電力消費と環境問題に関する関心度アンケート調査
株式会社エネワンでんき(本社:東京都千代田区、代表取締役:吉澤正人、以下エネワンでんき)は300人を対象に、「環境問題に関する関心度アンケート調査」を実施しました。
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象人数:300名
調査実施期間:2025年8月
■個人の電力消費と環境配慮について
家庭の電力使用量や電気の使い方は、環境問題とも密接に関係しています。では、日常生活のなかで、どの程度の方が電力消費や環境への影響を意識しているのでしょうか。
今回は、個人の電力消費傾向とそれに対する認識、そこからどのような行動につながっているのか、さらに環境問題をどの程度意識しているのかについて調査しました。まずは、アンケートにご協力いただいた方のプロフィールから見ていきましょう。
Q1.年齢をお知らせください。

今回のアンケート回答者の年齢構成は、60代以上が48%、50代が27%、40代が14%、30代が9%、20代が1%でした。若年層の比率はやや少なめですが、幅広い世代の方々にご回答いただいています。
Q2.ご自宅の居住形態を教えてください。

居住形態については、一戸建てが59%、集合住宅(マンション・アパート)が26%、マンションが13%、その他が2%となりました。集合住宅全体では約4割(39%)を占めており、戸建て居住者と集合住宅居住者がバランス良く含まれています。そのため、さまざまな住環境にお住まいの方の電力消費傾向や環境意識を把握できる調査となっています。
Q3.ご自宅で、電気を最も多く使用する季節はいつですか?

電気使用量が最も多い季節として「夏」を選んだ回答者が60%と最多で、次いで「冬」が33%でした。一方、「春」「秋」はそれぞれ1%と非常に少なく、気候が穏やかな季節は冷暖房の需要が減り、電力使用が抑えられていることがうかがえます。また、「特にない」と答えた方も6%おり、年間を通じて使用量に大きな変動がない家庭も一定数存在しました。
夏の電力使用が突出している要因には、高温多湿の気候にともなうエアコン稼働の増加や、冷蔵庫など冷却機器の負荷上昇が考えられます。冬についても、暖房機器や加湿器の使用が増えることから、夏に次ぐ年間の消費電力のピーク時期といえます。したがって、特に夏と冬の効率的な電力利用が、環境負荷の軽減や家計の節約をもたらす鍵となりそうです。
Q4.節電のために、具体的にどのような工夫をしていますか?(複数選択可)

節電の取り組みとして最も多かったのは「エアコンの温度設定を適切にする」(26%)で、電力消費が大きいエアコンに対する意識の高さが見られました。次いで「照明をLEDにする」(18%)、「使わない家電の電源を切る・プラグを抜く」(17%)が続き、日常生活のなかで実践しやすい行動が上位を占めました。
そのほか、「冷蔵庫の設定を適切にする」(9%)や「省エネモードを活用する」(9%)といった、家電の効率的な運用による節電行動も見られます。また、「家族で同じ部屋で過ごす」(8%)、「断熱対策をしている」(4%)、「入浴時間を短くする」(4%)、「太陽光発電システムを導入している」(2%)など、生活習慣や住環境の工夫も一部で取り入れられていました。
一方で、「特に工夫していない」と答えた方は3%にとどまり、ほとんどの家庭が比較的取り組みやすい節電方法を中心に、何らかの形で節電を実践していることがわかります。
Q5.環境に配慮した電力サービスについて、どの程度知っていますか?

環境に配慮した電力サービスについて「詳しく知っている」と答えた方は3%にとどまりました。一方、「名前は聞いたことがある」が48%、「全く知らない」が49%となり、具体的な内容まで理解している人は少ない状況が明らかになりました。
再生可能エネルギーの利用やCO2削減を目的とした電力サービスは一定程度認知されつつあるものの、その仕組みや効果、利用方法については十分に浸透していないと見られます。特に、約半数が「全く知らない」と回答していることから、こうした電力サービスの認知拡大によって、地球環境への貢献につながる余地は大きいといえるでしょう。
Q6.環境に配慮した電力サービスを選ぶ際、価格以外に重視する点はありますか?(複数選択可)

環境に配慮した電力サービスを選ぶ際、価格以外で最も重視されていたのは「CO2排出量の削減量」(15%)でした。次いで「ポイント制度や特典」(14%)や「再生可能エネルギーの割合」(14%)が続き、環境性と同時に“お得感”を求める傾向もうかがえます。
そのほか、「契約手続きの簡便さ」(13%)や「カスタマーサポートの充実度」(10%)といった利便性を評価する声も見られました。また、「地域貢献への取り組み」(8%)や「企業の環境への姿勢」(7%)など、企業やサービスが社会にどう貢献しているかを重視する回答も一定数あります。
一方で、「特にない」と答えた方々は18%にのぼり、価格を最優先とし、環境性や付加価値はあまり意識していない層も存在していることがわかります。
総じて、環境配慮型の電力サービスを選ぶ際には、具体的な環境効果だけでなく、特典や利便性といった利用者視点の要素も重要な決め手となっているようです。
Q7.現在契約している電力会社を選んだ理由は何ですか?(複数選択可)

