特許検索競技大会の問題に「サマリア」が挑戦。集合上位100件について85%以上の再現率を達成!/ 導入実績360社超を誇る中小企業向け知財管理システム「root ip クラウド」とサービス連携を開始

「調査支援ツール」の精度を検証〜電気・機械・化学・医薬の全分野において再現率85%以上(集合上位100件)の検索集合作成精度を確認!サービス連携第2弾。「考える」業務と「管理する」業務をシームレスに

パテント・インテグレーション株式会社

「調査支援ツール」の精度の検証・サービス連携第2弾

 パテント・インテグレーション株式会社(本社:東京都、代表取締役CEO・弁理士:大瀬佳之)は、2024年5月27日に、特許情報サービス事業者として日本初となるAIエージェント(※)を搭載した特許読解支援アシスタント「サマリア」を提供しております。

(※拒絶対応を支援する「拒絶支援機能」において、ワークフロー型AIエージェントとして提供)

 多数の基本特許を保有するとともに、角渕 由英 氏(弁理士法人レクシード・テック パートナー弁理士・博士(理学))川上 成年 氏(株式会社知財デザイン 代表取締役/弁理士)など、第一線で活躍する実務家の方々と連携し、他社に先駆けた先進的な機能の開発・提供に取り組んでおります。

 この度、角渕 由英 氏監修のもと開発した「調査支援ツール」を用いて「特許検索競技大会」の過去問題に挑戦いたしました。

 さらに、弁理士であり、株式会社root ip代表取締役の大倉 昭人氏の実務経験をもとに開発された、導入実績360社超を誇る中小企業向け知財管理システム「root ip クラウド」とサービス提携しましたことをご報告いたします。 

1. 特許検索競技大会の問題に「サマリア」が挑戦 

 当社が2025年末にリリースしたサマリアの「調査支援ツール」について、「想像以上に精度が高い」「実務でそのまま使える」といった驚きの声を、多くのユーザ様よりいただいております。

 そこで今回、サマリアの調査能力を客観的に検証するため、2024年度 特許検索競技大会の実問題を用いた検証を実施しました。

 本記事では、サマリアの調査結果をベンチマークデータとともに公開するとともに、特許検索競技大会参加者の成績分布を踏まえながら、Perplexity Patents、ChatGPT 5.2 Deep Research、Gemini 3.0 Deep Research による同一タスクの実施結果も併せてご紹介します。

 さらに、現時点におけるサマリアの「調査支援ツール」について、特許検索競技大会の過去問を対象とした再現率・適合率の評価結果も掲載しています。

1:特許検索競技大会とは

 特許検索競技大会は、2007年にスタートした、日本で唯一、特許調査の実務能力を評価する大会です。2013年からは一般財団法人工業所有権協力センター(IPCC)が主催しており、年々参加者・注目度ともに拡大しています。

 なお、競技大会では通常4時間程度を要する調査課題に対し、今回サマリアでは、検索集合作成を10分以内、約2,000件を対象としたスクリーニングを約30分で完了しました。

2:検証内容と実施結果

(1)検証内容

 今回の検証では、2024年度 特許検索競技大会 アドバンストコースのうち、「問2_設問(4)・設問(5)」を対象として調査を行いました。

 設問(4)・(5)は、与えられた調査対象に対して作成した検索母集団の中に、正解特許をどの程度網羅できているかを評価する設問です。すなわち、検索式や検索プロセスの妥当性、ならびに調査支援ツールとしての再現率(網羅性)が問われる内容となっています。

 本検証では、【電気分野】【機械分野】【化学・医薬分野】の3分野を対象に調査を実施しました。

3分野の問題の概要

 各分野について、競技大会の設問内容をもとに調査条件を設定し、サマリアによる検索集合作成およびスクリーニングを実行しています。

(2)結果概要

 人手による特別な操作なしに、【電気分野】【機械分野】【化学・医薬分野】のすべての技術分野において、集合上位100件について再現率85%以上(100件中に正解特許の85%以上を含めることができた)という極めて高品質な検索集合作成ができることが確認できました。

