高齢者施設におけるパーキンソン病の転倒予防アセスメント構築に向けた観察研究と業務プロセス改善へ向けた取組みを開始
~超高齢社会における介護・医療サービスの進化と変化を目指して~
順天堂大学神経学講座(服部 信孝 教授、大山 彦光 准教授)、株式会社サンウェルズ(代表取締役社長:苗代 亮達、以下サンウェルズ)、グローリー株式会社(代表取締役社長:三和 元純、以下グローリー)は、サンウェルズが運営する住宅型有料老人ホーム「PDハウス」へ入居するパーキンソン病(以下、PD)患者を対象に介護ロボットを活用した転倒パターンの把握及び転倒要因解析のための観察研究を通じ、業務改善プロセスの取組みを開始しました。
順天堂大学、サンウェルズ、グローリーは今後、医療と介護の連携により本研究で得られた知見を基に蓄積した行動データから特徴的な転倒パターンを明らかにし、転倒予防アセスメント構築と施設スタッフの業務プロセス改善に取り組み、これからの新たな介護サービスの創出を目指していきます。
順天堂大学、サンウェルズ、グローリーは今後、医療と介護の連携により本研究で得られた知見を基に蓄積した行動データから特徴的な転倒パターンを明らかにし、転倒予防アセスメント構築と施設スタッフの業務プロセス改善に取り組み、これからの新たな介護サービスの創出を目指していきます。
- 本研究の取組み意義と背景
- 本研究の目的
居室内での転倒が発生すると、ミライアイが検知、転倒に至るまでの行動データを蓄積、PD患者の特異的な行動や転倒に至る動作分析を行い、転倒事故における発生要因やPD患者独自の転倒パターンを把握、施設で運用可能な転倒予防アセスメントの構築を目指します。また、アセスメントの実践と改善を積み重ねていくことで、施設の業務プロセス改善に繋げる計画です。
- 本研究の概要
- 本研究での検証方法とアセスメント構築の進め方
・保有する知見やテクノロジーを融合し、PD患者の課題解決とサービス品質の向上を目指す
- 本研究において活用したシステム構成
※ライフリズムナビはエコナビスタ株式会社の登録商標です。
- 将来的な取組みと目指す世界
(2)施設スタッフの業務プロセス改善による介護DXの推進やPD患者の運動機能の改善による転倒予知・予防の取組などの新たな介護サービスの進化
(3)施設や在宅問わず、遠隔診療における患者の症状の進行度合いや状態を把握し、診断支援が可能となる仕組みの構築
今後、3者は、PD患者の転倒に至るメカニズムの解明を通し、介護サービスの向上に取り組むとともに、超高齢社会における介護・医療サービスの進化と創出を目指していきます。
なお、本活動の取組みについては、2023年4月18日~20日にオンラインで開催される第14回 介護経営サミットにて、「PD専門ホーム」における介護DX~サンウェルズ×順天堂大学×グローリーによる産学連携事例~として講演を行う予定です。
第14回 介護経営サミット: https://notice.koureisha-jutaku.com/sp/85
- 世界を代表する医療機関とパーキンソン病特化施設による未来の医療・介護サービスをつくる研究実績
- サンウェルズが運営する住宅型有料老人ホーム「PDハウス」
「我がままに生きる」の施設コンセプトの下「PDだからできない」ではなく「PDでもできる」を実現する為に、利⽤者様一人ひとりに合わせた⽣活ケア、リハビリテーション、看護を提供いたします。そして脳神経内科の専門医師監修による、一人ひとりの状態に合わせた専⾨的な医療・看護・リハビリを提供し、運動機能の維持・改善を⽬指します。
2023年4月17日現在、都市部を中心に全国で24施設を運営しており、同年には新たに7施設の新規開設計画を予定しています。
- SaaS型高齢者施設見守りシステムNo.1※の介護施設導入(稼働)実績 であるライフリズムナビ+Dr.
※2022年4月27日発行 高齢者住宅新聞 見守りシステム アンケート調査より
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