株式会社CogSmart、東京都が実施する多摩イノベーションエコシステム促進事業「リーディングプロジェクト」(令和6年度)として実証事業開始

三鷹市福祉Laboどんぐり山・NTTコミュニケーションズ株式会社・野村不動産ライフ&スポーツ株式会社と共に実証事業開始

株式会社CogSmart

株式会社CogSmart(本社:東京都中央区、代表取締役:樋口 彰[※1]、瀧 靖之[※2])は、東北大学加齢医学研究所による脳医学の研究成果をもとに、AIにより海馬の大きさを測る脳検査「BrainSuite®(ブレインスイート)」を展開、海馬育成アプリ「BrainUp®(ブレインアップ)」を開発しています。

[※1] ⽇本法弁護⼠・英国法弁護⼠(Solicitor in England and Wales)/東北⼤学加齢医学研究所 分野研究員

[※2] 東北⼤学加齢医学研究所 教授 医師・医学博士/東北⼤学スマート・エイジング学際重点研究センター センター⻑ 

このたび、この「BrainUp®(ブレインアップ)」を用いた「脳の健康状態チェックから認知症早期予防介入までを支援する総合サービスの検証」(実証事業)を、株式会社CogSmartを代表事業者として、三鷹市福祉Laboどんぐり山[※3]、NTTコミュニケーションズ株式会社、野村不動産ライフ&スポーツ株式会社[※4]と共に開始します。

本実証事業は、東京都が実施する多摩イノベーションエコシステム促進事業「リーディングプロジェクト」(令和6年度・テーマ「健康・医療」)として選定されています。

[※3] 三鷹市(東京都)が2023年12月に設置した施設。在宅医療・介護の推進に向けて、企業・大学等との協働研究や人財育成を行っています。(指定管理者として(社福)三鷹市社会福祉事業団が運営)

[※4]東京を中心に スポーツクラブ「メガロス」を約44店舗展開しています。

[本プロジェクトの内容]

三鷹市の40歳~74歳の方を対象として、日常生活での「認知症対策の気づき」から「実際にどうすれば認知症対策となるか」まで有用とされているサービスを様々な形で提供する実証事業を展開致します。これらにあたり、プロジェクトチームは以下の各サービスを実施します。

1. NTTコミュニケーションズ株式会社運営の「脳の健康チェック」[※5]による電話による簡易な認知機能チェックサービス(上記画像内、①・④)

2. 株式会社CogSmart運営の以下のサービス

a. 海馬MRI検査「BrainSuite」による海馬の萎縮レベルを通じた脳の健康状態チェックと海馬育成のための生活習慣改善アドバイス(上記画像内、②・⑤)

b. 海馬育成アプリ「BrainUp」[※6]による海馬育成や認知機能改善に有効な運動等の促進(上記画像内、③)

3. 野村不動産ライフ&スポーツ株式会社が運営するメガロス三鷹店にて個々の体力にあった運動プログラムをご紹介(上記画像内、③)

[※5] 設問に対する回答内容と回答時の音声特徴から認知機能状態を判別するAIを用いた認知機能チェックサービス。シリーズ累計50万件以上の利用実績あり。

[※6] 「BrainUp」は海馬をリアルワールドで育成するアプリです。神奈川県の「ME–BYO BRAND」にも認定されています。

これまで野村不動産ライフ&スポーツ株式会社とは、早期の認知症対策を目指し各種協業[※7]を展開してきました。今回、新たに、三鷹市福祉Laboどんぐり山及びNTTコミュニケーションズ株式会社との間で協働研究や共同実証事業に関する契約をそれぞれ締結し、本プロジェクトを効果的に進めて参ります。これに加えて、本プロジェクトに賛同する三鷹市内外の事業者とも適宜連携を進める予定です。

[※7] 

「脳活×パーソナルトレーニング」サービスを開始(2024年6月5日)

認知症予防を目指す CogSmart と「スポーツ×脳トレ」セミナー開催(2023年6月30日)

[本プロジェクトの背景]

