<母娘のプレ思春期の身体の成長と心の変化に関する調査>娘の胸が変化するプレ思春期。母は“ほっとひとい期”!? 手が掛からなくなったと思う時期が、娘の成長の合図かも

「GIRLS エアリズムブラトップ」、5月22日より全国展開開始へ

株式会社ユニクロ

ユニクロは、身体が変化する“プレ思春期”の小学3年生から5年生の女の子とそのお母さん300組を対象に、「母娘の“プレ思春期”の身体の成長と心の変化に関する調査」を2017年3月に実施しました。
調査結果から、プレ思春期の娘の2人に1人が胸の成長を感じているのに対し、娘に胸を保護する下着を着用させている母親は4人に1人と、発育への対応が遅れがちな傾向がみえました。母親は「まだ身体は子どもだから」(76.0%)と思っており、娘の変化に気づいていない様子がうかがえます。その背景には、手のかかる乳幼児体験期を経て、小学校生活にも慣れたことで、「世話が減ったので本人に任せることが多くなった」(62.7%)母親が多く、子育てに一息つくゆとりの時期になってしまっているとも言えそうです。

また、娘側についても、「クラスのみんなが着けるなら着けたい」(57.7%)と、“マイノリティになりたくない”というプレ思春期特有の緊張感が、着用への障壁となっていることもうかがえます。

長年にわたり臨床心理士として子ども達に向き合ってきた植松紀子先生は、「胸の発育は、初潮の始まる1年くらい前から始まるとされており、心と身体が大人に向けて変化し始める初期段階です。プレ思春期と呼ばれ、身体の変化に対して心が追いつかない難しい時期ですが、変化の程度がまだ小さいため、一人で抱えがち。母娘で一緒に変化に向き合えるのが理想です。娘さんのプレ思春期の、心や身体の変化にもっと向き合って欲しい」と解説しています。

ユニクロは、このような身体に変化が出始めるこの時期の女の子向けに、膨らみ始めたバストをやさしく包み込む「はじめてのブラ」として、「GIRLS エアリズムブラトップ」を2月27日より販売。子ども売り場で展開することで、洋服を選ぶ感覚で気軽に選べる本商品は、ご好評につき、2017年5月22日から全店で展開します※1。LifeWearのコンセプトのもと、生活をより快適に、豊かにする服づくりを目指しており、子どもの身体的特徴や心に配慮したアイテムで健やかな成長をサポートします。
※1:2月27日の発売時はユニクロ大型店とユニクロ オンラインストアのみで販売


■調査結果トピックス
------------------------------------------------------------------------------------
①プレ思春期の娘の49.7%、小学5年生では76.0%が胸の変化を感じている

 一方で、娘に、胸を保護する下着をつけさせているお母さんは、わずか25.0%                                         


②プレ思春期の母親は、気がゆるみがちな“ほっとひとい期”!?
 胸を保護する下着を着用させない理由1位は「まだ身体が子どもだから必要ない」71.6%
「世話が減って本人にまかせることが多くなった」62.7%

③プレ思春期の娘の微妙な心理も胸への対応を遅らせている
 「クラスのみんなが着けるなら着けたい」57.7%、「1人だけ着けるのは嫌だ」42.7%                                 
④一番悩みを相談できる相手は「お母さん」が圧倒的に多い96.3%
 下着を「お母さんと一緒に買いに行きたい」と思っている娘は約6割
------------------------------------------------------------------------------------


<調査概要>
■表題:母娘のプレ思春期の身体の成長と心の変化に関する調査
■調査主体:株式会社ユニクロ
■調査実施機関:株式会社マクロミル
■調査方法:アンケート調査(インターネット調査による)
■調査期間:2017年3月11日~2017年3月12日
■調査対象:小学校3年生~小学校5年生の女の子とそのお母さん300組 ※各学年100組ずつ



①プレ思春期の娘の49.7%、小学5年生では76.0%が胸の変化を感じている
 一方で、娘に胸を保護する下着をつけさせているお母さんは、わずか25.0%


プレ思春期の娘さんに対して「あなたは身体の変化を感じていますか」と質問したところ、「感じている」11.3%、「すこし感じている」38.3%と、全体の半数程度が身体の変化を感じていることがわかりました。
具体的にどんな身体の変化を感じているのか聞いたところ、最も多くの子どもが回答したのは「胸が膨らんできた」49.7%、次いで「身長が伸びてきて身体が痛い」38.0%、「胸がチクチクするようになった」30.7%という結果に。一番変化を感じている胸の膨らみを学年別でみていくと、小学4年生では46.0%、小学5年生になると76.0%が「胸が膨らんできた」と感じているようです。



