『檸檬会:れもんのこ保育園』乳児期のアートプログラムを開発

「やりたい!」をアートでもっと。0歳〜2歳児のための少人数アートプログラム。

社会福祉法人檸檬会

全国61ヵ所の保育施設を運営する社会福祉法人 檸檬会(れもんかい/法人本部:和歌山県紀の川市 理事長:前田効多郎)が2022年9月より小規模保育園「れもんのこ保育園」等で、乳児期の発達を踏まえたアートプログラムを開発・導入します。

 

 

社会福祉法人 檸檬会が運営する「れもんのこ保育園」は、0歳児から2歳児までの乳児を対象とした定員12〜19名の小規模保育園です。

今回開発したのは、五感を刺激して子どもたちの「やりたい!」を引き出し、豊かなアート活動や自己表現を通じて成長を促すアートプログラムです。
このプログラムでは、乳児期の発達を踏まえた素材や道具を前提としたアート活動を体系化するとともに、それを実現するための環境構成、保育者の関わりを示し、法人が運営するすべての乳児保育園で導入します。


乳児期のアートプログラムの意義

1, 成長の鍵を握る乳児期の大切さ
「三つ子の魂百まで」というのは単なる諺ではなく、0歳から3歳までの大切さが数々の研究で明らかになっています。まさに人生の基礎は3歳までにつくられると言っても過言ではありません。そのため、この時期に、周囲の大人から応答的な関わりを受けたり、豊かな言葉環境に身を置いたり、多様な経験をすることが大切になります。

2, アートが育むもの
アートに正解はありません。だからこそ、子どもは正解を探すのではなく、のびのびと表現することが可能です。そして、表現したものが否定されることもありません。そこで育まれるのは子どもの自己肯定感と表現する喜びです。自己肯定感は何をする上でもベースになるため、この乳幼児期にしっかりと自己肯定感を育むことが大切になるのです。さらに表現する喜びは、自分自身や自分の考えを表現することにもつながります。
またアート活動では、水や絵の具・粘土など、さまざまな素材や道具に触れます。乳幼児期の教育は環境との関わりを通して行われることに特徴がありますが、これは、自身の行為に対して環境から跳ね返ってくる反応を通して世界を広げていくことを意味しています。さまざまな素材・道具と関わるアート活動は、まさに子どもと環境との関わりを深め、環境からの跳ね返ってくる反応をより一層豊かにして、子どもの世界を広げていくのです。

3, プログラム開発の難しさ
上記のように乳児期のアート活動には大きな意義があるものの、その実践には難しさが伴います。一人ひとりの興味・関心が違ったり、集中力が続きにくい一方で、アート活動にはそれなりの準備を必要とするため、幼児(3~5歳児)ほど積極的かつ頻繁に行われない実態があります。また、幼児期のアート活動には実践の蓄積が多く、数多くの実践事例があるものの、乳児保育ではそのような状態にありません。そのため、乳児のアート活動をどのようにすれば豊かに展開できるのか不透明さが多い状況にあります。
だからこそ今回、乳児に特化したアート活動プログラムを開発し、乳児期の特徴を踏まえたアート活動を推進していきます。

4,  家庭でのアート活動の難しさ
乳児期のアート活動の意義は、保育所でも家庭でも変わりません。しかし、家庭では、汚れることが心配になったり、保育園ほど豊富な素材・道具がなかったりして、思う存分アート活動に浸れる環境を用意できないこともあるように思います。
今回のアートプログラムでは、子どもが多様な素材・道具に触れられるだけでなく、思う存分使えたり試せたりできる環境を整えています。まさに、本プログラムだからこそ経験できるアート活動といえるでしょう。


本アートプログラムを支えるもの

1, 乳児の発達を踏まえたプログラム
乳児期は発達が著しく、また個人差も大きい時期です。また、大人の予想外の行動をとったり、集中力が持続しにくいという特徴もあります。本プログラムでは、そのような乳児期の特徴を踏まえ、子どもがさまざまな素材にどのように出会い、関わりを深めていくかをデザインしています。
各施設で、このプログラムを導入することで、子どもが豊かなアート活動を育んでいきます。

2, 全保育士が受講するアートエデュケーター研修
子どものアート活動を支えるには、保育者の関わりが極めて重要になります。子どもが表現している最中の保育者の関わりは、子どもの表現活動に大きく影響を及ぼします。また、素材への知識や理解、環境の作り方も重要です。
本プログラムは、単なるプログラム開発だけではなく、このような保育者育成もセットにした内容としています。乳児に関わる全保育士が、アートエデュケーター研修(全9回)を受講し、乳児の豊かなアート活動を支えていきます。


■ れもんのこ保育園

大阪府・滋賀県で展開する、0歳から2歳までの乳児を対象とした定員12〜19名までの小規模保育園。子ども一人一人を大切にする丁寧な関わりの中で、自己肯定感や他者を尊重する心を育む、乳児に特化した、完全オリジナルのアートプログラムを実践しています。卒園後の3歳からの入園先として系列園と連携している。


■ 社会福祉法人 檸檬会
レイモンド保育園など保育施設に加え、プリスクールや児童発達支援事業、放課後児童クラブを全国で79施設運営。「なんだろうのその先へ」を合言葉に、子どもにとっても大人にとっても主体的で対話的、そして深い学びのある環境の実現を目指している。また、就労移行支援事業など障がい者福祉事業にも力を入れる。2022年4月には福祉の複合施設「レイモンドヴィレッジ」を開村。和歌山県に法人本部、大阪・東京・奈良に本部があり、11都府県で福祉事業を行っている。

法人名:社会福祉法人 檸檬会(れもんかい)
代表者:理事長 前田 効多郎
法人本部:和歌山県紀の川市古和田240
設立:2007年2月
職員数:1376人 (2022年4月1日現在)
事業内容:保育施設運営(認定こども園、認可保育園、公立保育園の指定管理、認可小規模保育事業、企業主導型保育事業)、プリスクール運営、放課後児童クラブ事業、児童発達支援事業、就労移行支援事業、就労継続支援事業(A型)、共同生活援助事業
公式サイト:https://www.lemonkai.or.jp/

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会社概要

社会福祉法人檸檬会

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URL
https://www.lemonkai.or.jp/
業種
医療・福祉
本社所在地
和歌山県紀の川市古和田240
電話番号
-
代表者名
前田効多郎
上場
未上場
資本金
-
設立
2007年02月