Workday、次世代ワークフォースマネジメントとなる Agent System of Record を発表
Workday Illuminate™ により、Workday やサードパーティが提供する AIエージェントの
一元管理を実現
Workday が 20 年にわたり培ってきた人財管理領域における知識を活かし、企業がエージェンティック AI を効果的に活用し、変化するワークフォースを管理できるよう支援
給与管理、契約管理、会計監査、ポリシーを担当する Illuminate エージェントを新たに発表
企業は Workday や、パートナーが Workday マーケットプレイスで
提供する AI エージェントを必要なタスクに応じて探し、導入することが可能に
本リリースは、米国 Workday Inc. が 2025 年 2 月 11 日 (現地時間) に配信した英文リリースに基づき作成した日本語抄訳です。その内容および解釈については、英文が優先されます。
Workday は、企業が Workday およびサードパーティが提供する AI エージェントを一元管理する Agent System of Record を発表しました。Agent System of Record は、エージェンティック AI の活用を進める企業がデジタルワークフォースを効果的に統治・管理・最適化するために必要な機能を提供します。
AI エージェントの数と複雑さが増すにつれ、あらゆる規模の企業が、AI エージェントの導入管理や、セキュリティおよびコンプライアンスの確保、業務効率の最適化、コスト管理といった新たな課題に直面しています。そうした課題に一元的に取り組めなければ、企業は運用の分断や、セキュリティリスクの拡大、AI 投資に対する価値の測定が困難となるといったリスクを抱えることになります。
Agent System of Record は、 AI エージェントの導入から、役割と責任の定義、効果の分析、コストの予算化と予測、コンプライアンス対応、継続的な改善の促進までを効率的かつ安全に行えるよう支援します。 企業全体で利用される AI エージェントを管理する単一のシステムを提供することで、Workday は IT およびビジネスリーダーに対し、 AI エージェントの業務への効果の透明化と制御を可能にします。
AI エージェントの潜在能力を引き出す
Workday は約 20 年にわたる機密データの取り扱いと複雑なワークフォース管理において実績があることから、責任ある AI 開発のリーダーの一社として認められています。この度発表した Agent System of Record を活用することで、企業は AI エージェントの一元管理、ガバナンス、見える化を実現しながら、Workday やユーザーおよびパートナーが開発する AI エージェントの中からビジネスニーズに対応する AI エージェントを選び、利用することができます。
Agent System of Record が提供する主な機能は以下のとおりです:
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一元管理:すべての AI エージェントを単一システム上で管理し、AI エージェントによる効果や効率性を見える化します。
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AI エージェント導入の一元化:新たに導入する AI エージェントの役割やスキル、関連データへの安全なアクセスを定義することで、Time to Value (価値を実感できるまでの時間) を加速します。
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コストの管理と最適化:AI エージェントの予算、予測、ROI の最適化を行い、ビジネス成果を効率的かつ効果的に出しているかどうかを確認できます。
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セキュリティとコンプライアンスの確保:設定の自動化、アクセス制御、ポリシー適用を活用することでリスクを軽減し、安心してエージェントを導入できます。
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リアルタイムなオペレーションの可視化:AI エージェントの活動のモニタリングや、ポリシーの実施、リアルタイムでコスト追跡をすることで、パフォーマンスと ROI の最適化を図ります。最適なパフォーマンスを実現するために、AI エージェントのリアルタイムな アイデンティティ管理、オーケストレーション、コストのモニタリングを行うことで、エージェントを継続的に監視します。
新たに投入する AI エージェントが業務プロセスを変革する
今回、Workday は新たに AI エージェントを追加することを発表します。これらのAI エージェントは、 Agent System of Record で簡単に導入・管理できます。現在市場に存在する多くの AI エージェントは、特定のタスクに対して指示通りに動作する仕組みであるのに対し、Workday が提供するロールベースの AI エージェントは、設定可能な「スキル」を備えています。これにより、高い自律性を持って担当者の業務をより包括的にサポートすることが可能です。AI エージェントは数百種類ものタスクを実行できます。 Workday は昨秋、 AI エージェントを発表しました。
この度新たに追加する新しい Workday の AI エージェントは以下のとおりです:
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契約管理エージェント: 企業にある契約を定期的に分析し、非構造化データに埋もれがちな契約上の責任や改善の機会を顕在化します。その情報を活用して、事業価値を最大化し、リスクを軽減するためのアクションにつなげます。
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給与管理エージェント: 間違った給与データを特定し、更新します。また監査ワークフローの自動化や、洞察の提供、修正案の提案を行います。コンプライアンス(法令順守)を確認しながら、システムのアップデートを行います。
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会計監査エージェント: 監査プロセスを効率化し、リスクを減らすために、散在するビジネス資料を読み取り、取引の監視や、残高照合、内部統制の確認を行います。また監査法人が自社の Workday ユーザー企業と連携するアプリケーション開発を可能にします。
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ポリシー エージェント: 企業が定める最新の内部規定や方針などを継続的に読み取り、従業員やマネージャーが必要とする時にリアルタイムでその情報を提供します。これにより、シンプルなセルフサービス体験を実現し、コンプライアンスが向上するとともに、HR ヘルプデスク担当者がより重要な問題解決に集中できるようになります。
Workday で共同創業者兼会長を務めるアニール・ブースリ (Aneel Bhusri) は次のように述べています。
「未来のワークフォースは、人間と AI エージェントが共存する環境になっていくでしょう。この非常に複雑な状況を管理できない企業は、競争に後れを取ってしまうことになります。Workday は、信頼できる倫理的な方法でこの新しい時代のワークフォースマネジメントをリードしていく上で最も適したポジションにあると考えています。私たちは人間のスキルや役割について深い理解を持っており、その知識をデジタルワークフォースの管理に広げられます。未来はすでにすぐそこにあり、クラウドへの移行の時と同様に、私たちはお客様がその新しい未来にいち早く到達できるようサポートする準備を整えています」
Workday で CEO を務めるカール・エッシェンバック (Carl Eschenbach) は次のように述べています。
「Workday は、AI エージェントは人間と競合する存在ではなく、協力し合うことで人間のパフォーマンスを最大化してくれると考えています。世界で 11,000 社以上の system of record を提供してきた実績から、従業員、契約社員、そして AI エージェントを含むあらゆるワークフォースを管理できる信頼性の高いプラットフォームを提供できるのは、 Workday だけであると確信しています」
Workday マーケットプレイスで業界をリードする AI エージェントを検索し、導入する
Workday や Workdayのパートナーが開発する AI エージェントは Workday マーケットプレイスで提供されています。お客様はビジネスニーズに応じて AI エージェントを簡単に検索し、導入できます。将来的に、お客様やパートナーは Workday の開発者プラットフォームである Workday Extend 上で、Workday とシームレスに統合された AI エージェントを強化・カスタマイズし、効果的に活用できるようになります。
Workday Agent System of Record と新しい AI エージェントは現在開発中で、今年後半に利用可能になる予定です。
詳細情報
以上

Workday について
Workday は、組織にとって最も重要な資産である人事と財務管理を効果的に実行できるよう支援する、AI プラットフォームを提供しています。Workday のプラットフォームは AI を中核とし、従業員の能力向上や、仕事力の強化、常に先を見据えたビジネスの実現を可能にするよう構築されています。中規模企業から Fortune 500 企業に選出される企業の 60% 以上に至るまで、11,000 社以上の世界中にあるさまざまな業界の企業・組織が Workday を導入しています。
ワークデイの詳細については、こちらをご覧ください。
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