株式会社坂ノ途中と株式会社フェイガーとの業務提携について
〜日本とアジアで農業に携わる方々の収入向上と持続可能な農業を目指して〜
■背景
坂ノ途中は「100年先も続く、農業を。」を事業ミッションに掲げ、環境負荷の小さい農業の普及を目指し、新規就農者のパートナーとして伴走しています。これまで新規就農者の農作物の流通・販売を中心に事業を行なってきましたが、その枠を超えて提携農家の方々とともに持続可能な社会を目指し、カーボンニュートラルに向けた取り組みを行うこととなりました。
フェイガーは農業由来カーボンクレジットの生成を行っており、農家の方々の脱炭素の取り組みの支援及びクレジット化を通した収益化を行う日本初のスタートアップです。2023年度は10都道府県、20地域、100農家以上を対象としたプロジェクト組成見込み、2024年度はタイやミャンマー等の海外プロジェクトがスタートする予定です。農業の脱炭素の取り組み収益化を通して、環境に優しい農業を持続可能な形で推進しています。
■国内の農業に携わる方々の収入向上と持続可能な農業を
世界の温室効果ガスの12%は農業由来といわれており、裏を返せば多くの削減ポテンシャルがあるといえます。日本では水田からのメタン排出削減ポテンシャルが大きく、坂ノ途中の提携農家の方々とフェイガーのソリューションを組み合わせることでこの取り組みを大きく広げられると考えています。坂ノ途中の提携農家(約400件)との繋がりを活かしながら脱炭素農法のご紹介及び収益化を進め、1,000ha以上の農地の脱炭素化とカーボンクレジットの活用を推進し、日本各地の農家さんの新たな収入源を生み出していきます。
■さらに国外(アジア)でも、森林農法を活かして取り組みを拡大予定
坂ノ途中はラオス・ミャンマー・ネパールなどアジアのコーヒー産地で、森の中でコーヒーを育てる森林農法(アグロフォレストリー)を用いた栽培技術の提供や品質の向上に取り組んでいます。この森林保全・再生や未利用森林の活用、シェードツリーの植林などに、フェイガーの推進する「カーボンクレジット」という仕組みの導入を考えています。コーヒー産地の脱炭素の取り組みを企業等がサポートし、資金が還元されれば、農家の方々の収入が向上し、さらに取り組みが持続可能になるとともに広がりやすくなると期待しています。
■両社で推進する「カーボンクレジット」の仕組み
■両社代表からのコメント
株式会社坂ノ途中 代表者 小野邦彦
日本と東南アジアで環境への負担の小さい農業を広げるというチャレンジをしている当社にとって、カーボンクレジットを使いこなすことは必修科目だと考えています。知見が足りず困っていたところ、フェイガーさんと巡りあうことができました。今後、日本や東南アジアでご一緒できることをとても楽しみにしています!
株式会社フェイガー 代表取締役 石崎貴紘
当社が目指す世界を日本そして東南アジアへ広げていくにあたって、その思いをご一緒できる坂ノ途中さんとの業務提携は、現状のカーボンクレジット関連サービスのみならず、さらなる社会的意義のある取組をご一緒できると信じております。坂ノ途中さんの積み上げてこられた実績やご知見に学ばせていただきつつ、当社も最大限に貢献し、農業×環境価値の分野で社会に貢献していきます。
【株式会社坂ノ途中】
創業:2009年7月
代表者:小野 邦彦
所在地:〒601-8101 京都市南区上鳥羽高畠町56
URL:https://www.on-the-slope.com
【株式会社フェイガー】
創業:2022年7月
代表取締役:石崎 貴紘
所在地:〒107-0061 東京都港区南青山2丁目2番15号
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