AIとの対話が生む新しい学びの体験
学生の「問い」が授業を創る革新的な学習スタイルを武庫川女子大学で実践
"世界に「0」をONする会社"をスローガンに掲げる株式会社コンピュータ技研(以下、コンピュータ技研)の代表取締役である松井佑介は、7月3日に武庫川女子大学において、AIを活用した革新的な授業スタイルを実施いたしました。
この取り組みは、コンピュータ技研も参画する、若者と中小企業が共に未来を創る「ミライ企業プロジェクト(通称:ミラプロ)(本部:大阪府大阪市、代表:佐々木研)」の活動の一環として実施されたもので、学生が主体となってAIに問いを投げかけることで授業が進行する、全く新しい教育アプローチです。
実施背景
従来の「教える・教わる」の一方向的な教育から、学習者の主体性と創造性を引き出す双方向的な学びへ。AIの普及により教育現場でも変革が求められる中、「AIが教える」のではなく「AIと共に学びを創る」新たな教育の可能性を探求しました。
革新的な授業スタイルの特徴
◆ AI講師「AI松井」による対話型授業
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松井の価値観や語り口をベースに生成された「AI松井」が授業を担当
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学生からの問いにAIが応答し、講師が補足・深化させる形で進行
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構成のない状態から問いによって生まれる「ライブ型授業」を実現
◆ 学生主導の探究プロセス
授業では以下のような深い問いが学生から生まれました:
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「AIに仕事は奪われるのか?」
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「100年後の社会はどうなっているか?」
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「愛とは何か?」
特に「AI=“愛”」という言葉遊びが生まれた瞬間、教室が沸き、「AIを通じて“人と人とのつながり”を考える」学びの場へと変容しました。
◆ 予想外の展開と学習効果
授業の最後には、AIが学生との対話内容を要約し、「希望ある未来の物語」として返すという予想外の展開も。
このプロセスを通じて、「答えを求めるのではなく、新たな問いを共に生むこと」そのものが学びであるという本質が浮き彫りとなりました。
学生の問いが学びと物語を同時に生み出す、新たな学習体験が実現されました。

参加者・関係者の反応
今回の授業の内容を松井が自身のSNSで発信したところ、教育関係者や企業の人材育成担当者から高い関心が寄せられています:
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「問いがないと始まらない構造が、学生の主体性を自然に引き出していた」
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「講師も学生も予測不能な展開にワクワクしていた。これは全員参加型の未来の授業」
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「AIの返答を待つ時間にこそ、深い思考が生まれる。こんな授業を体験してみたい」
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「学問の本質が詰まっている。問いを通じて学ぶ構造に深く共感しました」
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「AIの返答が気になって、思わず考えて問いを立てたくなる。こんな授業、もっとやってみたい
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「集団で壁打ちしているような感覚。クラスごとの色が出そうで面白いですね」
今後の展望
本実践は「AIと共に学びを創る」教育のプロトタイプとして位置づけられます。今後は以下の展開を予定しています:
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他大学・高等学校での実践展開
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企業研修への応用
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地域探求学習での活用
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問いを起点とした共創型教育の普及
ミライ企業プロジェクトについて
2013年から全国で展開されているイノベーション・プラットフォーム。「企業規模」ではなく「理念の実現」に焦点を当てて活動する地域企業を"ミライ企業"と定義し、若者とともに未来を創ることを目指しています。大学・行政・企業が連携し、理念に共感し合える関係性と学びの場を提供しています。


世界に「0」をONする会社(株式会社コンピュータ技研)
株式会社コンピュータ技研は大阪、横浜、佐賀、沖縄・石垣島、静岡県伊東にオフィスを構えるIT企業です。
ソフトウェア開発、インフラ環境構築などの各種システム開発に加え、オープンイノベーションや共創の考えのもと既存システム開発領域に限らない事業展開(ソーシャルビジネスの企画・立案など)を行っております。
また、人事制度においては、会社の理念に対して、社員自身ができる貢献や実現したいキャリアと向き合い、それを会社にプレゼンすることで、会社から投資=給与を引き出す「自己申告型の給与制度=オーナーシップ制度」を導入しております。
また、地方の拠点では地域や社会との新しいつながりをデザインするため、書店や図書館、レンタカーの運営を行っています。
【参考リンク】
ミライ企業プロジェクト公式サイト:https://miraikigyou.com/about/
ミライ企業プロジェクト公式サイトに掲載されている授業レポート:https://miraikigyou.com/news/2648/
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