多摩地域全体の2022年の高齢化率は25.5%と、東京都全体の22.7%に比べて高く、2030年に27.7%、2040年には32.4%に達すると予想されています。三鷹市の高齢化率は22.0%と東京都全体と同等ですが、高齢者単身世帯が多く、多世代で構成される世帯が少ないことが、三鷹市を含む都市部の傾向です。

加齢とともに認知症リスクは増加する一方、生活習慣の改善によってそのリスクを減らせることが近年明らかになってきています。

40代でも、高血圧や肥満、過剰な飲酒などは認知症発症リスクに大きく関わるため、とりわけ特定保健指導対象者などの生活習慣病リスク保有者には積極的な予防介入が望ましいことが分かっています。他方で、実際に生活習慣の行動変容を促し、かつ維持させることは、自治体・民間事業者・医療機関のそれぞれにとって大きな課題だといわれています。

[本プロジェクトの目指すもの]

本プロジェクトは、多摩地域の自治体のうち、「認知症にやさしいまち 三鷹」を推進する三鷹市を舞台として、三鷹市福祉Laboどんぐり山の協力を得て、三鷹市在住・在勤の40歳~74歳までの方を中心に展開して参ります。

本プロジェクトにより、本サービスが認知症の他、フレイルや生活習慣病に対する予防介入としても有効であると客観的に評価し、超高齢社会にあってもいつまでも健康で心豊かに生活できる社会を実現するとともに、将来の医療費及び介護費増大の抑制に繋げていくことを目指しています。

令和7年度以降は多摩ニュータウンを中心に多摩地域全域への展開を視野に入れております。

三鷹市福祉Laboどんぐり山

所長補佐 兼 三鷹市在宅医療・介護研究センター長 前田裕章 様

自治体としても、市民の皆さまの生活習慣の改善や認知症に関する支援は大きな課題であると認識しています。今回の検証事業の成果が、三鷹市をはじめ多摩地域の健康長寿につながるよう、プロジェクトチームの皆さまと協働で取り組んでまいりたいと考えます。

NTTコミュニケーションズ株式会社 スマートヘルスケア推進室 室長 久野誠史 様

弊社の強みである電話を活用した「脳の健康チェック」により認知機能の低下に対して気づきを与え、CogSmart社提供のサービスに繋げてまいります。それにより早期の行動変容を促し認知症に関する社会課題解決を解決することで、市民の健康で心豊かな生活に貢献します。

野村不動産ライフ&スポーツ株式会社 ウェルネス事業部長 桑原崇 様

CogSmart社様とは以前から運動を通じた「認知症予防」について取組みをさせていただいておりました。今回のサービスでも、運動サポートをすることで市民の方に健やかなライフスタイルのご提案、さらには地域の健康増進に貢献してまいりたいと思います。

■多摩イノベーションエコシステム促進事業概要

東京都は、「未来の東京」戦略に掲げる、多摩地域でイノベーションを持続的に創出するエコシステムの形成に取り組むため、地域の経済団体や支援機関とともに「多摩イノベーションエコシステム実行委員会」を設置し、中小企業や大学・研究機関、スタートアップ等の多様なプレイヤーが交流し連携を強める取組を展開しています。

※多摩地域とは、東京都のうち、東京都区部と東京都島嶼部を除いた市町村部を指します。

URL:https://tama-innovation-ecosystem.jp/

■株式会社CogSmart会社概要

設立:2019年10月

代表者:代表取締役 社長 樋口 彰、代表取締役 最高科学責任者 瀧 靖之

本社:東京都中央区日本橋本町 3丁目 8番 5号

URL:https://www.cogsmartglobal.com/

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会社概要

株式会社CogSmart

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URL
https://www.cogsmartglobal.com/
業種
医療・福祉
本社所在地
東京都中央区日本橋本町3丁目8−5 日本橋ライフサイエンスビル5 701号室
電話番号
03-6272-8000
代表者名
樋口彰
上場
未上場
資本金
-
設立
2019年10月