DXやビジネスアジリティ向上の鍵を握る「アジャイルのカタ」、日本初の認定研修(日本語)を提供開始
アジャイル導入の課題を解決する新たなアプローチ「アジャイルのカタ」がいよいよ日本でも本格始動。日本人認定トレーナーによる認定研修の提供を5月より開始します。

世界のアジャイル実践者が注目する「アジャイルのカタ(Agile Kata)」がいよいよ日本に本格上陸 ── サーバントワークス株式会社(本社:神奈川県相模原市、代表取締役:長沢 智治)は、その学習と実践の場を「認定研修」として提供します。また長沢智治が認定トレーナーとして日本人で初めて認定されました。日本語での認定研修が可能になったことで、国内のアジャイル実践者や変革リーダーたちが自分たちの現場に即した形で「アジャイルのカタ」を学び、実践できる環境が整いました。
「アジャイルのカタ」とは?
DXや組織変革が叫ばれる中、多くの企業が「アジリティ」や「アジャイル」を掲げながらも、その本質的な実践に苦戦しています。フレームワークを導入しただけでは文化は変わらない ── そんな現場のジレンマに対して、「アジャイルのカタ」は根本的なアプローチを提示します。
「アジャイルのカタ」は、『トヨタのカタ』として知られるトヨタに根付いたルーティンである「改善のカタ」と「コーチングのカタ」に着想を得たJoe Krebs氏が考案した継続的な改善と組織変革のための共通パターンです。手法ではなく、「行動様式」を変えることでチームから組織全体までアジリティを内在化させていくことが可能です。これによりアジャイルの価値観や原則を日々の実践の中で繰り返し実践することで、プロセスやフレームワークに依存せずに本来のアジリティを追求できます。
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共通パターン「カタ」による多すぎるプロセスやツールからの解放
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科学的思考に基づく改善ルーティンの実践と定着
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フレームワークに依存しない柔軟な適応性
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フレームワークを活かすための適応力の強化
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本来のアジャイル思考の獲得と定着
形式から本質へ。アジリティとは実践と学習によって育てるものです。トヨタに根付いたルーティンは日本国内の組織にこそフィットする「カタ」として活用できるでしょう。
詳しくは、このたび新設したアジャイルのカタ 日本語サイトをご覧ください。

日本での展開と日本人の認定トレーナー
今回、日本での正式な展開にあたり、国内初のAgile Kata Pro認定トレーナーとして、弊社代表の長沢智治が認定されました。この認定は、Agile Kataの理論と実践に精通し公式トレーニングを実施する能力が認められた者にのみ与えられる資格です。
長沢智治は、アジャイルやDevOpsの実践的な支援を行う「アジャイルストラテジスト」として、日本国内での伴走支援や独自の研修、認定研修を実施しています。長沢智治は、2021年より「アジャイルのカタ」ホワイトペーパーの日本語訳を担当し、Joe Krebs氏とさまざまな取り組みで関わってきました。伴走支援サービスにおけるプロセス改善、イニシアティブの実践など、スクラムやEBMなどのフレームワークの導入、定着化だけでなくあらゆる業務改善において「アジャイルのカタ」を用いた支援活動を行ってきました。伴走支援を通じて共に取り組んだクライアント様からは「これは失敗しないやり方だ」、「いつでもどんな状況からでも始められる」、「今ではほとんどの施策をこのパターンで実施している」とコメントをいただいています。
アジャイルのカタ考案者のJoe Krebs氏からの推薦
「私は、長沢智治さんをアジャイルのカタ認定トレーナーとして、日本におけるアジャイルのカタのムーブメントの先駆者として推薦できることを嬉しく思います。彼は、2020年にホワイトペーパーの翻訳に手を挙げてくれるなどアジャイルのカタの初期から共に活動してきました。それ以来、彼は私にとって親しい協力者であり続け彼の継続的な改善とアジャイルの卓越性へのコミットメントに深く敬意を抱くようになりました。彼は認定トレーナーとして相応しい信頼性、明瞭性、真正性をもって日本にアジャイルのカタを紹介しています。グローバルな思考とローカルの文脈を橋渡しする彼の能力は働き方を進化させたいと考えている組織にとって理想的なガイドとなるでしょう」
Agile Kata Pro認定研修コースについて
Agile Kata Pro認定研修は、参加型の演習中心のトレーニングコースで、受講者はアジャイルのカタとアジャイルコーチ、ビジネスリーダー、アジャイルチームの責務と取り組み方について深い理解を得ることができます。アジャイルのカタにより、自らが実践し、他者にも実践を促し、よりよい仕事へのアプローチにつなげることができます。認定研修は、1日間コースとして提供されます。研修修了後の認定試験に合格することで、Agile Kata Pro Foundation認定を取得できます。
カリキュラム概要:
・問題領域の特定
・改善のカタとコーチングのカタ
・アジャイルの価値観と原則
・価値の計測
・アジャイルコーチングとリーダーシップ
・アジャイルのカタ
・アジャイルのカタの実践的なケーススタディ
受講対象者:
・アジャイルコーチ、スクラムマスター
・DX推進者、組織変革リーダー
・形式化されたアジャイルに限界を感じている現場リーダーやチーム
・アジリティやアジャイルに関心のある全ての方

