yuni、株式会社doublet.への素材提供を開始。パリコレクションにて発表。
株式会社yuniは、当社が開発・提供する再生素材を株式会社doublet.(以下「doublet」)へ提供開始したことをお知らせ致します。
yuniでは「未焼却資源の回収及び再生素材化の研究開発」を行っており、特に綿・ポリエステルわた、ウレタン等の再生技術・再生素材開発に強みがあります。この度、yuniが提供する寝具等のお引き取りと再生素材化を行うサービス「susteb」の再生素材を、doubletの製品に提供致しました。
2024年6月23日 23:00(日本時間)パリコレクションにて発表された2025年春夏シーズンのアイテムにて使用されています。
当日の様子は、以下記事よりご確認いただけます。
doublet 2025年春夏コレクション: https://www.fashionsnap.com/collection/doublet/2025ss/
■導入に至った背景
これまで素材の調達から生産、物流、販売といった産業の動脈が主に発展してきましたが、ごみ処理コストの増加やリサイクル技術の発展、企業の社会的責任の観点から「通常焼却されるごみをいかに還流させるか」、いわゆる産業の静脈に近年大きな注目が集まっています。
中でも再び素材として使用できるようにする再生素材化技術は、資源に乏しい日本において国内で自給可能な新たな資源を生み出す技術であり、yuniではそのための研究開発を行ってまいりました。
そんな中、doubletさまがコレクションタイトル「IDOL」を掲げ、誰かを応援したい気持ちをアイテムに反映するということをされる際に、リサイクルの分野に向き合っている人たちを応援したい、推したいという思いを持たれたようです。その後、yuniの再生素材の特性や品質をご評価いただきながら試行錯誤し、日本の伝統的な寝具である「婚礼布団」に利用されていた高品質な綿由来の再生素材をdoubletさまの製品へ提供することとなりました。
■doublet(ダブレット)について
2012年に井野将之と村上高士が設立した日本のメンズファッションブランド。主にメンズウェアを展開しているが、ショーやルックに女性モデルを起用したり、また、女性が実際にアイテムを購入するケースも多々ありユニセックス的な雰囲気もある。
2020年1月、パリメンズファッションウィークにて2020-21年秋冬シーズンのランウェイコレクションを発表。日本のファミレスをパリに再現するダブレットらしい試みで、パリコレデビューを飾る。
デザイナー井野将之は1979年群馬県生まれ、2002年に東京モード学園を卒業した。
企業デザイナーとして経験を積んだ後、浅草のベルト工場を経て、「ミハラヤスヒロ(MIHARAYASUHIRO)」でシューズ・アクセサリーの企画生産を担当し、その後「ダブレット」を発表した。
LVMHグループ主催の若手支援コンペティション「LVMHヤングファッションデザイナープライズ」で2018年アジア人初のグランプリを受賞。
■susteb(サステブ)について
寝具等の綿・ポリエステル・羽毛・ウレタン製品のお引き取りと再生素材化を行うサービス。代表の家業である寝具業界の課題を解決するため、2021年9月にリリース。寝具やクッション等に使われている綿・ポリエステル・羊毛わたの自治体・法人・ご家庭からのお引き取りと再生素材化・素材開発のほか、「焼却処分場をなくして再生工場を作る」ことを目標に自治体との連携を進めている。
■株式会社yuni 概要
代表者:内橋 堅志
設立:2019年10月
本社所在地:東京都中央区銀座1-12-4 N&E BLD. 7階
Vision:日本を廃棄大国から資源大国へ変える
Mission:焼却処分場を再生工場へ、すべての素材を正しい素材寿命に、廃棄物から必要とされる素材へ
事業内容:未焼却資源の回収及び再生素材化の研究開発。寝具等の綿・羽毛・ウレタン・ブレス製品の回収と再生素材化を行う「susteb」及び再生素材ブランド「RBRTH」を運営。
URL:https://yuni.co.jp
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