SCSK、株式会社バイウィルと資本業務提携を締結
~CO₂排出量算定から環境価値の創出・流通までを、一貫した体制で支援~
SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員 社長:當麻 隆昭、以下 SCSK)と株式会社バイウィル(本社:東京都中央区、代表取締役社長:下村 雄一郎、以下 バイウィル)は、脱炭素化の推進およびGX(グリーントランスフォーメーション)の加速を目的に、資本業務提携を締結しました。SCSKは本提携の一環として、バイウィルの第三者割当増資を引き受けました。

1.背景・目的
脱炭素社会の実現に向け、企業の脱炭素対応は、個社単位の取り組みからサプライチェーンや地域に広がる段階へと移行しています。GXを加速するためには、取引先や自治体・地域金融機関を含むステークホルダーとの連携を支える仕組みが不可欠です。
SCSKは、長年培ったデジタル・IT技術を基盤に、GXを支援するサービスを提供しており、7 月より中堅・中小企業向けのCO₂排出量算定サービス「CO×COカルテ(ココカルテ)※」の提供を開始しました。
一方、バイウィルは、日本全国47 都道府県におけるカーボンニュートラルの実現を目指し、カーボンクレジットを軸に、脱炭素に対する貢献を収益機会に変えるソリューションを提供しています。これまで、全国120以上の自治体・地域金融機関と連携して、地域経済と一体となったGXの推進を図ってきました。加えて、ブランディングを通じて脱炭素活動を広く伝えることで、企業や地域の価値を高めることにも貢献してきました。
本提携により、SCSKのデジタル・IT技術を活用したGXソリューションと、バイウィルの環境価値や脱炭素経営に関する総合的なノウハウを融合し、企業が直面する脱炭素対応の“負担”を、“成長機会”へと転換する仕組みの構築を目指します。
※ https://www.scsk.jp/news/2025/pdf/20250701.pdf
2.協業内容
今後は、バイウィルが連携するネットワークやノウハウを活用して、「CO×COカルテ」を展開するとともに、SCSKが運営する「EneTrack」を通じて、国際的な属性証書「I-REC」などの環境価値の創出・流通を促進します。これらの取り組みにより、脱炭素化の推進に必要となるCO₂排出量の可視化から、CO₂排出量の削減、環境価値の柔軟な活用など、多面的な支援を提供します。
さらに、本提携により、社会の脱炭素化と持続的成長を促す「地域・サプライチェーン全体での循環型GXエコシステム」の構築を目指し、この仕組みを支えるデータ連携や共創の基盤となる「環境サプライチェーン・プラットフォーム(環境SPF)」構想を推進します。
(ご参考)
CO×COカルテ ウェブサイト:https://www.scsk.jp/sp/cocokarte/
EneTrack ウェブサイト:https://www.scsk.jp/sp/enetrack/
株式会社バイウィルの資金調達に関するプレスリリース:https://www.bywill.co.jp/news/20250701
SCSK株式会社について
SCSK株式会社は、コンサルティングから、システム開発、検証サービス、ITインフラ構築、ITマネジメント、ITハード・ソフト販売、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)まで、ビジネスに必要なすべてのITサービスをフルラインアップで提供しています。また、ITを軸としたお客様や社会との共創による、さまざまな業種・業界や社会の課題解決にむけた新たな挑戦に取り組んでいます。
株式会社バイウィルについて
株式会社バイウィルは、「カーボンクレジット創出・売買」「脱炭素コンサルティング」「ブランド・人材育成支援」を提供し、企業や自治体の脱炭素経営を支援するサステナビリティ戦略コンサルティング企業です。特に、J-クレジットを活用した環境価値の創出・流通に注力し、全国120以上の金融機関・自治体と連携しながら、地域経済活性化を推進しています。
本件に関するお問い合わせ先
【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
SCSK株式会社
ビジネスデザイングループ
GXセンター CN事業推進部 小竹・功刀・斎藤
E-mail:env-support@scsk.jp
※ 掲載されている製品名、会社名、サービス名はすべて各社の商標または登録商標です。
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