(3)実施結果

【1-1.設問(4)の実施結果(概要)】

 本検証では、サマリアの「調査支援ツール」を用いて以下の2段階で評価を行いました。

① AI検索集合作成

 問題文および図表を入力し、「検索式・検索集合作成」機能により生成した検索集合の上位200件に含まれる正解特許件数を評価。

② AIスクリーニング

 上記で生成した検索集合の上位2000件を対象に、「スクリーニングツール」で査読を実施し、関連度スコア上位200件に含まれる正解特許件数を評価。

 いずれの工程においても、調査観点として問題文を入力する以外の人手による調整は行わず、サマリアが自動出力した結果をそのまま評価対象としています。

設問(4)実施結果

【1-2.設問(4)の実施結果の考察】

AI検索集合作成の結果

 「検索式・検索集合作成」機能により作成された検索集合の上位200件には、すべての技術分野で正解特許を1件以上特定できていることが確認されました。

 ②AIスクリーニングの結果

 「スクリーニングツール」により抽出された関連度スコア上位200件では、再現率85%以上という非常に高い結果が得られました。特に【電気分野】では、正解特許4件すべてを特定しており、モレの少ない検索・選別が実現できていることが確認されました。

 また、上位100件に絞った場合でも再現率の劣化は見られませんでした。実際には、検索集合2000件中に含まれる正解特許は、すべて上位80位以内に特定されています。

【2-1.設問(5)の実施結果(概要)】

 本検証では、サマリアの「調査支援ツール」を用いて以下の2段階で評価を行いました。

③ AI検索集合作成

 問題文および図表を入力し、「検索式・検索集合作成」機能により生成した検索集合の上位10件に含まれる正解特許件数を評価。

④ 対象文献抽出

 上記で生成した検索集合の上位2000件を対象に、「スクリーニングツール」で査読を実施し、関連度スコア上位20件から「対象特許抽出」機能により10件以内で抽出された文献に含まれる正解特許件数を評価。

 なお、実際の検索競技大会の設問(5)では抽出対象が「3件」であるのに対し、本検証では評価の安定性を考慮して上位10件まで条件を緩和しています。

 また、設問(5)は設問(4)と異なり、同一出願人・権利者の特許を除外してカウントするルールであるため、正解特許数が設問(4)と異なる点にご留意ください。

 いずれの工程においても、問題文を入力する以外に人手による出力調整は行わず、サマリアが自動出力した結果をそのまま評価対象としています。

設問(5)実施結果

【2-2.設問(5)の実施結果の考察】

③AI検索集合作成の結果

 「AI検索集合作成」により生成された検索集合の上位10件では、すべての技術分野で正解特許を1件以上特定できていることが確認されました。

 検索集合の初期段階において、すでに正解特許が含まれており、少数文献抽出の前提となる検索集合として十分に高品質であることが分かります。

 ④対象文献抽出の結果

 「対象文献抽出」により抽出された10件以内の文献を評価した結果、分野ごとに以下の傾向が確認されました。

 【電気分野】では正解特許をすべて特定【機械分野】および【化学・医薬分野】では、少数文献に絞り込む段階で再現率が低下しており、「対象文献抽出」については今後の改善余地がある結果となりました。

【2-3.設問(5)の他AIツールとの比較】

 GPT5.2 Deep Researchなど他のAIツールとの結果の比較は以下の通りです。

 なお、サマリアの「調査支援ツール」はコンプリートサーチを目的とするものであるのに対し、GPT5.2 DeepResearch, Gemini3.0 DeepResearchは特許調査を目的とするものではなく、また、Perplexity Patentsもコンプリートサーチを目的とするものではないため、ツールの目的が相違する点を考慮する必要があります。

他AIツールとの比較

(4)総括

 サマリアの「調査支援ツール」は、特許検索競技大会の過去問を用いた検証において、「スクリーニングツール」を用いない場合でも、上位受験者と同等以上の検索集合作成能力を示しました。

