リサイクル率日本一を誇る大崎町発の環境学習ガイドブックが完成! 2023年度から大崎町内の小中学校で実用開始
実用化に向け2月8日(水)に大崎町立菱田小学校にて授業を実施
一般社団法人大崎町SDGs推進協議会(所在地:鹿児島県大崎町 代表理事 千歳 史郎、以下大崎町SDGs推進協議会)が2022年5月から2023年1月までに大崎町教育委員会と、町内の先生方と共に開発した、これからの循環型社会に相応しいガイドブックが完成しました。その冊子を活用し、2023年度4月からの実用化に向け、2月8日(水)に大崎町立菱田小学校にて授業を実施いたしました。
本冊子は、焼却炉がなくリサイクル率日本一を14回達成した大崎町を舞台に、地域に暮らす子どもたちの「大崎リサイクルシステム※」に対する理解を深め、環境問題をはじめとした社会課題の解決に寄与する教育を行う人材を、町内外で育成することを目的としています。20年以上続く分別・リサイクルの取り組みや、歴史を学び体験できる内容になっています。
※大崎リサイクルシステム:住民・企業・行政の協働による、焼却炉に頼らない低コストな資源循環型の廃棄物処理システム(環境省策定一般廃棄物会計基準に基づき大崎町が算出)
<詳細>
●テーマ
大崎町の資源循環の取り組みを基盤とした環境教育(その他社会課題など発展的要素を含む)
●タイトル「リサイクル率日本一のまちにおける環境教育実践のアイデア」
●冊子の目次
1. 教材検討委員会の主旨と目的
2. 教材検討委員会の実施履歴
3. 成果物と使用用途の一例
a. 大崎町×SDGsをテーマとした環境教育系統表(小中学校9年間の流れ)
b. 小学校高学年向け総合授業例「ともにつなごう 未来の大崎町」(45時数)
4. 見学先等の連絡先リスト
5. 委員会に参加したメンバーコメント
<関係者コメント>
●大崎町教育委員会 須藤信司氏
検討委員会を重ねる度に、先生方の授業づくりにかける思いが強くなるのが伝わってきました。ここに完成した冊子をもとに、委員の先生方が各学校の中心となって大崎町ならではのESDを作り上げてほしいと願っています。また,10年後20年後、大崎町で育った子どもたちが世界的な視野で持続可能な社会の担い手になることを期待しています。
●外部アドバイザー・ゲスト講師 元木 一喜(株式会社LITALICO)氏
「ねーねー、なんで?」。教職員も子どもたちも好奇心がくすぐられ、調査したり、現地にいったり、自分でやってみたり、何人かで実験してみたり、新しい動きが生まれたらと思います。ここからどんな体験やどんな問いが生まれるのか、好奇心をくすぐるキッカケに使ってもらえると嬉しいです。
●大崎町SDGs推進協議会 アシスタントディレクター 森川 和花
この委員会での活動を通して先生方の頭の中に一番浮かぶ姿は、各学校で一緒に働いている先生方だったのではないかと感じます。子どもたちに何を伝えるべきか、そしてそれを担う先生方にどのようなものがあったら役立つか。考え続けた先生方の思いが、他の先生方や子どもたちに伝わればと思います。
●大崎町SDGs推進協議会 ディレクター 井上 雄大
個人的にはSDGsに限らず「より良い学び」が提供できる契機を作れればという思いがありました。作ったものだけではなく、先生方と一緒になって迷い考えながら作るというプロセスそのものにも価値があったと感じます。日々先生方がよりよい学びの場を検討され、工夫される中で、少しでも今回の取り組みが参考になれば幸いです。
<2月8日の授業のようす>
・実施場所:菱田小学校
・対 象:小学校5年生14人
・日 時:2月8日(水)10:45〜11:30
・授業詳細:
10:45-10:55 生ごみは燃えるのか実験
10:55-11:15 ゲストティーチャーとの対話(ゲスト:大崎町役場住民環境課長 松元 昭二)
分別をはじめた1998年当時、なぜ分別にふみきったのか、どのような苦労があったのかをお話いただき、生徒からの質問に答える
