イノベーションで「抹茶」を変える「CUZEN MATCHA(空禅抹茶)」がシリーズAで7億円の資金調達を完了
業務用 抹茶マシンの独自開発で、海外 および 訪日外国人観光客の抹茶体験を加速
「CUZEN MATCHA(読み:くうぜんまっちゃ)」を運営するWorld Matcha株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:塚田英次郎)の米国親会社であるWorld Matcha Inc.(本社:米国カリフォルニア州サンマテオ市、CEO:塚田英次郎)は、デジタルガレージグループをリード投資家としたシリーズAラウンドの最終クロージングを実施し、当初の目標額であったUS$ 5M(約7億円)の資金調達を完了したことをご報告いたします。今回調達した資金で、現在開発中の業務用抹茶マシンの開発・導入を推し進め、海外のみならず、インバウンド客の多い日本のカフェ、レストラン、宿泊施設での抹茶メニューの提供ニーズに応えると同時に、組織づくりを実施いたします。
( Cuzen Matcha 日本公式サイト https://jp.cuzenmatcha.com/ )
日本人にとって大切な「お茶」ですが、日本国内のリーフ茶消費量は減少を続けています。一方、海外へ目を向けると、健康志向や日本食への関心の高まりから、抹茶を含む粉末茶の需要が拡大。お茶の輸出量はこの10年で約2倍強、令和4年の輸出額は過去最高の219億円*を達成しています。世界の緑茶市場は、2028年までに261億6,000万ドル**に達すると予測されるなど、ますます需要の高まる「 抹茶 」ですが、誰もが手軽に取り入れるにはいくつかの課題があります。そこでわたしたちは「粉で流通」させるのがあたり前だった抹茶を、茶葉(碾茶:てんちゃ、抹茶の原料となる茶葉)の状態でお届けし、その茶葉を誰もが簡単においしく飲むために、抹茶マシンを開発しました。さらに、これまでの家庭用 抹茶マシンに加え、現在開発中の業務用 抹茶マシンをお届けすることで、人員不足に悩む飲食店・宿泊施設でも、本格的な抹茶の提供が可能になります。わたしたちは、「 抹茶マシン 」と「 茶葉での流通 」により、国境を超え世界中のお客様と高品質な茶葉を生産する日本の茶農家をつなぎ、日本のお茶産業に貢献します。(現在、世界22か国へ出荷中)
(**Green Tea Market Size and Share to Exceed US$26.16 Billion by 2028, Per New Research.)
■各投資家からのコメント
*ファーストクロージング以降に出資いただいた方のコメント(順不同)
株式会社熟と燗 代表取締役会長 / 京都大学経営管理大学院 特別教授 御立 尚資 氏
スタートアップの成否を分けるのは、ビジネス戦略そのものよりも、起業家のパッションと能力だと思います。塚田さんがお茶という文化に対する深い経験と思いを持って、米国でトライし始めてから、応援させてもらっています。ようやく吹き始めた追い風を、必ずや活かし切ってくれると信じています。
株式会社ヴァーヴ・コーヒー・ロースターズ・ジャパン 代表取締役 岩田 洋一郎 氏
CUZEN MATCHAを初めて知った時、シンプルに磨かれたコンセプトとビジネスモデルに強い感銘を受けました。それまで体験したことがない碾きたての抹茶を試したいという欲求で、すぐにオンラインで購入しました。実際に使ってみるとやはり挽きたての抹茶は期待以上に爽やかで風味が強く、事務所で毎日のようにスタッフやお客様と楽しませていただいています。私は米国発のコーヒーショップを経営しており、同じ飲料嗜好品ビジネスでチャレンジをされる塚田さんを微力ながら応援したく、投資をさせていただきました。抹茶は我々の米国のパートナーの店舗でも非常に人気があり、今後ますますの成長が予想されます。このような背景からも、一般消費者向けだけでなく、業務用領域にもとても大きなポテンシャルがあるので、ますますの飛躍を確信しています。
サイボウズ株式会社 元副社長 / 組織風土コンサルタント 山田 理 氏
サントリー時代からのお付き合いですが、40代で自身の信念を貫き、覚悟を決めて独立し、世界にチャレンジする塚田さんの姿を間近でみていて、いつも勇気と力をいただいていました。日本の最も伝統的な文化の一つである抹茶を大衆化し、世界に日本の文化とともに広げるという壮大なビジョンは、塚田さんだからこそできることだと信じています。今回、少額ではありますが株主として仲間に加えていただけてワクワクがとまりません。Thank you so MATCHA!