 さらに、「スクリーニングツール」によるAI査読を組み合わせることで、適合率・再現率の双方を大幅に向上させ、従来はトレードオフとされてきた検索性能の限界を超える結果を確認しています。

 特に、上位100件規模の検索集合においては、人手による読み込みを前提としない検索としては、極めて高い品質を実現しました。

 一方で、慎重な判断が求められる査読工程については、人手による最終確認を併用することで、実務においてより安心して活用できることも示唆されています。

 本検証を通じて、サマリアが日々の特許調査業務を支援できる実用的なツールであることを確認しました。今後もユーザの皆さまの実務に寄り添いながら、さらなる精度向上と使いやすさの改善に取り組んでまいります。

2.知財管理システム「root ip クラウド」との連携

 この度、弊社サービス「サマリア」と、株式会社root ipが提供する、中小企業向け知財管理クラウドサービスとして多くの企業に導入されている「root ip クラウド」がサービス連携いたしました。

1:知財管理システム「root ip クラウド」とは

 「root ip クラウド」は、弁理士であり、株式会社root ip代表取締役の大倉昭人氏の実務経験をもとに開発された、企業および特許事務所向けのクラウド型知財管理システムです。

 出願・権利化・年金管理などの案件情報を一元管理し、期限や進捗を可視化。実務に即した設計により、直感的な操作性を実現しています

 使いやすさが評価され、導入実績は360社以上(2026年2月時点)。利用継続率は97%(株式会社root ip調べ)と、多くの企業様・特許事務所様に継続してご利用いただいております。

 本連携により、「root ip クラウド」による案件管理・期限管理・業務フロー管理と、「サマリア」による拒絶理由通知書の解析や意見書・補正書案の作成支援を組み合わせた、より実務に即した知財業務支援が可能となります。

 「サマリア」で生成・整理した解析結果や応答方針を、「root ip クラウド」上の案件情報と紐づけて管理することで、検討内容の属人化を防ぎながら、中間処理から権利化、その後の管理業務までを一貫して効率化することができます。

 両サービスの強みを掛け合わせることで、「考える」業務と「管理する」業務をシームレスにつなぎ、知財担当者の判断と実務を力強く支援してまいります。


 当社は今後も、相互に強みをもつサービスとの連携を積極的に推進することで、ユーザ様にとってより価値の高い業務環境を提供し、業務効率の向上をサポートしてまいります。

3.ウェビナーのご案内

 当社では、ユーザ様へのサポートの一環として、月1〜2回のペースでウェビナーを定期開催しております。今後は、より実務に即した「サマリア」の活用方法をご紹介し、日々の知財業務にどのように取り入れていけるかを具体的にお伝えしてまいります。

 本ウェビナーでは、サマリアの各種機能を実際の業務シーンに沿ってご紹介し、サマリアで何ができるのかどこまで業務を支援できるのかを実感いただける内容となっております。

サマリアの可能性を感じていただくとともに、日常業務での活用イメージを持っていただける機会となります。ユーザ様以外の方もご参加いただけますので、ぜひお気軽にご参加ください。

【サマリアウェビナーの御案内】

2月サマリアウェビナー

 【日時】2026年02月19日(木) 15:00-16:00 (1時間の予定)

 【テーマ】サマリアにおける情報解析支援

  ①調査支援ツールによる検索式・検索集合の作成

  ②分類支援機能による対象集合への分類付与

  ③レポート機能による分析(分析報告書の作成)

  ④Notebook LM活用による資料作成

4. パテント・インテグレーション株式会社について

 当社は、知財情報サービスを提供する企業です。

 当社の独創的な取り組みは、公益財団法人りそな中小企業振興財団と日刊工業新聞社が主催、中小企業基盤整備機構と経済産業省中小企業庁が後援する「第37回中小企業優秀新技術・新製品賞・優良賞」、特許庁主催の第4回 IPBASE AWARDSを受賞しており、様々な団体様から広く御評価頂いております。

