業界初!定額制オーダーメイド酵素ライブラリ作製サービス『digzyme Custom Enzyme Lab』提供開始

digzyme

株式会社digzyme(本社:東京都港区/ 代表取締役:渡来直生/ 以下、digzyme)は、2025年5月21日、独自のin silico酵素デザイン技術を活用した定額制(サブスクリプション方式による課金)によるオーダーメイドライブラリ作製サービス『digzyme Custom Enzyme Lab』(以下、本サービス)を開始いたします。

(※本リリースタイトルの「業界初」は、自社調べ(2025年4月/酵素メーカーにヒアリング実施)。酵素関連サービスのうち、「酵素の探索・設計・スクリーニング・製造スキーム設計を一貫して提供するBtoB向けソリューション」として。 [特許出願中] )

本サービスのコンセプト

本サービスのコンセプトは、お客様の製品開発段階において使用を検討する酵素の選択肢を、市販の酵素製品ラインアップに固執することなく、新規酵素を含む幅広いライブラリに広げ、そこから目的に最も適した酵素を見つけ出し、技術革新を起こすことです。このコンセプトに基づき、digzymeはお客様のご要望に応じた酵素ライブラリを開発し、精製酵素サンプルを定期的に提供します。これにより、今まで実現が難しかった新たなイノベーションを起こす可能性を高めることができるように設計いたしました。
本サービスは、お客様の製品開発のための新規酵素ライブラリおよび評価用酵素サンプルの提供を行うという、食品業界初の取り組みです。
「世界を変える酵素を迎えに行こう」を掲げてきたdigzymeが、創業以来培ってきた技術と知見をもとに、次の時代にふさわしい酵素開発の新しいカタチをお届けします。

型にとらわれないユニークな新規酵素を使った、お客様独自の新製品開発・課題解決が可能に!

本サービス開発の背景

市販の酵素製品ラインアップでは期待する効果が得られないお客様や、酵素を用いた製品開発の初期段階において低コストで最適な酵素を探索したい企業のニーズに応えるために、本サービスを開発しました。

従来の方法では、既存の酵素製品の中から目的の化学反応を触媒する酵素を見つけることが困難な場合、目標とする製品開発を実現するためには自社で酵素開発を行うか、外部委託によって目的の反応を担う酵素(「新規酵素」)を開発してもらうことが一般的な選択肢とされていました。しかしながら、その実現に関しては次のようなハードルが存在します。

1)新規酵素の開発コスト、そして2)酵素開発のための要点定義の明確化、です。

以前よりどちらも、新規酵素の活用による技術革新の実現に対して大きな壁となっており、従来のランダムなスクリーニングによる酵素探索手法や現在のin silico技術では解決することが非常に困難でした。

しかし、digzymeの提供する本サービスによって、これらのハードルが下がることで、お客様は新規酵素を活用しやすくなり、技術革新を加速できるようになります。

サービスの特徴

①迅速でユーザーフレンドリーな酵素設計                                                                                                                                           

「従来の酵素製品ではなく、もっと新しい酵素を活用して自社の製品開発を進めていきたい」「しかし、酵素のイメージは明確ではない」というお客様のニーズに対して、digzyme独自のin silico技術を活用することで、具体的な酵素のイメージが明確ではなかったとしても、お客様のご要望に沿う酵素ライブラリを迅速に設計することが可能になります。

また、ユーザーフレンドリーなプラットフォームであることも魅力です。従来の酵素探索の手法では、ランダムなスクリーニングで場当たり的に得られたパラメタを整理するか、系統樹解析やSSN解析を用いて系統的な多様性の中から適度なばらつきを以て選択するのが一般的で、酵素の特性パラメタを予測して開発していくことが困難でした。本サービスでの手法では、各酵素間の配列類似性より計算したn次元座標を基本とし、お客様が任意の機能パラメタをインタラクティブに選択できるようにいたしました。これにより、酵素の特性を可視化し、俯瞰することができ、直感的に使いやすいプラットフォームとして、迅速な技術革新をサポートします。

②一貫したサービス提供

digzymeがお客様のご要望に応じたライブラリの酵素の発現から精製までを一貫して行い、契約期間中は精製酵素サンプルを定期的に提供します。これにより、お客様の自社製品や素材開発をより具体的に後押しする技術サポートを実現します。

現在、in silico技術を使った新規酵素探索サービスを提供している企業も存在していますが、それらが提供しているのは酵素の配列情報であり、実際の精製酵素ではありません。そのため、提供された配列情報を用いて対象の酵素を自社で発現するか、外部に発現を委託しなければならず、実際に製品開発に至るまでにはこれまで多くのハードルがありました。しかし本サービスにより、digzymeが提供する精製酵素サンプルを活用することで、それらのハードルが解消され、新しい酵素による技術革新が現実のものとなります。

③柔軟でインタラクティブな

開発調整 

サンプル提供期間中は、digzymeからの酵素サンプル提供とお客様による評価フィードバックのサイクルを繰り返すことで、候補酵素の入れ替えが可能です。

このサイクルを通じて酵素開発の方針を柔軟に調整できるため、目的とする酵素の取得期間短縮を狙うことができます。

具体的には、既知の酵素データを事前に入力し、実証済み酵素のパラメタをフィードバックすることで、次に検証すべきサンプルの目星を直感的につけることが可能です。こうした仕組みにより、本サービスはインタラクティブなプラットフォームとして機能します。

利用方法

月額定額制でサービスを提供し、契約期間中に定期的に精製酵素サンプルをお届けします。 詳細な利用手順や料金体系については、弊社ウェブサイトをご参照ください。

法人向け案内

食品メーカー様向けに、酵素探索(digzyme Moonlight™)、酵素改変(digzyme Spotlight™)、Non-GM酵素探索(digzyme Express™)など、さまざまなin silico酵素開発基盤も取り揃えております。

本件に関するお問い合わせ先

メディア関係者様向けに、サービスの詳細な説明の機会を提供しております。取材をご希望の方は、下記お問い合わせ先までご連絡ください。

【お問い合わせ先】
株式会社digzyme 広報担当: 高野槙子

メール: takano.makiko@digzyme.com

公式ウェブサイト: https://www.digzyme.com/

株式会社digzymeのプレスリリース一覧: https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/50097

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会社概要

株式会社digzyme

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URL
https://www.digzyme.com
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区虎ノ門二丁目2番1号 住友不動産 虎ノ門タワー6 階 Room4
電話番号
-
代表者名
渡来 直生
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2019年08月