「女子高生ラボ」が高校生の写真事情を調査!Be Real.流行の背景には映え疲れが…?

97.5%の女子高生が盛りたいという結果に

株式会社with t

ティーン向けエンタテインメント事業を展開する株式会社with t(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:宮城啓太)が運営する「女子高生ラボ」は、最新トレンドに敏感な女子高生で構成された女子高生ラボメンバーに向けて、最新の写真事情についての調査を実施しました。写真を撮り、SNSに投稿することは、今や女子高生にとって日常の一部となっています。しかし、彼女たちが写真を撮る際に重視していることには、相反的な価値観が隠れていることが明らかになりました。今回の調査をもとに、女子高生が写真を撮る際に重視していることやこだわりを探っていきます。

■気軽さ重視

友人と出かけた時に最も使うカメラアプリを質問したところ、BeReal.と答えた人は38.3%と1番多く利用されていることがわかりました。BeReal.を使う理由として、毎日の思い出が残せるということ、友人と写真を共有できるという意見が多くありました。


▼女子高生ラボ所長コメント

BeReal.では撮った写真が日記のようにカレンダーに記録される機能やアプリ内で友人と写真を共有できる機能があります。撮った写真を保存することなく思い出として残せる点、タップ1つで友達と写真を共有し、自分のスマホにも写真を残せる点が、気軽に楽しめる写真アプリとして女子高生に人気です。また、ノーマルカメラの利用も上位に挙げられます。現在の女子高校生では、BeReal.やスマートフォン内臓のカメラなど、ノーマルカメラの利用が主流になってきております。

この流れは、「映え」や「盛る」ことがステータスだった時代から、「自然体がいちばん」という価値観へのシフトを象徴しています。SNS上で“完璧な自分”を演出するのではなく、友達同士で日常をそのまま記録し合うことが新しい楽しみ方となりつつあります。今後も、無理をせずに“自分らしく”いられる写真のあり方が、さらに広がっていくと考えられます。

■手間をかけても盛ることにこだわる新たな価値観

ノーマルカメラで撮った写真をあとで加工するかについて質問したところ、64.2%がすると答えました。その理由として、自分が気になる部分だけを加工したい、ナチュラルに盛りたいなどの声が多くありました。


▼女子高生ラボ所長コメント

調査の結果、女子高生の半数以上が「初めから加工アプリで撮るのではなく、ノーマルカメラで撮影した後に加工を施す」というスタイルを選んでいることが明らかになりました。近年、「加工詐欺」という言葉が広まったことで、過度な加工に対してネガティブな印象を持つ女子高生が増えていることも、この傾向に影響していると考えられます。

また、SNSのトレンド自体も変化しており、「どれだけ盛れるか」から「リアルさ」や「ナチュラルな可愛さ」が求められる傾向が強まっています。友達同士でも「自然な雰囲気の写真のほうが共感しやすい」「盛りすぎると逆にイタく見える」といった感覚が広がっています。そのため、最初から加工アプリで撮るのではなく、ノーマルカメラで撮影することで“リアル感”を保ちつつ、後から微調整する方法が主流になっていると考えられます。過剰な加工を避けながらも、自分らしく可愛く見せるバランスを模索しているのです。

■写真=盛るという意識の定着

写真を盛りたいかについての質問を行ったところ、「SNSに載せる写真を盛りたい」が97.5%、「SNSに載せない写真も盛りたい」が65.7%でした。

▼女子高生ラボ所長コメント

SNSに載せないとしても、写真は盛りたいと感じる女子高生が多いようです。見せる写真も見せない写真も関係なく後から見返したときにより良い状態で残っていることを重視する傾向があると考えられます。この背景には、写真が単なるコミュニケーションツールではなく、自己表現や思い出の記録としての役割を強めていることが挙げられます。

また、加工文化が進化する中で、「極端に加工する」のではなく、「ナチュラルに自分を引き立てる」ことが重要視されるようになっています。そのため、カメラアプリの選択や加工のプロセス自体が、“自分らしさ”を表現する行為として根付いていると考えられます。

■揺るがない映え意識

映えにこだわるのに疲れや飽きを感じることがあるかについて聞いたところ、67.5%がないと回答しました。


▼女子高生ラボ所長コメント

約3人に1人の女子高生が「映えに疲れを感じる」と回答していました。SNS上では長らく“映える”写真が重視され、加工技術を駆使して完璧な一枚を作ることが当たり前とされてきました。しかしその一方で、「常に盛れた写真を撮らなければならない」というプレッシャーや、「理想の自分」と「実際の自分」とのギャップに疲れを感じる女子高生が増えていることが伺えます。

