屋根リフォームに関する実態調査:実施の決め手は「老朽化」と「信頼できる情報源」、補助金制度の利用も突破口に。
-全国500名を対象としたWEBアンケート結果より-
屋根・外壁工事店とエンドユーザーをつなぐポータルサイト「やねいろは」「かべいろは」を運営する、いえいろは株式会社(本社:岡山市南区・代表取締役社長:白神 康一郎、以下「いえいろは」)は、持ち家(一戸建て)に住む、これまでに屋根修理や屋根リフォームを検討した、または実施したことがある、30代~70代の男女500名を対象に「屋根リフォームに関する調査」を実施いたしましたので、お知らせいたします。

■調査概要
◎調査名称 屋根リフォームに関する意識・実態調査
◎調査目的 屋根リフォームに関する意識や実態を把握するため
◎調査地域 全国
◎調査対象者 事前スクリーニングにより抽出した、持ち家(一戸建て)に住み、これまでに屋根修理や屋根リフォームを検討、または実施したことがある30代~70代の男女
◎調査人数(有効回答者数) 合計500名(男性250名、女性250名。各年代100名:男性50名、女性50名)
◎調査方法 インターネットによるアンケート調査
◎調査時期 2025年10月10日
<調査結果の引用・転載時のお願い>
本記事の調査結果や画像を引用する場合は、「いえいろは株式会社」の名前を明記のうえ、引用元として以下のリンク設置をお願いいたします。
https://yaneiroha.com/blog/yane/article/175/
■はじめに
住宅の経年劣化や自然災害などを背景に、屋根リフォームへの関心が高まる中、いえいろはでは、全国500名を対象とした屋根リフォームに関するWEBアンケートを実施しました。
本調査では、実際にリフォームを実施した人と、実施しなかった人との間に見られる「情報源」や「価格感」の違い、意思決定におけるポイントを明らかにしました。
なお、本リリースでは、以下の2つのグループに分けて調査結果を整理しています。
Aグループ:リフォームを実施した人(212名/42.4%)
Bグループ:実施しなかった人(288名/57.6%)
特にBグループにおいては、実施に至らなかった要因(費用感・情報不足・補助金制度の認知など)を重点的に掘り下げています。
■調査サマリー
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実施者の7割以上が「築年数・老朽化」をきっかけにリフォームを実施
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業者選定で最も重視されるのは「価格」と「技術力」
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実施に至らなかった最大の理由は「費用が高い」
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補助金・助成金の制度を知らずリフォームを実施しなかった人が約4割、制度利用可で「前向きに検討」したい人は8割以上
■調査詳細
【Aグループ:リフォームを実施した人(212名/42.4%)】
Q.1 屋根リフォームを検討または実施したきっかけは何ですか?(複数回答)

屋根リフォームを検討または実施したきっかけについて、最も多かった理由は「築年数・老朽化(Q.1-3)」で、71.2%と圧倒的多数を占めています。これは、多くの住宅所有者が経年劣化をきっかけとしてリフォームを実施した実態を反映しています。
次いで多かったのは「業者からの提案(Q.1-4)」で19.3%、その次が「雨漏り(Q.1-1)」で15.6%となっており、突発的なトラブルや第三者からのアプローチも重要なきっかけになっていることがわかります。
その他の項目では、「災害(Q.1-2)」や「デザイン変更(Q.1-6)」やといった理由は比較的少数であり、機能性向上や補助金活用といった前向きな理由も一定数あるものの、全体の割合としては低い傾向が見られます。
Q4:屋根リフォーム業者を探す際、主にどのように情報収集をしましたか?(またはすると思いますか?)(複数回答)

