ポーラ青山ビルディング+土浦亀城邸復原・移築が「2025年グッドデザイン賞」を受賞
新たなスタイルのオフィス環境の実現・保育所の併設と、土浦亀城邸の復原・移築に評価
株式会社ピーオーリアルエステート(本社:東京都品川区、代表取締役社長:福田泰博)が所有するポーラ青山ビルディングと土浦亀城邸がこのたび2025年グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。ポーラ青山ビルディングは建築とアート、ランドスケープが呼応する環境をめざしたほか、東京都有形指定文化財(建造物)で日本の住宅建築史上最も重要な建築のひとつ「土浦亀城邸」を移築しています。またオフィスビルとして多彩なワークスペースを備えたほか、保育園など教育施設を設け、地域に根差した点が評価されました。
これからも青山の新たな文化発信拠点として、芸術や文化との接点を創出するとともに、地域社会およびコミュニティ形成の活性を促し、Well-beingの実現を目指してまいります。
尚、11月1日(土)-5日(水)に東京・六本木の東京ミッドタウンで開催される「2025年度グッドデザイン賞」の全受賞作を紹介するイベント「GOOD DESIGN EXHIBITION2025」にて本作が展示されます。

■ 審査員コメント
建て替えによって、端正にデザインされた賃貸オフィスビルが誕生した。特筆すべきは、ワークプレイスの選択性を設けたり、近隣住民のための保育所を併設したほか、積極的にアートを取り入れたこと、また文化財である土浦亀城邸を敷地内の公開空地に移築し、一般公開も行っていることである。特に存続が危ぶまれていた歴史的に重要なモダニズム建築の保存は画期的な試みであり高く評価できる。これが先駆けとなって、今後、類似の事例が増えていくことが期待される。

■ポーラ青山ビルディング・概要
【所在地】 東京都港区南青山2-5-17
【デザイン総括】安田幸一
【設計・監理】 安田アトリエ+久米設計
【構造設計】 金箱構造設計事務所、久米設計
【設備設計】 久米設計
【ランドスケープ設計】ランドスケープ・プラス

■ ポーラ青山ビルディングのアートワーク
建築の設計初期段階から大山エンリコイサム、SHIMURAbrosのアーティストが参加し、建築とアート、ランドスケープが呼応し、互いに引き立て合う空間環境をめざしました。アートや文化、デザインが共存する新たな形のオフィスビルを企図しています。
左:SHIMURAbros《悠久の光景》
右:大山エンリコイサム《FFIGURATI #630》

■ 土浦亀城邸・概要
月に2日、1日2回~3回、ガイドツアー形式にて一般公開しております。
【所在地】 東京都港区南青山2-5-13
【原設計】土浦亀城・土浦信子(1935年 品川区上大崎)
【復原・移築設計】 安田アトリエ
【歴史考証】東京工業大学山﨑鯛介研究室 居住技術研究所 / 東京工業大学安田幸一研究室(長沼徹,他)


グッドデザイン賞とは
1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図ると共に、写真の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として、広く親しまれています。

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