この“映え疲れ”の背景には、「SNS疲れ」や「つながり過多」といった要因も影響していると考えられます。現在の女子高生は、所属するコミュニティごとに“見せる自分”を使い分けることが当たり前となっており、SNS上での自己表現に気を遣う場面が増えています。また、「いいね」やコメント数といった反応が可視化されることで、今まで気にしてこなかった部分まで意識せざるを得なくなり、SNSそのものが精神的な負担になることもあります。

【総括】

今回は女子高生120人を対象に写真事情に関する調査を実施しました。近年、女子高生の間で“映え疲れ”が広がりつつあります。長年SNSでは「盛ること」が当たり前とされてきましたが、加工技術を駆使するプレッシャーや、理想と現実のギャップに疲れを感じる層が増加。その背景には、コミュニティごとに見せる自分を使い分ける負担や、「いいね」や既読といった可視化された評価へのストレスも影響しています。こうした流れから、Be.Realのようなリアルな瞬間を共有するサービスが人気を集め、写真文化は「作り込む美しさ」から「自然体の魅力」へと変化。今後も“ナチュラルに盛る”ことを重視した写真のあり方が主流になっていくと考えられます。

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【調査概要】

①調査期間 :3月4~7日

②調査機関(調査主体):女子高生ラボ

③調査対象:全国の高校1~3年の女性

④有効回答数(サンプル数):120件

⑤調査方法(集計方法、算出方法):アンケート形式

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■「女子高生ラボ」所長 大北友紀乃 プロフィール

1997年生まれ。2015年、大学入学と同時に株式会社peroli(現:株式会社MERY)に入社。若年層女性向けメディア「MERY」にて、公認ライターとして活躍しつつ、約100名の公認ライターを統括。さらに、MERY公式Instagramの運用を担い、当時のSNS戦略を牽引した。2018年には、大学生ながら同メディアの年間PV数1位を達成し、MVPを受賞。大学卒業後、新卒で株式会社エイチジェイに入社。入社直後から女子高生向けSNSメディアを立ち上げ、わずか1年で総フォロワー数8万人を突破する成長を実現。2023年に一度退職したものの復職し、若年層をターゲットとした企業のマーケティング支援やメディア運営に注力。若年層マーケットの最前線で、実績を積み重ねている。2024年12月より、ティーンのインサイトやトレンドを研究する最先端機関「女子高生ラボ」の所長に就任。業界の未来を切り拓く存在として活動を続けている。

■女子高生ラボについて

「女子高生ラボ」は、SNSメディアの運営、全国規模のコミュニティ運営、そして女子高生のインサイト研究を一体的に展開するシンクタンクです。本ラボでは、女子高生ミスコンのネットワークを活用し、全国各地から流行の最先端を走るメンバーが集まっております。ミスコンのグランプリや各賞の受賞者、ファイナリストのみならず、多くのエントリー者が参加しており、自らが情報発信者として世の中のトレンドを創出する意欲を持つ女子高生を中心に構成されたコミュニティです。「女子高生ラボ」のSNSの発信では、メンバーから寄せられる画像や動画を基に制作することも多く、彼女たちのリアルな声と価値観を反映したコンテンツを提供しています。


また、これらのSNS運営やコミュニティ活動、インサイト研究を通じて蓄積した知見や実績を基盤に、若年層市場へのアプローチを希望する企業様に向けたマーケティング支援を提供しております。独自のネットワークとデータドリブンな分析を駆使し、クライアント企業の課題解決と目標達成に寄与することを目指しています。「女子高生ラボ」は、次世代を担う若年層とのつながりを通じて、新たなマーケティングの可能性を追求し続けてまいります。

女子高生ラボ公式Instagram:https://www.instagram.com/jk_labo_

■会社概要

株式会社with t

所在地:東京都渋谷区渋谷1-22-2 グラフィオ渋谷2F

代表者:代表取締役社長 宮城 啓太

事業内容:オーディション事業、マーケティング支援事業、イベント事業、プロダクションマネジメント事業

公式HP :http://with-t.co.jp/

■本件に関するお問い合わせ

広報担当:吉富

yoshitomi@with-t.co.jp




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会社概要

URL
http://with-t.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区渋谷1-22-2 グラフィオ渋谷2F
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-
代表者名
宮城啓太
上場
未上場
資本金
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設立
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