新型コロナで、シニア8割がインターネットで情報収集。他デジタル行動も加速。趣味人倶楽部シニアコミュニティラボと博報堂シニアビジネスフォースが、1500名以上のアクティブシニアに共同調査実施。
株式会社オースタンス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:菊川諒人)の調査・ビジネス推進組織「趣味人倶楽部シニアコミュニティラボ」は、株式会社博報堂(本社:東京都港区、代表取締役社長:水島正幸、以下博報堂)のプロジェクトチーム「博報堂シニアビジネスフォース」と共同で、日本最大級のシニアを対象としたコミュニティサイト「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」の会員を対象に、新型コロナウイルスの流行がアクティブシニア(※)にどのような影響を及ぼしているかについて調査を行いました。
調査の結果見えてきたのは、デジタルを駆使して情報収集をし、他者とのつながりを求め、在宅生活を充実させようとする能動的なシニアの姿でした。
調査の結果見えてきたのは、デジタルを駆使して情報収集をし、他者とのつながりを求め、在宅生活を充実させようとする能動的なシニアの姿でした。
※本稿では、調査対象者の特性に基づき、インターネットを活用して趣味や交流を楽しんでいる60歳以上の方をアクティブシニアと呼んでいます。
【主な調査結果】
■アクティブシニアの8割がインターネットで新型コロナウイルスに関する情報を収集。テレビと並ぶ2大メディアに。
- アクティブシニアの82.7%がインターネットで新型コロナウイルスにする情報を収集。テレビ(93.3%)の次に大きなメディアに。
- 30.3%がインターネットを利用する時間がコロナ前と比較して増えたと回答。
■「ニュースを読む」「無料動画・SNSの閲覧」「友人・家族との会話」等のオンライン化が加速。
- オンラインで行うことが増えたことの一位に「ネットニュースを読む」(60.9%)
- 他には「無料動画を見る」(27.6%)、「SNSを読む」(25.4%)、「アプリで家族・友人とやり取りする」(23.7%)が挙げられており、コロナをきっかけにアクティブシニアのデジタル行動が加速化。
■日用品は店頭、ネットでは巣ごもりを充実させる商品を購入
- 新型コロナウイルスの流行がきっかけで購入したもの、店舗では「衛生商品」「食品」「日用消耗品(紙類)」がいずれも約4割。
- インターネットで購入したもの(自由回答)をみてみると、「カメラ/レンズ」「画材」「ウクレレ」「カラオケマイク」等、家での時間を充実化させる商品を購入。
■新型コロナウイルスをきっかけに意識するようになったこと:「家族を大切にしたい」「家での時間を充実させたい」「健康のため運動をしたい」
- 新型コロナウイルスをきっかけに以前よりも意識するようになったこととして「家族を大切にしたい」(53.3%)「家で過ごす時間を充実させたい」(46.3%)「健康のために運動をしたい」(46.1%)が挙げられた。
■新型コロナウイルス終息後にしたいことは「国内旅行」「友人・仲間に会う」「外食」
- 新型コロナウイルスが終息したらしたいことの一位は「国内旅行」(69.1%)。他には「友人・仲間に会う」(58.1%)、「外食する」(47.6%)が挙げられた。男性よりも女性の方がこの傾向は顕著。
【調査概要】
- 調査名:新型コロナウイルスによる生活への影響に関するアンケート
- 実施期間:2020年4月4日(土)〜2020年4月9日(木)
- 調査対象:趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ) https://smcb.jp/
- 回答数:1829名(うち60歳以上1,549名のデータを分析)
- 調査主体:博報堂シニアビジネスフォース、および趣味人倶楽部シニアコミュニティラボ
【趣味人倶楽部シニアコミュニティラボについて】
国内最大級のシニア向けコミュニティサイト「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」(会員34万人)を運営する株式会社オースタンスが、そのプラットフォームと知見を活かし、シニア調査、コミュニティプロデュース、シニア向け商品・サービスのコンサルティングや共同開発を行っていきます。調査研究とビジネスの力を繋ぎ、シニアのコミュニティを活性化していくことで、シニアの孤独問題に立ち向かいます。
- 趣味人倶楽部シニアコミュニティラボ:https://senior-labo.ostance.com/
【博報堂シニアビジネスフォースについて】
博報堂が長年培ってきた「生活者発想」を「100年生活者発想」へと拡張し、個々のシニア層を深く洞察し、新しい価値観を創造するシニアビジネス実働部隊。20年間蓄積したオリジナルの調査データ、エキスパート人材、企業やメディアとのネットワークでシニアマーケットの課題解決を目指します。
- 博報堂シニアビジネスフォース:http://hakuhodo-seniorbussiness.com/
【詳細資料】
① アクティブシニアの8割がインターネットで新型コロナウイルスに関する情報を収集。テレビと並ぶ2大メディアに。
アクティブシニアの82.7%が、インターネットで新型コロナウイルスに関する情報を収集していることが分かりました。ほぼテレビ(93.3%)に並ぶ2大情報ソースになっています。さらに3割以上がインターネットを利用する時間が新型コロナ前と比較して増えたと答えており、アクティブシニアのデジタル行動を加速化させているきっかけにもなっているようです。
②「ニュースを読む」「無料動画・SNSの閲覧」「友人・家族との会話」等のオンライン化が加速。
オンラインで行うことが増えたことの一位は「ネットニュースを読む」(60.9%)。他に「無料動画を見る」(27.6%)、「SNSを読む」(25.4%)、「アプリで家族・友人とやり取りする」(23.7%)が挙げられています。ネットショッピングは約1割が増えたと答えていますが、意向で見ると25.3%で4人に1人が今後オンラインショッピングが増えそうと回答。リアルな行動が制限される分、様々な行動がシニアの生活においてもオンラインに移行しそうです。
③日用品は店頭、ネットでは巣ごもりを充実させる商品を購入
新型コロナウイルスの流行がきっかけで購入したものを見てみると、店舗では「衛生商品」「食品」「日用消耗品(紙類)」がいずれも約4割でダントツのトップ。逆にインターネットで購入したものを見ると、「その他」(28.7%)が一位になりました。具体的な自由回答を見てみると、「カメラ/レンズ(70代前・後半/80代後半 男性)」「画材(70代前半 女性、80代前半 男性)」「ウクレレ(60代前半 男性)」「カラオケマイク(60代後半 男性)」など、家での生活を充実化できそうなものが数多く挙げられていました。すぐに必要な日用品は店舗、巣ごもりを充実させる商品はインターネットで購入する傾向が見られました。
④新型コロナをきっかけに「家族を大切にしたい」「家での時間を充実させたい」「健康のため運動をしたい」
新型コロナウイルスが広がる前と比べて「家族を大切にしたい」(53.3%)気持ちが高まっています。その他、「家で過ごす時間を充実させたい」(46.3%)、「健康のために運動をしたい」(46.1%)気持ちが高まっており、家族とのコミュニケーションをサポートするものや、健康的なライフスタイルの質を高める知恵や商品・サービスに注目が集まりそうです。
⑤新型コロナウイルス終息後、したいことの上位は「国内旅行」「友人・仲間に会う」「外食」。男性よりも女性の方が終息後様々なことをしたい気持ちが強い。
新型コロナウイルスが終息したら、「国内旅行」(69.1%)がしたいことの一位になりました。他は「友人・仲間に会う」(58.1%)、「外食する」(47.6%)が続きます。全般的に男性よりも女性の数値が高く、新型コロナが終息したら様々なアクティビティを行いたい気持ちが高いことがわかりました。
(以上)
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