 娘たちが身体の変化を感じている一方で、母親はどのような対策をとっているのでしょうか。最も変化を感じている胸の対策について聞いたところ、全体の75.0%が日常的にカップつきブラやスポーツブラなどの胸を保護する下着を「着けさせていない」と回答しました。
小学4年生では46.0%が胸の膨らみを感じているのに対し、胸を保護する下着の日常的な着用はわずか14.0%、小学5年生では76.0%に対し、37.0%しか身につけておらず、子どもの気付きに対して、対応が遅れていることがうかがえます。
 



②プレ思春期の母親は、気がゆるみがちな“ほっとひとい期”!?
 胸を保護する下着を着用させない理由1位は「まだ身体が子どもだから必要ない」71.6%
 「世話が減って本人にまかせることが多くなった」62.7%


母親側は、なぜ胸の成長に対する対策が遅れるのでしょうか。
対策をしていないと回答した母親に対して理由を聞いてみると、最も多かったのは「まだ身体が子どもだから必要ない」71.6%でした。次いで「まわりの友達もつけていないから」19.6%、「本人がつけたくないと言うから」14.7%という結果になりました。娘が胸の成長を感じている一方で、母親は娘の成長に気付いていないことが分かります。
母娘のコミュニケーションの状態についても調査をすると、多くの母親が「世話が減ったので、本人にまかせることが多くなった」62.7%と回答。大変だった幼児期を過ぎ、娘も母も小学校の生活に慣れたことで、ほっとひといきつく、母親の姿が伺えます。

 





③プレ思春期の娘の微妙な心理も胸への対応を遅らせている
 「クラスのみんなが着けるなら着けたい」57.7%、「1人だけ着けるのは嫌だ」42.7% 


   娘側にもカップつきブラやスポーツブラなど胸を保護する下着を身に着けることに対してどう思うか質問したところ、「クラスのみんなが着けるなら着けたい」(57.7%)で、次いで「1人だけ着けるのは嫌だ」(42.7%)という結果になりました。この“マイノリティになりたくない”という意識が下着の着用を遅らせていることがうかがえます。
 プレ思春期の女子には、友達は親よりも非常に重要な存在になっていきます。小学校3年生は40.0%、小学校4年生は61.0%、小学校5年生になると69.0%が友達の身体の変化が気になると回答。小学校4年生を境に、半数以上が周りの友達の身体の変化を気にし始めるようです。


④一番悩みを相談できる相手は「お母さん」が圧倒的に多い96.3%
 下着を「お母さんと一緒に買いに行きたい」と思っている娘は約6割


 それでもプレ思春期の娘にとって、悩みを相談できる相手は母親96.3%。ブラを買いに行くのも、「お母さんと一緒に買いに行きたい」と答えた子どもが最も多く59.7%となりました。大人への入り口に立つ、“プレ思春期”の娘たちは、母親の存在を強く求めていることが分かります。



