障害児も健常児も座れる「IKOUポータブルチェア」が、「2024 64th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」にてデザイン部門ブロンズを受賞
様々な家族の多彩な外出を後押し、多様性が可視化される社会へ
株式会社Halu(「ハル」、本社:京都府京都市、代表取締役:松本友理、以下「Halu」)が障害の有無によらず様々な子どもが使えることを目的に企画・開発した「IKOU(イコウ)ポータブルチェア」が、この度、優れたクリエイティブを表彰する日本最大級のアワード「2024 64th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」において、デザイン部門ブロンズを受賞いたしました。本製品が体現するインクルーシブデザイン(後述)の理念と、シンプルかつスタイリッシュで温かみのあるデザインが高く評価されました。本受賞は、本年10月30日に発表されたものですが、12月2日に審査員による講評が公開されたことを受け、本日お知らせいたします。
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2024 64th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSデザイン部門・入賞作品リスト:https://www.acc-awards.com/festival/2024fes_result/design.html
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「IKOUポータブルチェア」応募作品詳細:https://www.acc-awards.com/festival/2024fes_result/detail.html?awards=ie&entryId=DE242077
(参考)ACCデザイン部門について:社会へのビジョンを描き、新しい価値と手段を提示しながら人々の意識や行動変容を生み出す具体の形をつくること。デザインをプロジェクトというダイナミズムとしてとらえ、心から応援したいプロジェクトを表彰します。デザイン部門応募数126本。
出典:
https://www.acc-awards.com/festival/2024fes_result/
https://www.acc-awards.com/2024fes/design/
「IKOUポータブルチェア」について
「IKOU ポータブルチェア」は、家の中でも外出先でも利用可能な、折りたたみ式のキッズチェアです。
体幹が弱く、一人で座ることが難しいため「外出しづらさ」を抱える障害児とその親の悩みを、「どこにでも気軽に持ち運べるほど軽量で、大人用の椅子等へ簡単に設置でき、子どもを安定した姿勢で座らせられる」ことで解消するプロダクトです。障害児に限らず、座位の安定しない小さなお子様を安心して座らせることができるため、2022年の発売以来、個人のお客様に加え、スポーツ施設・飲食店等の各種商業施設でも「あらゆる子どもを歓迎するキッズチェア」としてご活用いただき、小さなお子様連れの家族がこれまでアクセスしづらかった外出先に自由に出かけられる機会が増えてきています。
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スペック
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畳んだ時のサイズ:横 34 x 縦 27 x 高さ15 cm
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重さ: 3.2kg (500ml入りペットボトル約6本分)
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個人のお客様向けオンラインショップ:https://shop.ikoudesign.com/
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企業・団体の皆様からのお問い合わせ先:https://ikoudesign.com/ja/about/forbusiness
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導入実績:全国57の企業・自治体にて導入、90ヶ所に施設(24年11月末現在)
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障害児と健常児がともに使用できる仕様で、多様な子どもたちのニーズに応えつつ、家族の多彩な外出機会を創出することで人々の交流を促進。多様性が可視化される社会づくりに向け、新しい価値を提案しています。
審査員からの講評
本製品に対する審査員からの講評は以下の通りです:
幼児椅子でも実は多様な身体のユーザーがいます。その中に対象年齢を過ぎても年層にあわないデザインの幼児椅子を余儀なく使っている姿勢を保てない障害児もたくさんいます。障害児用品によく見る医療的なイメージとは正反対シンプルかつスタイリッシュで温かみのあるデザインはいい意味で年層を感じさせず、見た目のスティグマも軽減します。また安全面や持ち運び、幅広い重量性などの機能性にも優れていて、ケアする側のニーズも取り入れており、ユーザーの使用時・外出時のストレスを軽減しています。自然とインクルーシブなデザインプロセスを取り入れ多様な人々の交流の機会をメインストリームの製品という観点から作り出している点が本当の意味でのインクルーシブの実践だと思いますし、高く称賛します。 — ライラ・カセム(審査員)
主催者による審査評:https://www.acc-awards.com/festival/2024fes_result/design_review/
本受賞の意義
この受賞は、「すべての子どもと親が自由で自分たちらしい外出を楽しめる社会」を目指した私たちの挑戦が、デザインの専門家たちからも認められたことを示しています。特に、安全性や機能性を両立させたデザインが評価されたことは、インクルーシブデザインの実践における可能性を示唆しています。
パートナー企業の募集
私たちは今後も、インクルーシブデザインを軸としたプロダクト開発を推進していきます。この機会に「IKOU」の理念に共感し、さらなる製品開発やサービス展開をともに進めてくださるパートナー企業を募集しております。
インクルーシブデザインに関する研修の実施、商品・サービスの共同開発、商品・サービス・施設の改善や提供価値向上のための障害児家族に対するリサーチの実施等にご関心がありましたら、ぜひ下記の連絡先までご一報ください。
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E-mail : contact@ikoudesign.com
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コンタクトフォーム:https://ikoudesign.com/ja/contact/
■インクルーシブデザインとは?
高齢者や障害者など、従来のデザインプロセスでは見逃されがちだった多様な人々のニーズに着目し、当事者を巻き込んで共に創るデザインアプローチのこと。「ユニバーサルデザイン」では一般的にすべての人が使いやすいよう、デザイナーがユーザーの普遍的な困難を想定し考案するのに対し、「インクルーシブデザイン」では、個々のユーザーの困難を起点に、デザインや製品開発のプロセスを当事者とともに行い、フィードバックを取り入れながら、ともにつくりあげていくことを特徴とします。
Haluでは、障害児育児の課題を起点に、当事者の課題解決に留まらずより多くの人たちにも生活の快適さや喜びを提供し、企業や社会の発展をもたらす「イノベーション」の一つのアプローチとして、インクルーシブデザインに取り組んでいます。
■ 株式会社Halu(ハル)について
2020年4月創業。「インクルーシブデザインで多様性を価値に変え、分断のない世界をつくる。」をビジョンに掲げ、子どもをもつすべての家族の多彩な外出機会を創出するための安全・快適で個性的なプロダクトを提供しています。体幹が弱い乳幼児でも安定して座ることができ、外出先の椅子にも簡単に取付けられるキッズチェア「IKOU(イコウ)ポータブルチェア」を始め、機能性とデザイン性の両立をかなえる子ども服等、自社ブランド「IKOU」の開発製造販売のほか、インクルーシブな商品・サービス開発を目指す各企業様との共同開発や社員研修・コンサルテーション等も行います。
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代表取締役: 松本 友理
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オフィス: 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2 京都芸術センター 北館3F 2号室
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ウェブサイト https://ikoudesign.com/ja/
■ 本件に関するお問い合わせ先
株式会社Halu
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E-mail : contact@ikoudesign.com
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コンタクトフォーム:https://ikoudesign.com/ja/contact/
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