高さ日本一のビル「あべのハルカス」でATOUNの“着るロボット”を運用
大型複合商業施設としては初。館内物流をアシスト
あべのハルカス総合物流センターでの搬入作業の様子（MODEL Yシリーズ試用時）
ビルや大型商業施設などでは、多くの場合、建物に届く荷物を搬入口で一括して受け取り、館内物流のシステムを通じて複数のテナントへと配送することで効率化をはかっています。しかし搬入作業は、300個もの荷物を積んだ4tトラックからつぎつぎと荷下ろしをするなど、そもそも取り扱う荷物量が多い上に、特定の時間帯に搬入が過集中することも少なくなく、荷さばきをする作業者の身体への負担が課題となっています。
なかでも「あべのハルカス」には、企業オフィスに加えて、日本最大の売り場面積を有する近鉄百貨店あべのハルカス近鉄本店や、大阪マリオット都ホテルも入居しており、荷物の取り扱い量が多いのはもちろん、種類や形状も多岐にわたります。こうした状況に配慮して、今回の運用では、腰をサポートするATOUN MODEL Yと、腰と腕をサポートするATOUN MODEL Y + koteの両方を活用し、作業者の身体的負担の軽減に取り組みます。また、その効果を測定し現場に即した更なる提案にもつなげていく予定です。
※1「パワードウェア」
あうんの呼吸で人間のパワーを引き出す、ウェアのように軽い「着るロボット」。
https://atoun.co.jp/powered-wear/
※2「館内物流」大型商業施設内の物流業務全般を担うサービス。各運送会社と大型商業施設内への納品・発送などの物流を一元管理することで、車両の時間管理や各運送会社の館内での滞留時間の削減および各テナントにかかる荷物の受け取りや発送の負担の軽減など、スムーズな集配送を実現しています。
〈ATOUN MODEL Yシリーズについて〉
ATOUNが開発・提供する“腰”または“腕と腰”の両方をアシストできるパワードウェア。腰をアシストするパワードウェアは「ATOUN MODEL Y」、これに腕をアシストするパーツ「+ kote」を搭載したモデルが「ATOUN MODEL Y + kote」。
公式ウェブサイト：https://powered-wear.com/
腰のアシストは着用者の腰の動きをセンシングし、腰のモーターの力でサポート。
腕のアシストは、重量物を持つ動きを指先に取り付けたセンサーで感知し、肩付近のモーターによってパワーを調節しながらワイヤーを巻き上げ、手首を引き上げることで実現。フレームレスで人の自由な動きを妨げず、現場の多様な作業に対応しています。ワイヤーを用いたフレームレスな腕のアシスト機器の量産化は世界初（ATOUN調べ）。
ATOUN MODEL Y
ATOUN MODEL Y + kote
＊仕様
| ATOUN MODEL Y | ATOUN MODEL Y + kote | |
| アシスト力（MAX値） | 腰10kgf |
腰10kgf 腕12kgf（片腕6kgf） |
| 防塵、防水機能 | IP55 | IP44 |
| 稼働時間（当社想定作業による） | 約4時間 | 約2.5時間 |
| 重量（バッテリーを含む） | 4.5kg | 5.8kg |
〈会社概要〉
企業名 株式会社ATOUN
所在地 〒631-0801 奈良県奈良市左京6丁目5-2
代表者 代表取締役社長 藤本 弘道
設立 2003年6月6日
事業内容 パワードウェアをはじめ、働く人たちの体の負担を軽減する “着るロボット”の開発・普及に取り組むロボティクスファーム。生来の身体的能力差にかかわらず、自由自在に動きまわれる「フリーアビリティ社会」の実現を目指している。パナソニック株式会社、三井物産株式会社、近鉄ベンチャーパートナーズ株式会社など５社が出資。
ＵＲＬ https://atoun.co.jp/
〈本件のお問い合わせ〉
株式会社ATOUN 広報
お問い合わせページ：https://atoun.co.jp/contact/
ホームページ：https://atoun.co.jp/
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