屋根リフォーム業者を探す際、最も多く選ばれた情報源として「以前利用した業者(Q.4-9)」が42.9%、次いで「知人の紹介(Q.4-8)」が39.2%となっており、信頼できる人的ネットワークからの情報が圧倒的に重視されていることがわかります。これらは「実際の経験や実績に基づいた情報源」であり、消費者が不安の多いリフォームにおいて、信頼性を最優先している傾向が明らかです。
一方で、「インターネット検索(Q.4-1)」が20.8%と一定の割合を占めており、自ら積極的に情報収集を行う層も存在しています。「チラシ・ポスティング(Q.4-4)」は12.7%で、従来型の宣伝手法も一定の効果があるといえます。
「比較サイト・口コミサイト(Q.4-2)」「SNS(Q.4-3)」「テレビ・新聞・雑誌(Q.4-5)」などのオンライン・メディアやマスメディアの影響力は比較的小さいことが示されています。
【Bグループ:リフォームを実施しなかった人(288名/57.6%)】
Q2:屋根リフォームを検討したが、実施しなかった方にお聞きします。実施しなかった理由は何ですか?(実施した方は『実施した』にチェックしてください。(複数回答)

屋根リフォームを検討したが、実施しなかった主な理由として、最も多かったのは「費用が高かった(Q.2-1)」と回答した人は51.4%おり、全体の過半数がコストを最大の障壁と感じています。
高額な費用感が、意思決定を躊躇させている大きな要因であり、価格に見合う価値の提示や補助制度の案内が不可欠といえます。
次いで、「急ぎではなかった(Q.2-3)」が37.5%、「必要性を感じなかった(Q.2-2)」が17.7%と、緊急性・必要性が低いことも検討にとどまる理由となっています。
また、「信頼できる業者がいなかった(Q.2-4)」「情報不足で判断できなかった(Q.2-5)」に見られるように、工事を依頼するための情報不足も重要な課題であると推察されます。
Q9:屋根リフォームに関して、補助金や助成金の制度があることを知っていますか?(知っていましたか?)(単一回答)

Q10:補助金や助成金の制度が利用できる場合、屋根リフォームについて前向きに検討したいと思いますか?(単一回答)

屋根リフォームを検討したが、実施しなかった人のうち、約半数(46.2%)は知らなかったが、補助金や助成金の制度が利用できる場合、「前向きに検討したい」「ある程度検討したい」という人は80.2%にも上ることが明らかになりました。
この結果から、制度そのものの認知不足が、リフォーム実施の障壁になっている実態が浮き彫りになったといえます。費用面でのハードル感を払拭するには、単に金額を提示するだけでなく、公的支援の存在や申請サポートなどの情報を、わかりやすく・積極的に伝えることが重要です。
【総括】
今回の調査で、屋根リフォームに対する関心は高い一方で、“信頼できる業者との出会い”や“費用感への不安”が障壁になっていることが浮き彫りになりました。今後とも、いえいろはでは、エンドユーザーがより分かりやすい情報発信と、良質な工事を適正価格で提供する工事店紹介による信頼構築を強化してまいります。
■「いえいろは」について
いえいろは株式会社は、屋根・外壁工事の熟練職人と施主を直接つなぐマッチングサイト「やねいろは」「かべいろは」を運営しています。「専門性が求められる建築分野において毎日頑張っている職人に、より良くなる機会を提供することで消費者を含めた社会の発展に寄与すること」をビジョンに掲げ、全国47都道府県で良質な工事店を取材・撮影し、職人の想い・施工事例・口コミを発信。従来の多重下請け構造を介さず、施主が適正価格で安心して直接依頼できる仕組みを提供しています。工事店の登録基準として、①工事を外注ではなく自社施工できる、②実務経験が7年以上ある社員職人が自社に必ず在籍していることを挙げているため良質な工事店のみが登録、エンドユーザーからの満足度は95%に達しております。
■いえいろは会社概要
会社名:いえいろは株式会社
所在地:岡山県岡山市南区浦安南町579
代表者:代表取締役 白神 康一郎
設 立:2021年10月
企業サイト:https://corp.ieiroha.net/
事業内容:IT等を使った建築関連サービスの提供
<運営サービスサイト>
・屋根工事専門ポータルサイト「やねいろは」 https://yaneiroha.com/
・外壁工事専門ポータルサイト「かべいろは」 https://kabeiroha.com/
・いえいろは株式会社 採用サイト https://recruit-site.info/corp.ieiroha

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