株式会社永谷園ホールディングス 代表取締役社長 永谷 泰次郎 氏
永谷園の祖は、江戸時代に煎茶の製法を発明した永谷宗七郎
(宗円)。宗七郎が煎茶の製法を全国に広めたことで、庶民がおいしいお茶を手軽に飲めるようになりました。塚田氏が開発したCuzen Matchaもまた、お茶の歴史を塗り替える画期的な発明です。塚田氏の新価値創造にかける情熱は私たちの企業理念「味ひとすじ」精神に通じるものがあり、この度出資に至りました。塚田氏がグローバルに挑戦する事を心から応援したいと思います。
■代表 塚田英次郎のコメント
お陰様で、昨年末で 家庭用抹茶マシンの全世界 累計販売台数は7,000台を超え、抹茶リーフは月間 6万杯ほど提供させていただけるようになりました。また、現在開発中の業務用マシンは、これまでに、京都のHOTEL THE MITSUI KYOTOさま、並びに、米国・サンフランシスコのRitual Coffee Roastersさまでテストさせていただき、現在は、量産化に向けた準備を進めております。今回、新たに加わってくださった投資家の皆様のお力をお借りしながら、今後ますます、日本の抹茶を世界へ広めて参ります。
■わたしたちとともに挑戦する仲間を募集しています
シリーズAでの資金調達が完了し、これからは「1→10」フェーズにシフトします。ここでは、現在開発中の業務用抹茶マシンを2024年下期にローンチさせ、事業成長を加速させていきます。
この新たなステージに向かうわたしたちと一緒に、挑戦を楽しみ行動してくれる仲間を募集します。
■CUZEN MATCHAとは
Cuzen Matcha(空禅抹茶)は、飲料メーカーでペットボトル茶飲料の開発をしてきた創業者が「より美味しいお茶をお客様へ届けたい」との思いから生まれた抹茶ブランドです。茶葉本来の味を楽しんでいただきながら、日本のお茶生産者や地球環境にも好循環を生むお茶ブランドを目指し、2020年10月 米国カリフォルニアにて事業を開始。日本市場には2021年7月にアメリカからの逆輸入ブランドとして登場しました。
業務用 抹茶マシン
より早く、より多くのお客様へ抹茶を提供したいという業務店さまからのご要望にお応えし開発。家庭用抹茶マシンよりスピードや挽く抹茶の量にバリエーションをもたせた業務用抹茶マシン。海外での利用はもちろんのこと、日本滞在中に日本らしい体験をしたいという訪日外国人観光客の抹茶が多いホテル、レストラン、カフェ、バーでの抹茶メニュー提供を支えます。
■World Matcha株式会社について
名 称 World Matcha 株式会社
所在地 〒153-0043 東京都目黒区東山3−1−19 メゾン池尻大橋607
設 立 2019年2月19日
代表取締役 塚田英次郎
公式HP https://jp.cuzenmatcha.com/
沿 革
2019年 1月 World Matcha Inc. 設立
2019年 2月 World Matcha 株式会社 設立
2020年 1月 「CES2020 Innovation Awards Honoree」受賞
2020年 6月 「San Francisco Design Week Awards 2020 Future of Foods」受賞
2020年 8月 「Dezeen Awards 2020 Design Longlist」受賞
2020年 10月 アメリカ全土にて「 CUZEN MATCHA 」販売開始
2020年 11月 「TIME's Best Inventions of 2020」受賞
2021年 3月 「Esquire Home Design Awards 2021」受賞
2021年 7月 日本にて発売開始
2021年 10月 「グッドデザイン賞」受賞
2022年 11月 越境ECにより、新たに5カ国へ出荷を開始
(オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、シンガポール、イギリス)
2022年 12月 新たに6カ国へ出荷を開始
(フランス、ドイツ、オランダ、ベルギー、デンマーク、アイルランド)
2023年 3月 新たに4カ国へ出荷を開始
(香港・イタリア・台湾・アラブ首長国連邦(ドバイ、アブダビ))
2023年 8月 新たに5カ国へ出荷を開始
(メキシコ、フィリピン、ポルトガル、スペイン、スイス)
2023年10月 「A Good Housekeeping 2023 Coffee and Tea Awards」受賞
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