日本国際交流センター(JCIE)理事長交代のお知らせ
4月1日付で狩野功が新理事長に就任
大河原昭夫が理事長を退任し、2023年4月1日付で、狩野功が日本国際交流センターの理事長に就任いたしました。
4月1日付けで、狩野功が日本国際交流センター理事長に就任いたしましたので、お知らせ申し上げます。狩野は、1984年に三菱商事株式会社に入社、長年にわたり主に金属資源分野で国際ビジネスと経営に携わり、三菱商事理事金属資源トレーディング本部長、三菱商事理事欧州統括、欧州三菱商事社長を歴任、また、ロンドン駐在中には在英国日本商工会議所会頭、英国日本クラブ副会長を務め、当センターが日本側事務局を務める日英21世紀委員会に2018年から参加、2021年より同委員会コアメンバーとなる等、民間の立場から日英関係の維持向上に努めて参りました。2022年3月より当センター理事を務めており、本年3月2日の理事会にて2023年度からの理事長就任が決定いたしました。また、これに伴い、2014年より9年間にわたり理事長を務めた大河原昭夫は、3月31日をもって理事長を退任いたしました。
狩野新理事長のもと、役職員一丸となり、国際社会の共通課題解決のため国境を越えた対話と協力関係の強化に尽力いたす所存でございます。何卒今後とも倍旧のご支援・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
2023年3月2日に開催された理事会において選任され、日本国際交流センター(JCIE)理事長に就任いたしました。重責に身の引き締まる思いですが、その使命を全うすべく微力ながら全力を尽くして職務に邁進いたします。
大河原昭夫前理事長が9年間に亘り幅広く国際的知的交流事業を推進され、公益財団法人としての社会的な責務を果たし着実な成果を重ねてまいりました。この間、国際社会の変化と時代の要請に応える様々な事業を発展させたこと等により、当センターの活動基盤が整備され、創立半世紀を迎えました。
私は地球規模の相互理解や協力実現のため、民間レベルでの強い友好関係構築が不可欠だとの創設者の信条を共有します。国境を越えた対話の触媒たれという創業者の理念に共感し行動してきた全職員が築いてきた信頼と実績が財産です。
山本正初代理事長がJCIEを設立したのは第一回先進国首脳会議がランブイエで開催される5年前であり、日本が初めて先進国に仲間入りした日欧米委員会(現在の三極委員会)は、日本側事務局をJCIEが担当して1973年に東京で開催されました。民間外交のパイオニアとして旗揚げしたのがJCIEでした。
世界情勢がかつてなく予測不能な時代となっていますが、先人の方々の時代も決して予測が容易な時代ではなかったと思います。石油ショックで経済成長に急ブレーキがかかった極めて困難な時代に設立間もないJCIEを率い、アジア通貨危機、リーマンショック、東日本大震災等、多くの危機を乗り越えて来られました。その国際交流の灯を絶やさず、創設者の掲げた崇高な志を引き継ぎ、活動をされてきた多くの方々から、大切な襷を受け継ぎました。その重要性に身の震える思いです。
海外7場所に駐在した39年間のビジネスパーソンとしての経験を活かし、高いインテグリティ(不易流行の信条でもある、軸のぶれない不変の道徳観に基づく誠実さ)を持った職員の方々と共に、先人の方々が営々と築いてこられたJCIEを次世代に繋げる大切な公共財として更に発展させていく所存です。
今後とも一層のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
2023年4月1日
日本国際交流センター
理事長 狩 野 功
公益財団法人 日本国際交流センター理事長
海外7場所駐在を含め40年に亘る国際取引や各国での事業会社の経営並びに在外日本関連組織における公的活動を通じた知見を活かし、日本国際交流センター(JCIE)の諸活動を主導する。2023年4月に現職に就任する前は三菱商事株式会社に勤務。1990年ウィーン駐在員、1992年独国三菱商事デュッセルドルフ金属部鉄鋼原料課長、2005年金属グループCEOオフィス経営計画担当兼イノベーションセンター営業開発助成審議担当、2008年豪州Mitsubishi Development Pty副社長兼ブリスベン事務所長、2011年貴金属事業部長、2013年三菱商事(中国)商業有限公司金属事業部総経理、2016年三菱商事理事金属資源トレーディング本部長兼三菱商事RtM International Pte. Ltd. (在シンガポール)会長・CEO、2018年三菱商事理事欧州統括兼欧州三菱商事社長。欧州各国の事業会社の役員、Mitsubishi Corporation Fund for Europe and Africa (MCFEA:三菱商事欧州アフリカ基金)Trustee並びに在英国日本商工会議所会頭、英国日本クラブ副会長、Japan House London Trustメンバーを歴任。2020年監査部シニアアドバイザー。日英21世紀委員会コアメンバー、2022年より日本国際交流センター理事。1984年一橋大学商学部卒。2012年Harvard Business School LFO履修。
