ベトナムで製造業のビジネスマッチング　FBCアセアンものづくり商談会inハノイ　開催報告

3日間通して9,000件の商談実施　日系の参加企業数過去最多

NCネットワーク

2024年10月16日 10時00分

製造業ビジネスマッチングプラットフォーム「エミダス」を運営する株式会社ＮＣネットワーク(本社：東京都台東区、代表取締役社長：内原康雄)は日系企業のベトナムにおける事業展開を後押しするため、今年5月のタイ・バンコク会場に引き続き、「FBCアセアン2024ものづくり商談会」を2024年9月18日(水)～20日(金)にベトナム・ハノイで開催しました。

【目的・背景】

ベトナム製造業の主要プレイヤーはここ10年で大きく変化しました。韓国サムスン電子の携帯電話製造を中心とする大型投資や、米国アップルのサプライヤーなどに代表される中国からベトナムへの生産移管が注目を集めているほか、ここ数年で米国を中心とする半導体関連企業が次々と進出を発表し、ベトナム政府も半導体産業を国家戦略の一環と位置付けています。一方で、ベトナム進出日系企業の現地調達率は2011年の22％から2023年には41.9%に上昇しましたが、周辺諸国と比べるとまだ低い状況です（JETRO調査）。

このような背景の下、当地における日系企業の高い技術力はさらにニーズが高まると見込み、ＮＣネットワークは、当商談会における日系企業と各国メーカーとのマッチング、優良なローカル企業との協業機会の提供を通じて、日本およびベトナムの製造業発展へ貢献することを目的として開催いたしました。

【開催結果】

今年はハノイ市中心部の国際展示会場に場所を移し、バイヤーおよび出展社数は前年のベトナム開催の167社を大きく上回る216社に参加いただきました。3日間の来場者は前年を上回る8,500人となり、3日間で合計9,000件の商談（推定販売金額30,323,401 USD）が行われました。熱気のある商談とともに、専門セミナーやコマ大戦、ロボット組立コンテストなどのイベントが同時開催されました。

出展社からは「昨年より来場者が多い、特に日本からの来場者が増えた」、「目的をもった来場者の割合が高い」という声が多く、日本から大手企業だけでなく、中小企業からも調達目的で参加する来場者が増えました。また、「昨今の主要展示会は中国企業の出展が多い一方で、FBCはローカル企業や日系企業の参加が多く、違いが見られる」という意見が挙がりました。具体的な商談に結びついた企業も多く、FBCは新しい出会いを提供する場として一定の役割を果たすことができました。

次回の当商談会のハノイ開催は2025年9月17日(水)～19日(金)の予定。ベトナム政府機関、業界団体および各国の商工会などと連携して参加者の枠を広げ、日系企業の多様化するニーズに応えてまいります。

FBCアセアン2025　出展社募集資料

【FBCアセアン2024ものづくり商談会・ハノイ会場　開催概要】

開催期間：2024年9月18日(水) ～ 20日(金)　9:00 ～ 17:00（3日間）※ベトナム時間
会場　　：I.C.E. Hanoi

出展対象：ベトナムでの部品調達、販路拡大を目的とする製造業企業

　　　　　製造業企業にサービス、製品を提供する非製造業企業

出展社数：262ブース216社（ベトナム116社、日本75社、中国9社、その他*16社）

　　　　　＊台湾、シンガポール、韓国、ドイツ、フランス、米国等

来場者数：8,516名

主催　：NC NETWORK Group

バイヤー出展企業（一部抜粋）： TIGER VIETNAM, Panasonic Vietnam, FUJIFILM Optics, Bando Manufacturing (Vietnam), RHYTHM PRECISION VIETNAM, HONDASEIKI, AMFG, KVK CORPORATION, D.I.D, Samsung, Foster Electric (Bac Ninh), Musashi Auto Parts Vietnam, TOTO VIETNAM 他

【アンケート結果】