアびーの活用による効果に関して高齢者の感情に関わる重要なポイントについて確認ができました。これにより、後期高齢者や認知症の当事者やご家族に、高齢者の生活を豊かにする選択肢のひとつとして新たな判断材料を提示することができると考えます。

ケアびーの活用で、幸福な感情を高く維持できる!

TV電話機能で会話した際の利用者の表情について、映像解析にて感情解析を行ったところ利用の継続にあたって、幸福感情が高い状態で安定していることがわかりました

【実証実験概要】

1. 実施期間:2023年7月〜2024年1月

2. 対象:文京区在住の後期高齢者13名を含む、 

 平均87歳の高齢者35名(男性17名、女性18名)

 3. 実証実験開始時のプレスリリース

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000046885.html

■今後の展望

今回の実証実験ではケアびー活用によるPositiveな感情の表出が得られるという示唆を得ました。今後は、認知症の症状についての定量的な評価を取得できる仕組みを整え、継続的なデータ取得を進めることで、認知症予防への影響について、定量的な実証研究を進めてまいります。

【ご参考】ケアびーとは
利用者一人ひとりの身体機能・認知機能に合わせて、製品を個別にカスタマイズすることで、認知症患者でも使えるコミュニケーションツールです。利用者は「ケアびー」を通じて、離れている家族や友人と繋がることができ、家族や介護関係者は、離れているときも簡単に利用者と繋がり見守ることができます。

サービスサイト https://services.carebee.io/

<会社概要>

会社名 :Hubbit株式会社

事業内容:話せる伝言板”ケアびー”:https://carebee.io/

     セカンドライフメディア GoldenYears:https://gldnyears.com/

     エンディングノート MY LIST 100:

     https://www.services.hubbit.io/success-1

設立  :2019年3月5日

代表者 :臼井 貴紀

会社URL:https://www.hubbit.io/

連絡先 : Tel 050-3138-3535

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ビジネスカテゴリ
ネットサービス
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

Hubbit株式会社

9フォロワー

RSS
URL
https://www.hubbit.io/
業種
情報通信
本社所在地
東京都目黒区目黒2丁目11号3番
電話番号
-
代表者名
臼井貴紀
上場
未上場
資本金
-
設立
2019年03月