横浜人形の家「ヒロタサトミ 記録と記憶 創作人形ができるまで」
現代創作人形作家・ヒロタサトミ。
日本において球体関節人形制作を世に広めた一人・四谷シモン氏に師事したヒロタは、コロナ禍の全世界的な閉塞感のなかで、師が生涯をかけて編み出した独自の人形制作技法が失われてしまう危機を感じていました。
2021年8月11日、ヒロタは人形制作の作業過程をSNSで発信し始めます。四谷シモン氏が雑誌で語っていた記録や自身の記憶を頼りにスタートした人形制作技法の再現は、まるで新大陸発見の大航海のような終わりが見えない作業日記となり、1年以上続くことになりました。
本展は、総合芸術ともいえる創作人形作品が完成するまでの制作過程を、完成した作品とともに鑑賞/追体験する展示となります。ヒロタ自身が納得できる人形作品をこの世に誕生させるべく、日々奮闘し、時には停滞する様子を俯瞰/時系列で追うことができるでしょう。また、これまでに制作した人形作品も数点展示いたします(一部販売も予定)。
*会場内はスマートフォンや携帯電話のみ撮影OK /大型の一眼レフカメラやミラーレスカメラでの撮影およびフラッシュ撮影、作品に触れられるような距離での撮影はNG(作品保護および他の来場者への配慮のため)
【展示概要】
会期/2023年9月16日(土)~11月19日(日)
時間/9:30~17:00 *最終受付16:30
会場/横浜人形の家2階多目的室
観覧料/大人700円・小中学生350円 *入館料(大人400円・小中学生200円)含む、同時開催の企画展の鑑賞には追加料金が必要
休館日/毎週月曜日 *月曜日が祝日の場合は開館し翌火曜日が振替休館
協力/公益財団法人 鎌田共済会、ビリケンギャラリー
【作家プロフィール】
エコール・ド・シモンにて四谷シモン氏に師事。2005年、2019年、2022年にビリケンギャラリーにて個展、ほかアートギャラリーにてグループ展など展示多数。2015年よりドレスメーカーmidinette minuitとファッションドール「Yvonne」を製作。著書『人形寫眞文庫 ヒロタサトミ』(平安工房)のほか『Dollybird』(HOBBYJAPAN)等掲載誌多数、TVK「関内エビル」にてYvonneが MC担当中。
【関連イベント】
2021年に当館で開催された写真展も記憶に新しい人形写真家・田中流さんによるフォトワークショップです。展示会場の人形作品や当館収蔵作品を被写体に、人形撮影の基本を田中流さんにレクチャーいただきます。「一眼レフカメラを持っているけど上手く撮れない…」といった初心者の方が対象となります。
日時/①9月23日(土)14:00~16:00 ②9月24日(日)10:00~12:00 ③9月24日(日)14:00~16:00
参加費/4,000円 *本展の当日チケットも必要です
定員/各回5名
対象/中学生以上
持ち物/デジタル一眼レフカメラまたはミラーレスカメラ、カメラレンズ、記録メディア、カメラバッテリー(フル充電したもの)*カメラの貸出はありません
申込/当館ホームページにて8月26日(土)10時より事前申込開始 *各回先着制
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