ゲリラ豪雨対策と「夏に冷える街づくり」を緑化技術で同時に実現するグリーンインフラ新製品を発売開始!

貯水・耐圧機能を有し、健全な樹木が大気を冷却する「礫間貯留浸透技術」

緑化事業を手がける東邦レオ株式会社(大阪市)は、35年におよぶ都市緑化の技術開発をもとにグリーンインフラ事業を本格始動し、雨水の「貯留浸透能力」と「耐圧性能」を兼ね備えた新製品2種を開発、平成28年6月20日より首都圏から発売を開始し、平成30年度に5億円の売り上げを目指します。
<グリーンインフラ新技術の特徴>
○ 都市型集中豪雨対策として、雨水の下水管への流入遅延・負荷軽減を「植栽基盤」で実現
○ 雨水の自然な循環により、緑豊かで冷える街づくり(冷却効果)を実践
○ 健全な樹木の育成で大きな緑陰をつくり、地表面温度の上昇を抑制
 

 

コンクリートやアスファルトで覆われ、雨水が地中に浸みこみにくい日本の都市インフラ構造。『雨水対策』としては、これまで地下の巨大トンネルによる洪水対策や、プラスチック製の貯留槽設置など、「グレーインフラ」と言われる土木的手法が一般的でした。

しかし気象庁発表による「短時間強雨」の発生回数によると、この40年間で1時間降水量80mm以上の「猛烈な雨」は年々増加しており、下水道の計画規模を上回る都市型集中豪雨(いわゆるゲリラ豪雨)に対応する強い街づくりが求められています。

従来技術のグレーインフラに加え、土や樹木など「自然の機能」を活かして環境改善までできる 手法はないものか。そこで35年にわたり都市緑化を推進する東邦レオでは、これまで培った緑の技術を活かし、(1)雨水を貯留浸透できるだけでなく、(2)表層を歩道や外構として利用できる耐圧性能を保持し、(3)植物や樹木の根を誘引して生育を支え、同時に蒸発散作用を通して大気を冷却することが可能な2つのグリーンインフラ技術、『J・ミックス工法』ならびに『グリーンアクアミックス工法』を新たに開発、平成28年6月20日より発売を開始いたします。

 

「J・ミックス」は、リサイクル骨材(単粒度の再生砕石)の表面に腐植をコーティングした、「高空隙・目詰まり抑制貯留浸透基盤材」です。

土木工事で利用される単粒度砕石(4号)の空隙率(礫間貯留率)は30%前後が一般的ですが、「J・ミックス工法」では空隙率を41%に高めることで,約1.4倍もの貯水能力向上を実現すると同時に、目詰まり抑制効果も約3倍となります(自社調査調べ)。

 


また再生砕石の特徴である「アルカリ性」を中和し、植物の根を隙間に誘導させることに効果を発揮するのが「腐植」の役割です。

冒頭の実験写真は植え付けから4年4ヶ月が経過した クスノキの根系分布状況です。再生砕石のみ(D区)では、根はほとんど伸長しませんでしたが、再生砕石を腐植でコーティングしたC区では、良好な根の生育を確認しています。

「J・ミックス」の価格は1立方メートルあたり9,800円~(税別、提携製造先より20km圏内の場合の材料価格)。なお人工地盤や滞水地盤など特殊な地盤では、火山礫(レキ)に腐植をコーティングした「グリーンアクアミックス工法」を使用します。まず首都圏の都市部を中心に事業を展開し、平成30年度に5億円の売り上げを目指します。

[技術の特徴]
J・ミックス工法、グリーンアクアミックス工法はともに、材料(骨材)の粒の大きさを整えることで、歩道や駐車場の利用に耐えうる強度を保ちながら根が自由に伸長できる根域空間を確保します。

 

[周囲や街を冷やすポイント「しみ上がり能力」]
両工法を充填した空間は「植栽基盤」としても活用可能となります。雨水貯留を兼ねた基盤に伸入した根は滞留水を吸い上げ、その水は葉から蒸散します。1gの水が蒸散するときに530calの熱量を奪い、緑の木陰と合わせて周囲を冷やします。

 

平成26年5月「雨水の利用の推進に関する法律」が施行されました。今後ますます街づくりに「雨水対策」が必要となります。今後も都市部にある緑地、校庭、競技場、屋上、歩道(街路樹)、広場、建築物外構といった場所を活かし、新開発の2つの工法と「緑」を用いて雨水を一時貯留することで、「グリーンインフラ」の普及ならびに環境の良い街づくりに貢献していきたい所存です。

<J・ミックス工法、グリーンアクアミックス工法 詳細ページ>
 http://www.soil-doctor.jp/green-infra/
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