耐食性と加工性に優れた“高耐食鋼板”の機械式駐車場において、日栄インテックの独自技術「新:静音仕様」を実現
こだわりの“低騒音装置”で人に優しいまちづくりに貢献
日栄インテック株式会社(本社:東京都荒川区、代表取締役:西川 嘉俊、以下 日栄インテック)は、機械式駐車場のメーカーとして、特に垂直昇降式を得意とし、業界を牽引する企業として、お客様のご要望に合わせたカスタムメイドでのご提案も行っています。
日栄インテックの独自技術である「静音仕様」のピット昇降式は、マンション等の集合住宅を中心に広く採用されてきました。このたび技術力を活かして更なる改良を重ね、耐食性に優れた高耐食溶融亜鉛めっき鋼板(※1)の装置においても、低騒音を実現し、「新:静音仕様」として販売を開始しましたことをお知らせいたします。
(※1) 高耐食溶融亜鉛めっき鋼板は、別名ガルタイトともいい、溶融亜鉛に5%のアルミニウムを加えた合金をめっきした鋼板を指します。各社独自製品としてZAM®やKOBEMAG®などの製品が販売されています。
■静音化の背景
機械式駐車場は、省スペースで複数の車を駐車できるため、入居者の多い集合住宅で広く採用されています。しかしその多くが住宅街であることから、装置の動作中に発生する騒音が課題とされてきました。低騒音を実現する駆動方式のひとつとして、「油圧駆動式」があります。ただ油圧駆動は「チェーン駆動式」と比較して、製作コストが高額であり、収容高さなどの仕様が限定的であるため、市場においてはチェーン駆動が主流となっています。
日栄インテックでは、垂直昇降式のトップメーカーとしてこうした課題に向き合い、低コストなチェーン駆動式で油圧駆動式と同等の低騒音を実現すべく、製品開発に取り組んできました。
■日栄インテックの「静音仕様」
機械式駐車場ピット昇降式は、通常60~70dBの騒音レベルですが、日栄インテックではモーター音や振動に対して装置内部で対策を施し、騒音レベル55dB(※2)以下の装置を標準採用しています。
それらの標準仕様から更なる改良を重ね、2015年に騒音レベルが49dB(※2)以下である「静音仕様」にて特許を取得し、これまでも広く提供してまいりました。
「静音仕様」は、材質を鋼板(溶融亜鉛めっき処理)に限定して提供していましたが、近年では、耐食性と加工性に優れた高耐食溶融亜鉛めっき鋼板の需要が増加していることから改良を行い、高耐食溶融亜鉛めっき鋼板で従来仕様から更に静かな、騒音レベル47.5dB(※2)以下を実現しました。
今回こちらの高耐食溶融亜鉛めっき鋼板のピット昇降式「新:静音仕様」について、オプションとして販売受付を開始いたします。
(※2) 数値は実測値であり、測定点や設置状況により異なります。また、音の測定には時間率騒音レベル(L5)を用いています。
■「静音仕様」の実測値
実測により、高耐食溶融亜鉛めっき鋼板と鋼板(溶融亜鉛めっき処理)の「静音仕様」において、どちらも40dB台の数値であることを確認しました。
■日栄インテック株式会社について
日栄インテックは機械式駐車場のメーカーとして、設計から施工、メンテナンスまでを一括で提供しています。国内外の自社工場にて製造し、安全性に配慮した高品質な製品を供給してまいりました。日栄インテックでは、今後も充実した設備体制と高い技術力を駆使して、社会のインフラを担う高品質且つお客様のライフスタイルに合わせた製品をお届けしてまいります。
【本件に関するお問い合わせ先】
日栄インテック株式会社 モビリティ事業部 営業グループ
TEL:03-5816-7181(東日本) / 06-7175-8219(西日本)
E-mail:pkg-info@nichieiintec.co.jp
※静音仕様は、日栄インテックの特許技術です。(特許第6325805号、特許第6325804号)
※各社の商品は、その企業の商標またや登録商標です。
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