狩野新理事長のもと、役職員一丸となり、国際社会の共通課題解決のため国境を越えた対話と協力関係の強化に尽力いたす所存でございます。何卒今後とも倍旧のご支援・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
- 狩野理事長 就任メッセージ
2023年3月2日に開催された理事会において選任され、日本国際交流センター(JCIE)理事長に就任いたしました。重責に身の引き締まる思いですが、その使命を全うすべく微力ながら全力を尽くして職務に邁進いたします。
大河原昭夫前理事長が9年間に亘り幅広く国際的知的交流事業を推進され、公益財団法人としての社会的な責務を果たし着実な成果を重ねてまいりました。この間、国際社会の変化と時代の要請に応える様々な事業を発展させたこと等により、当センターの活動基盤が整備され、創立半世紀を迎えました。
私は地球規模の相互理解や協力実現のため、民間レベルでの強い友好関係構築が不可欠だとの創設者の信条を共有します。国境を越えた対話の触媒たれという創業者の理念に共感し行動してきた全職員が築いてきた信頼と実績が財産です。
山本正初代理事長がJCIEを設立したのは第一回先進国首脳会議がランブイエで開催される5年前であり、日本が初めて先進国に仲間入りした日欧米委員会(現在の三極委員会)は、日本側事務局をJCIEが担当して1973年に東京で開催されました。民間外交のパイオニアとして旗揚げしたのがJCIEでした。
世界情勢がかつてなく予測不能な時代となっていますが、先人の方々の時代も決して予測が容易な時代ではなかったと思います。石油ショックで経済成長に急ブレーキがかかった極めて困難な時代に設立間もないJCIEを率い、アジア通貨危機、リーマンショック、東日本大震災等、多くの危機を乗り越えて来られました。その国際交流の灯を絶やさず、創設者の掲げた崇高な志を引き継ぎ、活動をされてきた多くの方々から、大切な襷を受け継ぎました。その重要性に身の震える思いです。
海外7場所に駐在した39年間のビジネスパーソンとしての経験を活かし、高いインテグリティ(不易流行の信条でもある、軸のぶれない不変の道徳観に基づく誠実さ)を持った職員の方々と共に、先人の方々が営々と築いてこられたJCIEを次世代に繋げる大切な公共財として更に発展させていく所存です。
今後とも一層のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
2023年4月1日
日本国際交流センター
理事長 狩 野 功
- 略歴
公益財団法人 日本国際交流センター理事長
海外7場所駐在を含め40年に亘る国際取引や各国での事業会社の経営並びに在外日本関連組織における公的活動を通じた知見を活かし、日本国際交流センター(JCIE)の諸活動を主導する。2023年4月に現職に就任する前は三菱商事株式会社に勤務。1990年ウィーン駐在員、1992年独国三菱商事デュッセルドルフ金属部鉄鋼原料課長、2005年金属グループCEOオフィス経営計画担当兼イノベーションセンター営業開発助成審議担当、2008年豪州Mitsubishi Development Pty副社長兼ブリスベン事務所長、2011年貴金属事業部長、2013年三菱商事(中国)商業有限公司金属事業部総経理、2016年三菱商事理事金属資源トレーディング本部長兼三菱商事RtM International Pte. Ltd. (在シンガポール)会長・CEO、2018年三菱商事理事欧州統括兼欧州三菱商事社長。欧州各国の事業会社の役員、Mitsubishi Corporation Fund for Europe and Africa (MCFEA:三菱商事欧州アフリカ基金)Trustee並びに在英国日本商工会議所会頭、英国日本クラブ副会長、Japan House London Trustメンバーを歴任。2020年監査部シニアアドバイザー。日英21世紀委員会コアメンバー、2022年より日本国際交流センター理事。1984年一橋大学商学部卒。2012年Harvard Business School LFO履修。
- 日本国際交流センター
公益財団法人 日本国際交流センター(JCIE)は、民間レベルでの政策対話と国際協力を推進する公益法人。民間外交のパイオニアとして、1970年の設立以来、非政府・非営利の立場からグローバルな知的交流事業を実施する。東京とニューヨークを拠点に、外交・安全保障、民主化とガバナンス、グローバルヘルス(国際保健)、女性のエンパワメント、グローバル化と外国人財など、多角的なテーマに取り組む。 https://www.jcie.or.jp/japan/
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