居場所感知システム「消えログ」、約30名参加の「レボ系ワーケーション」で実証実験
乗り降り自由なトレインワーケーションや、広域コンテンツの参加者位置情報を把握し交流を促す
ワーケーションやMaaSなど 「コレクティブ・インパクト(社会を変える集団的インパクト)」が生まれる事業に取り組む株式会社ふろしきや(所在地:長野県千曲市、代表:田村英彦、以下:当社)は、長野県内7地域と提携し、2024年1月22日(月)から1月26日(金)に「レボ系ワーケーション」を実施しました。「レボ系ワーケーション」とは、開放的に対話や交流ができる環境を提供することで参加者の価値観や行動を変え、インパクトあるプロジェクトや事業を自然発生的に生み出す、千曲市発のワーケーションスタイルをさします。
本イベントではスマートトラッカーを活用した、ワーケーション参加者の現在地を把握できるシステム「消えログ」を開発・活用しました。会場が多岐にわたった本イベントでは、参加者の滞在位置やトレインワーケーション中の乗降者状況を把握できることで交流を促します。「消えログ」はワークショップから生まれた案をヒントに、当社と千曲市のワーケーション参加者である株式会社クリエイターズ・ラボ(所在地:大阪府大阪市、代表:柳 允雄)が協働で開発しました。
「消えログ」は、2023年に実施した平日昼間の稼働率が低い温泉旅館をワークスペースとして活用する「湯治ワーク」という企画において、ワーケーション参加者がどの温泉旅館に滞在しているか分からず交流ができないという課題を解決するために生まれました。NFCタグの活用など実験を繰り返した結果、NFCタグに端末をかざすといった能動的な行動なしで位置関係を取得するスマートトラッカーを活用した位置把握システムを開発するに至りました。
「レボ系ワーケーション」では、期間中乗り降り放題のデジタルフリーパスを持ちながら、しなの鉄道株式会社の観光列車「ろくもん」や「SR-1」車両を合計3日間貸し切るトレインワーケーションを実施しました。「消えログ」を活用することで列車から降りて周遊する参加者や、列車内に残る参加者を把握し、効果的な交流を促進するシステムとして実証実験をおこないました。当社では人の回遊と交流を促進するツールとして「消えログ」を活用し、他地域と連携をしながら人の出会いが生み出す体験や交流による化学反応の促進をサポートします。
■「レボ系ワーケーション」詳細
ワーケーション参加者や地元住民の方々と一緒に「ワーケーションまちづくり・ラボ」という団体名で2019年から実施してきた千曲市のワーケーションは、数値目標や移住などを主な目的とせず、開放的に働ける環境で交流を促すことにこだわりながら、イベントの実施と検証を繰り返しています。結果的に、「地域を超えた出会いと対話が双方の価値観や行動を変えながら、インパクトあるプロジェクトや事業を生み出す」形で発展を遂げてきました。千曲市で起きているこうした動きを「レボ系ワーケーション」(レボ=レボリューション=これまでのやり方を大きく変えるという意味)と名付けました。
今回は長野県千曲市を核に、トレインワーケーションなど独自の取り組みを参加者に体験してもらいながら、上田市、東御市、立科町、小諸市、佐久市、御代田町、軽井沢町の7市町村と鉄道事業者の皆さん協力の元、出会いと対話を約30名に体験いただきました。
■ 千曲市ワーケーションから生まれた活動・プロジェクト一例
・温泉MaaS:ワーケーション参加者で行った「アイデアソン」から生まれたタクシー配車等を実装した地域回遊支援ツール
・NEOネオン:80店舗を超えるスナックを若い世代の方にも楽しんでもらうために発足した、リブランディング事業
・腸活特産品セット:みそやしょうゆ豆、あんずなど、腸活に適した名産品をふるさと納税の返礼品として商品化
・ゲストハウス昭和の寅や:地元参加者の夢に共感したワーケーション参加者が協力して完成したゲストハウス
【会社概要】
会社名 :株式会社ふろしきや
代表 :田村 英彦
住所 :〒387-0016 長野県千曲市大字寂蒔177-1
企業HP:http://furoshiki-ya.co.jp
番号 :090-1957-1073
会社名 :株式会社クリエイターズ・ラボ
代表 :柳 允雄
住所 :〒532-0004 大阪府大阪市淀川区西宮原2-6-16 新大阪コーポビアネーズ 820
企業HP:https://www.creatorslab.jp/
番号 :080-8487-2808
【事業内容】
株式会社ふろしきやは、まちづくりやソーシャルビジネスの領域において「コレクティブ・インパクト(社会を変える集団的インパクト)」が 生まれる事業に取り組んでいます。
ワーケーション事業の先進事例としてまちづくりと連携させ、長野県を中心として進めています。
ワーケーション事業全体紹介:https://furoshiki-ya.co.jp/workationlab
・地域ブランディング要件定義
・データ、情報解析による現状の可視化
・プロジェクト構想・実行プロセス設計など
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