日本国内では、受講しやすい2つの形式で認定研修を実施いたします。
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オープン研修
おひとり様から参加できる公開の集合研修です。異なるバックグラウンドの受講者が参加し、多様な考え方や捉え方とともに理解を深めることができます。月1回ペースで実施を予定しています。 -
プライベート研修
一社(個社)研修として実施します。チームや組織で同一内容の研修を受講することで共通理解と共通認識を醸成し、現場で即実践につなげていただけます。各社よりお問い合わせいただき実施日程や実施形態を確定したのちに開催いたします。
オープンコースの開催について
認定研修の日本開催においては、日本の現場をよく知る日本人の認定トレーナーが、日本語のコンテンツを用いて実施することが効果的です。
開催日程:
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2025年5月22日(木)〜 23日(金) 13:00 - 17:00 《オンライン 8時間》
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2025年6月19日(木)9:00 - 18:00 《オンライン 8時間》
※ 特別割引料金にて提供(4月15日 13時よりお申し込み開始)
※ 以降、月1回ペースで開催予定
▶︎ 詳細および参加お申し込み: https://agilekata.jp/
アジャイルのカタ考案者から日本の皆さんに向けたメッセージ
「こんにちは、アジャイルのカタ(Agile Kata)の考案者のジョー・クレブスです。アジャイル・カタは、アジャイル思考と実践を通じて継続的な改善を促すことを目的とした共通のパターンです。その起源はトヨタのカタ(Toyota Kata)にあります。(中略)アジャイルのカタは、これらの原則をビジネスのアジリティの世界に持ち込み、組織が変化に対応し、継続的に改善していくことを支援します。
小規模ではアジャイルチームのチームプロセス改善を支援し、大規模では文化の変革、最新のリーダーシップ開発、ビジネスのアジリティの向上を支援します。(中略)皆さんの取り組みを支援するために、私たちはAgile Kata Pro認定研修コースを作りました。これは、個人や組織が実践を通じて高いアジリティを身に付けることを目的とした、ダイナミックな学習と認定のプログラムです。(中略)日本は長きにわたり、カイゼンの世界的象徴であり、アジャイルのカタは日本の革新と卓越の精神に自然に適合するものであると、私は強く信じています。(後略)」
会社概要

会社名: サーバントワークス株式会社
所在地: 神奈川県相模原市
代表者: 創業者兼代表取締役 長沢智治
設立: 2020年2月
事業内容: アジャイル、DevOps、EBM(エビデンスベースドマネジメント)、アジャイルのカタ、組織開発の伴走支援サービスおよび研修の提供
お問い合わせ先
サーバントワークス株式会社
E-mail: contact@servantworks.co.jp
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