契約中の電力会社を選んだ理由として最も多かったのは「以前から契約していた」(39%)で、慣れや安心感から契約を継続している人が多いことがうかがえます。次いで「特に理由はない」(25%)も高く、受動的に契約を続けている層が半数を大きく超える結果となりました。
一方、能動的な理由としては「価格が安かった」(13%)や「ポイントや特典があった」(12%)が挙げられ、経済的メリットが契約動機になっていることがわかります。「知人・家族に勧められた」(4%)も、具体的な利点を知ることで契約に至ったと考えられます。
また、「環境に配慮していると感じた」は5%にとどまり、環境意識を理由とした契約は少数派でした。全体として、受動的に契約を続ける人が多い一方で、明確なメリットを重視して選んでいる層も存在しており、電力会社を選ぶための情報が十分に行き届いていない可能性が示唆されます。
■環境問題への関心・知識
次に、環境問題への関心や知識がどの程度浸透しているかについて質問しました。
Q8.環境問題に関するニュースや情報に関心がありますか?

環境問題に関するニュースや情報への関心については、「まあまあ高い」(31%)が最も多く、「高い」(14%)と「非常に高い」(4%)も合わせた肯定的回答は、全体の約半数にのぼりました。
一方、「どちらともいえない」が32%と高く、関心の度合いが明確でない方も少なくありません。ただし、否定的な回答である「あまり高くない」(8%)、「低い」(5%)、「非常に低い」(5%)を合わせると18%で、関心が薄いと見なせる層は比較的少数でした。
この結果から、多くの方が環境問題に一定の関心を持ちながらも、情報収集や関与の度合いには個人差があることがうかがえます。
Q9.地球温暖化対策のために、個人として何ができると思いますか?(複数選択可)

地球温暖化対策として個人ができることについては、「省エネルギーを心がける」(26%)が最も多く、「ゴミを減らす」(23%)が続き、生活習慣の見直しや日常的な工夫が重視されていることがわかります。また、「環境に優しい製品を選ぶ」(12%)や「食生活を見直す」(11%)といった、購買行動や食の選択を通じた取り組みも一定の支持を集めています。
一方で、「再生可能エネルギーを利用する」(9%)や「移動手段を見直す」(9%)など、比較的ハードルの高い行動は回答割合がやや低めでした。「周りの人に環境問題を伝える」(3%)や「環境保護活動に参加する」(2%)といった積極的な行動はさらに少なく、環境意識があっても、行動の範囲はおもに自分の生活圏にとどまっている傾向が見られます。
このほか、「特に何もできないと思う」と回答した方も6%おり、行動に対する具体的な効果が見えにくいなかで、行動への動機を持つことの難しさもうかがえました。
Q10.SDGs(持続可能な開発目標)についてどの程度知っていますか?

SDGs(持続可能な開発目標)の認知度は、「名前は聞いたことがある」が72%と圧倒的に多く、その存在自体は広く浸透していることがわかります。
一方、「内容を詳しく知っている」と回答した方は16%にとどまり、具体的な目標や行動指針まで理解している層はまだ少数派のようです。また、「全く知らない」と答えた方も12%おり、SDGsという言葉自体がまだ一部には届いていない現状が読み取れます。
これらの結果から、SDGsは広く知られる段階には到達しているものの、その理念や17の目標、日常生活や企業活動とのかかわりについての理解は十分に浸透していないことが明らかになりました。
Q11.環境問題について、ご家族や同居人と話し合うことはありますか?

環境問題について家族や同居人と話し合う頻度は、「あまり話し合わない」が42%、「全く話し合わない」が29%で、全体の7割以上が身近な方との会話のテーマにしていないことがわかります。「時々話し合う」と答えた方は27%でしたが、「よく話し合う」は3%にとどまり、家庭内で環境意識を共有している層は限定的といえるでしょう。
環境問題に関しては、個人の努力に加え、生活スタイルや消費行動の見直しなど世帯単位での取り組みも重要です。周囲との情報共有は意識向上に一定の効果がありますが、現状では身近な話題として定着していない方が多く、情報不足や関心の低さがうかがえます。
Q12.今後、電気自動車やエコキュートなどの省エネ設備に関心がありますか?

省エネ設備への関心度を見ると、最も多くの回答を集めたのは「どちらともいえない」の31%でした。「非常に高い」(4%)、「高い」(11%)、「まあまあ高い」(21%)といった肯定的な回答を合わせると36%となります。一方で、「あまり高くない」(16%)、「低い」(6%)、「非常に低い」(11%)といった消極的な層も33%おり、関心の度合いは三分される結果となりました。
電気自動車やエコキュートなどは導入コストが高く、補助制度の理解不足なども関心を阻む要因と考えられます。また、必要性やメリットを実感できていない方もまだ多い可能性があるでしょう。
Q13.電力会社が環境問題に取り組むことは重要だと思いますか?