■プレ思春期の心と身体の成長について、「プレ思春期の子どもの向き合い方が大切」
 ~植松紀子先生(臨床心理士、日本大学講師)コメント~


 思春期とは、子どもの世界から大人の世界に移行していく時期です。自分自身の身体との出会いがあり、身体の変化があることによって、有無を言わさぬ形で大人への脱皮を促がされていきます。女の子では初潮があり、ホルモンの代謝が活発になり胸が膨らむなど、身体の仕組みが変わっていきます。その身体の変化に本人が戸惑い、身体の発達に心がついていけないと、心と体のバランスがとれず思春期特有のトラブル等(過食症、思春期妄想症、非行や不登校など)を引き起こします。実は、そこにさしかかる前の、小学校3・4・5年生の「プレ思春期」と呼ばれる時期の子どもとの向き合い方が大切なのをご存知でしょうか。身体が大きく変化してきている時期ですから、感情の起伏も激しくなります。親を汚いとかうるさいとかけなしたり、急に口答えするようになったり非常に扱いにくくなります。それでも、子どもを一人の人間としてつきあうことが大切です。そのように、向き合い方を切り替えることで、やがてくる暴風雨の思春期を楽に過ごせます。
 今回の調査では、「プレ思春期について知らない人」が89.3%と知らない人が多いことがわかりました。もっとプレ思春期の重要性について知っていただきたいと思います。プレ思春期は、全身の筋肉や神経が伸長するため成長痛などが起こりますが、なかなか変化に気づきにくい時期でもあります。急に胸が大きくなるわけではないですが、胸が張ったり、痛くなったりというマイナートラブルも起こります。月経については、小学校の保健体育では5年生から養護教諭が説明することが多いのですが、胸の成長については緊急性がないため学校で教えるケースは少ないです。月経がはじまる1年前頃から胸の成長がはじまるので、小学校4年生から小学校5年生で胸が膨らみはじめます。学校では月経指導に留まることも多いので、下着の着用に関しては、お母さんの影響がとても大きいと思います。お母さんが「そろそろ胸が痛くない?」と様子を聞いてあげたり、子どもの身体の変化を知ってあげることが大事です。なかなか子どもの方から「買って」とは言えないので、「買いに行く?」と誘って、母娘で出かけるのは子どもにとっても嬉しいと思いますよ。
 

<プロフィール>
植松紀子先生
日本大学心理学科卒業、武蔵野赤十字病院こどもの相談室、心理相談員常勤を5年間行う。平成4年から「こどもの城」小児保健部にて臨床心理士(常勤)として働き、平成19年に定年退職する。現在は、臨床心理士として日本大学通信教育非常勤講師、植松メンタルヘルス・ルーム主宰。清瀬市教育委員を務める。著書に「8歳で切りかえる子育て」



■ご好評を受け5月22日より全国展開へ!「GIRLS エアリズムブラトップ」の特長
 
「GIRLS エアリズムブラトップ」は、膨らみ始めたバストをやさしく包み込む「はじめてのブラ」です。第二次性徴期に入っていくことで、身体に変化が出始めるこの時期の女の子は、とまどいや恥ずかしさなど心もデリケートな傾向にあります。本商品では身体の変化だけでなく、バストを保護するインナーを初めて着用する際の心理的な抵抗に配慮し、簡単にカップが取り外しできる設計にしました。キャミソールのような見た目なので、こうしたアイテムを着用していることを周囲に知られたくないという気持ちもサポートします。
 また、子ども服売り場で展開することで、洋服を選ぶ感覚で気軽に選べるように配慮しました。
 


■WOMEN’S「ブラトップ」との違い。成長段階のバストの不快感からやさしく保護する「はじめてのブラ」
 2008年に発売した「ブラトップ」は、快適なまま、バストを自然に美しく整えることを目的としています。一方で「GIRLS エアリズムブラトップ」は、バストを包み込む柔らかいカップを採用し、バストトップがチクチクしたり、痛みを伴ったりする傾向にある成長過程のバストを、摩擦や衝撃から緩和しやさしく保護します。

■成長に合わせて調整できる着脱可能なカップは、丸型設計で取り外しが簡単に
 思春期前のデリケートな時期だからこそ、気持ちや身体の変化に合わせて調整できるよう、カップは着脱可能に。さらに、お子様自身で出し入れする際に上下左右を迷わない、円形カップに仕上げました。

■重ね着してもムレにくく、快適に過ごせるエアリズムの素材を採用
 大人以上に汗腺の密度が高く、一年を通して汗をかくシーンが多い子どもの生活に配慮し、吸汗速乾、吸放湿性に優れ、重ね着してもムレにくいエアリズムの素材を採用しました。

■肩ひものアジャスターは、自分で調整しやすいよう身体の前側に装着
 慣れないお子様でも自分で簡単に肩ひもを調節できるよう、身体の前面にアジャスターを装着しました。
 

<商品概要>
■商品名:GIRLS エアリズムブラトップ
■サイズ展開:140cm-160cm ※160cmはユニクロ オンラインストアのみでの展開
■色柄数:3色(白、ライトパープル、黒)
■販売価格:1,500円+消費税
■展開店舗:大型店、ユニクロ オンラインストア ※5月22日より全店展開

 

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

株式会社ユニクロ

17フォロワー

RSS
URL
http://www.uniqlo.com/jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
山口県山口市佐山 717-1
電話番号
083-988-0333
代表者名
柳井 正
上場
東証1部
資本金
-
設立
1963年05月