11:15-11:30 まとめ、発表
11:30 終了
生ごみが燃えるかどうかを学ぶ実験を校庭で実施した。キャベツやからあげを紙で包み、実際に燃やしながら、水分量の多い生ごみが燃えにくい事実を目の当たりにして子どもたちも多数驚いていた。また、ゲストティーチャーの松元課長の話をうなずきながら聞き、生ごみを燃やさず堆肥化することで二酸化炭素の排出量が約40%削減される(*)というデータには、歓声も上がった。20年以上リサイクルを続けてきた背景を学んだことで、先人たちの取り組みや選択が自分たちの現在につながっていることを実感するとともに、大崎町、そして世界の未来に思いを馳せるきっかけになった。授業の終わりには「これからも分別をがんばりたい」「安心安全に大崎町に暮らし続けるために、リサイクルがどうして大切なのかが分かった」と話していた。
(*)本数値は暫定的なデータです
<一般社団法人大崎町SDGs推進協議会 概要>
●所 在 地 :鹿児島県曽於郡大崎町菱田1441 ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅 管理棟2F
●代 表 者 :千歳史郎(代表理事)
●事業内容:12年連続を含む合計14回リサイクル率日本一を獲得した大崎町を舞台に、多様なパートナーと協働して研究開発・人材育成・情報発信などに取り組み、サーキュラーエコノミーを推進する。
●設 立:2021年4月
●U R L:http://osakini.org/
<鹿児島県大崎町とは>
⼤崎町は広⼤なシラス台地が広がる⾃然豊かな⼤隅半島に位置し、⾃治体としてこれまで12年連続を含む、合計14回リサイクル率日本一を達成し、「ジャパンSDGsアワード」内閣官房長官賞を受賞するなど、環境問題への取り組みは「⼤崎リサイクルシステム」として世界的に評価されています。また、温暖な気候と溢れる湧⽔で育む農畜産物は、⽣産量も国内最⼤級ながら、⾼い品質を求め常に挑戦し続けています。
●U R L:https://www.town.kagoshima-osaki.lg.jp/
本冊子は、焼却炉がなくリサイクル率日本一を14回達成した大崎町を舞台に、地域に暮らす子どもたちの「大崎リサイクルシステム※」に対する理解を深め、環境問題をはじめとした社会課題の解決に寄与する教育を行う人材を、町内外で育成することを目的としています。20年以上続く分別・リサイクルの取り組みや、歴史を学び体験できる内容になっています。
※大崎リサイクルシステム:住民・企業・行政の協働による、焼却炉に頼らない低コストな資源循環型の廃棄物処理システム(環境省策定一般廃棄物会計基準に基づき大崎町が算出)
<詳細>
●テーマ
大崎町の資源循環の取り組みを基盤とした環境教育(その他社会課題など発展的要素を含む)
●タイトル「リサイクル率日本一のまちにおける環境教育実践のアイデア」
本書は、教育現場で各校の教員が活用することを想定した、環境教育の体験授業例を盛り込んでいる。大崎町内の小中学校の先生方が、各学校の方針に合わせて、環境や地域について学ぶ授業を取り入れる際の参考とする。
●冊子の目次
1. 教材検討委員会の主旨と目的
2. 教材検討委員会の実施履歴
3. 成果物と使用用途の一例
a. 大崎町×SDGsをテーマとした環境教育系統表(小中学校9年間の流れ)
b. 小学校高学年向け総合授業例「ともにつなごう 未来の大崎町」(45時数)
4. 見学先等の連絡先リスト
5. 委員会に参加したメンバーコメント
<関係者コメント>
●大崎町教育委員会 須藤信司氏
検討委員会を重ねる度に、先生方の授業づくりにかける思いが強くなるのが伝わってきました。ここに完成した冊子をもとに、委員の先生方が各学校の中心となって大崎町ならではのESDを作り上げてほしいと願っています。また,10年後20年後、大崎町で育った子どもたちが世界的な視野で持続可能な社会の担い手になることを期待しています。