電力会社の環境問題への取り組みの重要性については、「非常にそう思う」(25%)、「そう思う」(30%)、「まあまあそう思う」(24%)を合わせた肯定的な回答が79%と大多数を占めました。企業規模の取り組みなど、社会全体での環境配慮の必要性が広く認識されていることがわかります。特に「非常にそう思う」が4人に1人に達しており、企業活動における環境責任への期待の高さもうかがえます。
「どちらともいえない」は14%で、一定層が重要性を判断しきれていない現状も見られますが、「あまりそう思わない」(3%)、「全くそう思わない」(4%)といった否定的な回答は少数であり、全体として電力会社の環境活動は社会的信頼やサービスの選択基準にも影響しているようです。
■電力会社への期待について
次に、環境問題とも密接にかかわる電力会社に対して、どのような期待が寄せられているか調査しました。
Q14.今後、どのような電力サービスや料金プランに関心がありますか?(自由記述)
今後、どのような電力サービスや料金プランに関心があるかについては、さまざまな回答が寄せられました。おもな利用者のニーズが表れている回答をいくつか紹介します。
<回答抜粋>
・その都度利用状況に応じて、一番安いプランに切り替えが可能な商品
・とにかく安くて環境に良いもの
・エコ活動をした分だけ価格が割引される
・ポイント制による電力利用料金の割引やほかのポイントへの換金
第一に「価格の安さ」は特に大きな関心事で、使用状況に応じた柔軟なプラン変更や最安値適用を望む声が目立ちました。第二に、「環境配慮」と「経済的メリット」の両立が重要視されており、エコ活動や省エネ行動を料金面で還元する仕組みに期待が寄せられています。さらに、ポイント制度や他サービスとの連携など、電気の利用を通じて得られる付加価値も求められています。
総じて、消費者は価格の安さを中心に、環境貢献や生活全体の満足度を高めるサービス設計を望んでおり、今後は柔軟性・環境性・お得感を兼ね備えたプランが注目されるでしょう。
Q15.エネワンでんきのような電力会社に、どのような環境への取り組みを期待しますか?(自由記述)
電力会社に期待する環境への取り組みについては、以下のような回答が得られましたので、いくつか回答を紹介します。
<回答抜粋>
-
CO2削減
-
再生エネルギーの普及
-
カーボンニュートラル
-
地球温暖化を防止する環境への取り組み
-
独自の持続可能なエネルギーを推進する
-
料金が安くて環境にも優しい
消費者が電力会社に求める環境への取り組みとして特に目立ったのは、CO2削減や再生可能エネルギーの普及など、地球温暖化防止に直結する活動です。これは単なる環境配慮にとどまらず、持続可能なエネルギー社会の実現に向けた視点を含んでいます。
また、環境負荷を減らしつつ利用者にとって負担の少ない料金プランの提供や、「独自の持続可能なエネルギー」など、自社ならではの特色ある取り組みへの期待も見られました。
■まとめ
今回のアンケート全体を通して、多くの方は電力について価格面でのメリットを重視しつつ、環境配慮や再生可能エネルギー利用への関心も有していることがわかりました。ただし、「安くて環境に優しい電力サービスに期待するが、現時点では従来の電力プランを継続している」という層も多く、コストと環境貢献を両立できる具体的な選択肢にあと一歩踏み出せていない傾向がうかがえます。
こうしたニーズに応えるのが、「エネワンでんき」です。「エネワンでんき」ならご家庭の消費電力に応じて無駄のないプランを選択できるため、切り替えるだけで毎月の電気料金を抑えられる可能性があります。また、環境負荷軽減につながる「カーボンニュートラルでんき」を提供しており、毎日の電力消費を通して社会貢献することも可能です。
少しでも関心をもたれた方は、まず「エネワンでんき」公式サイトの電気料金シミュレーションで、実際に電気料金がどの程度抑えられるかチェックしてみてください。

株式会社エネワンでんき
エネワンでんきは2014年4月、Gas Oneグループの電力事業として株式会社サイサンにて誕生しました。サイサンが1945年の創業以来貫いている「お客さまにとって最も身近なホーム・エネルギーパートナー」の理念のもと、暮らしに欠かせないエネルギーである「電力」を安心に、そして安価にお届けいたします。
【会社概要】
社 名:株式会社エネワンでんき
代表者:代表取締役 吉澤 正人
設 立:2022年6月1日
所在地:東京都千代田区丸の内1-6-1 丸の内センタービル2F
主な事業内容:小売電力事業
ウェブサイト: https://eneonedenki.net/
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