bestat、ガウシアン・スプラッティングの機能を改良し、関連特許を取得

形状崩れや毛羽立ち少なく、多角視点でも綺麗な3Dモデル生成をスピーディーに実現

bestat株式会社

3Dデータ処理特化のbestat株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:松田 尚子、以下 bestat)は、『3D.Core』のガウシアン・スプラッティングによる3Dデータ構築の手法を改良し、機能をアップデートしました。また、その関連手法のアルゴリズムについて特許を取得しました。

ガウシアン・スプラッティングについて

ガウシアン・スプラッティングは、2023年に論文発表(※)されて以来、2Dの画像から3Dデータを再構築する画期的な手法として評価されています。従来の手法より大幅に計算コストを削減し、かつ正確に視点移転後の地点からのオブジェクトや空間の見た目を再現できるためです。ガウス分布で表現される楕円で3D空間を表現することで、リアルで滑らかな表現が可能で、かつ高速なレンダリングも実現します。

一方で課題もあり、ガウシアン・スプラッティングによる3Dデータの再構築は、ガス状のデータ表現のため、見た目は綺麗でも形が不正確で、別視点から見ると形が崩れる課題がありました。また、ガウシアン・スプラッティングは入力データが適切に揃えばディテールを綺麗に再現可能なものの、逆に逆に撮影範囲や撮影距離が適切でなければディテールが十分に再現されないという課題もありました。


※Bernhard Kerbl, Georgios Kopanas, Thomas Leimkühler, George Drettakis, “3D Gaussian Splatting for Real-Time Radiance Field Rendering”, arXiv (Cornell University), 2023年8月8日公開.

https://arxiv.org/abs/2308.04079

機能アップデート・取得特許の概要

今回の機能アップデートでは、ガウシアン・スプラッティングモデルを改良し、先述した以下2つの課題を解消しています。

  1. 見た目は綺麗でも形が不正確で、別視点から見ると形が崩れる

  2. 撮影範囲や撮影距離が適切でなければディテールが十分に再現されない

特に、今回国内で取得した特許では”撮影範囲や撮影距離に依存せず、ディテール再現の高精度化”を実現しています。なお、国内で取得済みの本内容について、国際的な知財戦略の一環として米国・欧州での特許出願も準備中です。

今回特許を取得したアルゴリズムによって、これまでのガス状で滑らかだがディテールが分からない3Dデータではなく、視点を変えても細部まで明瞭で、1mm単位の採寸も可能な3Dデータの生成が可能となります。

つまり、ユーザーにとっては「ぼんやりと背景を含めた現場の様子が分かる」という状態にとどまらず、「クリアな3Dデータでの設備の即時確認」や「設備の保守点検のスクリーニングができる」という状態が実現します。また、スマホのLiDARセンサーで捉えられる10m×10mの限界を超え、背景を含めた広い空間の3D生成へと、用途が拡がります。

このようにbestatは、産業用3Dデータの活用で現場の生きている「今」へどこからでもアクセスできるデジタルツイン構築・活用を推進すべく、技術向上を続けてまいります。

先着10社限定!ガウシアン・スプラッティングによるデータ生成トライアル

今回のガウシアン・スプラッティングの機能アップデートを、いち早くお試しいただくため、今回特別に無料でのガウシアン・スプラッティングの3Dデータ生成のトライアルキャンペーンを実施いたします。以下フォームより、必要事項を記入のうえお申込ください。

お申込フォーム:https://forms.gle/weiiSvckBGHXHAY26

※競合企業様、企業に属さない学生、個人等のお申込はお断りさせていただきます。

独自アルゴリズムで3D処理・生成・活用を高精度かつ軽快に

『3D.Core』は、デジタルツインのために必要な3Dデータの生成から活用まで、誰でもカンタンにワンストップで実現できるクラウドサービスです。東京大学発の独自開発、特許を取得したアルゴリズムで、精緻な3Dデータを手軽に生成することも可能なため、日々の業務にデジタルツインを取り入れ、より高い事業インパクトを実現します。

目的や用途にあわせて、多様な機器で取得した撮影データの簡単な活用を支援

iPhoneだけではなく、一眼レフカメラ、360度カメラ、3Dスキャナ、ドローンなど目的、用途別に最適な機器を選び、撮影データ(画像、動画、点群など)をアップロードするだけで、誰でも簡単に自社のレンダリング環境に最適化された(軽量化など)3Dメッシュデータを自動生成することができます。

様々な撮影機器に対応することで、ユーザーの状況にあわせ、必要なタイミングで効率よく、簡単に3Dデータの活用を実現します。

bestat株式会社

bestat株式会社

会社名 :bestat株式会社
代表  :代表取締役 松田 尚子
設立  :2018年
所在地 :〒113-0033 東京都文京区本郷6丁目25−14
事業内容:
     ・3Dデータの自動生成・管理・活用クラウドサービス『3D.Core』の提供
     ・3Dデータ処理API提供
     ・デジタルツイン構築
URL  :https://bestat-data.com/

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会社概要

bestat株式会社

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URL
https://www.bestat-data.com
業種
情報通信
本社所在地
東京都文京区本郷6-25-14
電話番号
03-5801-0970
代表者名
松田尚子
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年06月