サステナビリティ時代に営業を変える~エイカレ2021大賞チーム決定!~
「言いにくい」問題の共有、営業同行のマッチング制度など、多様性・自律性が2021年度の特徴
異業種営業変革プロジェクト「新世代エイジョカレッジ(エイカレ)」(事務局:株式会社チェンジウェーブ、東京都港区)は、2021年度のアワード、エイカレサミットを実施。大賞に中外製薬株式会社、審査員特別賞に日本イーライリリー株式会社を選出しました。
■新世代エイジョカレッジ(以下、エイカレ)とは
企業で働く営業女性(エイジョ)が、会社や業界の「当たり前」を崩す働き方、営業モデルの創出に取り組むプロジェクトです。2014年のスタートからのべ137社、837人が参加しています。企業ごとのチームでエントリーし、参加者には課題解決策の実証実験が課せられます。
エイカレサミットはその最終発表の場となり、ファイナリスト4チームの中から有識者と企業経営層からなる審査会で大賞を決定します。
【大賞】
●チーム:ぎぶみー5(中外製薬株式会社)
●実験内容:不妊治療の悩みが「言いづらい」という現状を破壊し、属人化しない営業を目指すための施策を実施。
●審査員講評:佐藤博樹教授(中央大学大学院 戦略経営研究科)
育児と家事の両立支援は整ってきたと言える中、不妊治療という、見えにくい課題にアプローチしたことを評価した。「他人に言いにくい」ことを言える職場づくりは、介護や病気治療、家庭の問題など、多様な人材が働く職場でより継続的な支援を必要とする課題にも転用できる可能性を感じる。
【審査員特別賞】
●チーム:More Lilly(日本イーライリリー株式会社)
●実験内容:部下は上司から教わるものという当たり前を壊し、MR自身が教わりたい人、営業同行者を“主体的”に選ぶ「マッチングLilly」システムを導入。
●審査員講評:白河桃子氏
これまで「与えられるもの」であった育成機会を、本人の意思で「選択できる」機会に転換した点が素晴らしかった。変化の激しい時代にあっては、上司が答えをすべて持っているとは限らず、自ら学ぶという姿勢(自律型人材)が益々求められていく。時代にマッチした施策だと感じた。
今年度は女性特有の悩みに着目した、「妊活」を言いづらい職場を変える働き方改革や、営業の属人化を防止し女性の長期雇用に繋げる施策など、フェムテックにも通じる女性ならではの視点が盛り込まれる一方で、キャリアも働き方も「自分で選択する」という自律的なキャリア構築に繋がるような実証実験が目立ち、サステナブルに働くための意識の変化、営業の「今」を色濃く反映した営業変革の試みが各社で実施されました。
■審査員
佐藤博樹氏(中央大学大学院 戦略経営研究科 教授)
白河桃子氏(昭和女子大学客員教授、相模女子大学大学院特任教授、東京大学大学院情報学館客員研究員)
太田彩子氏(営業部女子課の会 代表理事・Founder、株式会社ベレフェクト代表取締役)
川村美穂氏(経済産業省 経済産業政策局 経済社会政策室 室長)
企業審査員7社
※エイカレ公式サイト https://eijyo.com
※エイカレ2021 実証実験サマリ
https://eijyo.com/report/summit2021.html#result
【ご参考記事】
- 営業女性が社会変革を起こす!~異業種変革プロジェクト「エイカレ」サミット開催(2/22火)~
- 営業女性を企業の変革エンジンに~異業種変革プロジェクト「エイカレ」Work Story Award 2021受賞~
【事務局】
株式会社チェンジウェーブ
info@changewave.co.jp
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