●外部アドバイザー・ゲスト講師 元木 一喜(株式会社LITALICO)氏
「ねーねー、なんで?」。教職員も子どもたちも好奇心がくすぐられ、調査したり、現地にいったり、自分でやってみたり、何人かで実験してみたり、新しい動きが生まれたらと思います。ここからどんな体験やどんな問いが生まれるのか、好奇心をくすぐるキッカケに使ってもらえると嬉しいです。
●大崎町SDGs推進協議会 アシスタントディレクター 森川 和花
この委員会での活動を通して先生方の頭の中に一番浮かぶ姿は、各学校で一緒に働いている先生方だったのではないかと感じます。子どもたちに何を伝えるべきか、そしてそれを担う先生方にどのようなものがあったら役立つか。考え続けた先生方の思いが、他の先生方や子どもたちに伝わればと思います。
●大崎町SDGs推進協議会 ディレクター 井上 雄大
個人的にはSDGsに限らず「より良い学び」が提供できる契機を作れればという思いがありました。作ったものだけではなく、先生方と一緒になって迷い考えながら作るというプロセスそのものにも価値があったと感じます。日々先生方がよりよい学びの場を検討され、工夫される中で、少しでも今回の取り組みが参考になれば幸いです。
<2月8日の授業のようす>
・実施場所:菱田小学校
・対 象:小学校5年生14人
・日 時:2月8日(水)10:45〜11:30
・授業詳細:
10:45-10:55 生ごみは燃えるのか実験
10:55-11:15 ゲストティーチャーとの対話(ゲスト:大崎町役場住民環境課長 松元 昭二)
分別をはじめた1998年当時、なぜ分別にふみきったのか、どのような苦労があったのかをお話いただき、生徒からの質問に答える
11:15-11:30 まとめ、発表
11:30 終了
生ごみが燃えるかどうかを学ぶ実験を校庭で実施した。キャベツやからあげを紙で包み、実際に燃やしながら、水分量の多い生ごみが燃えにくい事実を目の当たりにして子どもたちも多数驚いていた。また、ゲストティーチャーの松元課長の話をうなずきながら聞き、生ごみを燃やさず堆肥化することで二酸化炭素の排出量が約40%削減される(*)というデータには、歓声も上がった。20年以上リサイクルを続けてきた背景を学んだことで、先人たちの取り組みや選択が自分たちの現在につながっていることを実感するとともに、大崎町、そして世界の未来に思いを馳せるきっかけになった。授業の終わりには「これからも分別をがんばりたい」「安心安全に大崎町に暮らし続けるために、リサイクルがどうして大切なのかが分かった」と話していた。
(*)本数値は暫定的なデータです
<一般社団法人大崎町SDGs推進協議会 概要>
●所 在 地 :鹿児島県曽於郡大崎町菱田1441 ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅 管理棟2F
●代 表 者 :千歳史郎(代表理事)
●事業内容:12年連続を含む合計14回リサイクル率日本一を獲得した大崎町を舞台に、多様なパートナーと協働して研究開発・人材育成・情報発信などに取り組み、サーキュラーエコノミーを推進する。
●設 立:2021年4月
●U R L:http://osakini.org/
<鹿児島県大崎町とは>
⼤崎町は広⼤なシラス台地が広がる⾃然豊かな⼤隅半島に位置し、⾃治体としてこれまで12年連続を含む、合計14回リサイクル率日本一を達成し、「ジャパンSDGsアワード」内閣官房長官賞を受賞するなど、環境問題への取り組みは「⼤崎リサイクルシステム」として世界的に評価されています。また、温暖な気候と溢れる湧⽔で育む農畜産物は、⽣産量も国内最⼤級ながら、⾼い品質を求め常に挑戦し続けています。
●U R L:https://www.town.kagoshima-osaki.lg.jp/
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