 また、当社では、経済産業省のグレーゾーン解消制度等を活用した事前確認を実施しており、知財情報サービスベンダーとして、法令遵守の姿勢を一貫して大切にしております。
 知財情報サービス事業者の中でも、グレーゾーン解消制度を適切に活用している事業者は、弊社を含めてごく少数にとどまっています。ツールや事業者をご選定される際には、こうした取り組みもあわせてご考慮いただけますと幸いです。

【主な受賞歴】

・2025年 第27回 中小企業優秀新技術・新製品賞 優良賞受賞

  公益財団法人りそな中小企業振興財団、日刊工業新聞社主催

  中小企業基盤整備機構と経済産業省中小企業庁後援

・2023年 第4回 IP BASE AWARDエコシステム部門 奨励賞受賞

  特許庁主催

 代表取締役CEOの大瀬佳之は情報サービス領域に精通した弁理士かつAIエンジニアです。生成AI利活用に関する新たなアイデアの発明創出から実装、サービス提供まで一貫して行う独自のアプローチで、知財業界に新風を吹き込んで参ります。

 また、Udemyにて「特許の書き方講座」「特許の読み方講座」などの実務家向けの有益なオンライン講座を提供しています。今回、知財情報フェアへの出展を記念して、以下の通り割引クーポンをご提供させていただきます。以下のクーポンよりご購入頂くと割引価格にてご購入いただけます(なお、Udemy for Businessに契約されている会社の従業員は無料でご視聴頂けます)。

提供する情報サービス

  1. サマリア
    AI駆動の高品質特許サマリ作成 https://patent-i.com/summaria

  2. パテント・インテグレーション
    統合特許検索・分析ソリューション https://patent-i.com/

  3. パテント・インテグレーション・レポート
    無料の特許レポートサービス https://patent-i.com/report/

  4. ブランドテラス
    商標情報提供サービス https://patent-i.com/tm/

未来へのコミットメント

 知財実務における生成AIの利活用は、徐々に広がりを見せつつある一方で、実務の複雑さや専門性の高さから、まだ発展途上の段階にあると当社は考えています。

 汎用的なAIでは、知財情報を十分に解釈し、実務判断に役立つアウトプットを安定して得ることが難しい場面も少なくありません。

 当社は、こうした課題に向き合いながら、実務家の視点を大切にした研究開発と機能強化に継続して取り組んでまいりました。

 本年は、従来の査読支援機能の強化に加え、「発明提案書作成」「明細書作成機能」など、新たな機能のリリースも予定しており、知財実務を一連の流れで総合的に支援できるサービスを目指してまいります。

 また今後は、強みを持つ各種サービスとの連携を積極的に進めることで、単独では実現が難しい、より実践的で価値のある業務環境の提供につなげていきたいと考えています。

 

 生成AIの可能性を最大限に活かし、知財業務における「効率化」と「判断の質の向上」を両立すること。今後も皆さまの実務に寄り添いながら、継続的な改善と挑戦を重ねてまいります。

 引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。

【お問い合わせフォーム】

https://patent-i.com/ja/contact/

特許文章読解支援AIアシスタント「サマリア」

パテント・インテグレーション株式会社

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パテント・インテグレーション株式会社
東京都千代田区九段南1-5-6りそな九段ビル5階
電話番号:050(3000)6561
◆ 統合特許サービス パテント・インテグレーション
https://patent-i.com/
◆ 特許文書読解支援アシスタント「サマリア」
https://patent-i.com/summaria/
◆ 技術レポートサービス パテント・インテグレーション レポート
https://patent-i.com/report/
◆ YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCYMnbpNWLXsbTCbk_4UY07w
□メールでのお問い合わせ:
https://patent-i.com/ja/contact/
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会社概要

URL
https://patent-i.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区九段南1−5−6 りそな九段ビル5階
電話番号
050-3690-4220
代表者名
大瀬佳之
上場
未上場
資本金
900万円
設立
2002年06月