アリババクラウド、グローバルビジネス向けの戦略的ロードマップを発表

エコシステム機能の強化に10億米ドルの投資を約束するとともに、新製品と完全なサービス提供に向けた包括的なカスタマーサポートを明らかに

アリババグループのデジタルテクノロジーとインテリジェンスの中枢であるアリババクラウドは本日、バンコクで開催されている「アリババクラウドサミット2022(Alibaba Cloud Summit 2022)」(以下、本サミット)にて、同社の最新グローバル戦略ロードマップを発表しました。3日間にわたって開催される本サミットでは、顧客企業の技術革新を支援する新製品や、グローバルパートナー・エコシステムのアップグレードに向けた10億米ドルの投資および顧客企業のデジタル化を包括的にサポートするカスタマーサービスの拡充を発表しました。

急増するクラウド利用を支えるイノベーション
より多くの企業がクラウドに移行し、ハイブリッド環境でのクラウドサービスの消費需要が高まる中、アリババクラウドは、実績あるクラウドインフラストラクチャ製品、マルチモデルのクラウドネイティブ・データベース、分散クラウドサービスのグローバル提供を開始したことを発表しました。これら一連の新製品は、ネットワーク、ストレージ、コンピュートなど、より幅広いクラウドサービスを企業顧客に提供することを目的としています。

新しいネットワークサービスである「Cloud Enterprise Network 2.0(CEN 2.0)」は、企業のグローバル展開をサポートするためのグローバル・インテリジェント・ネットワーキングを提供します。CEN 2.0は、超大規模ネットワーク機能をサポートしており、旧バージョンと比較して、より高い可用性、より低いレイテンシ、強化されたセキュリティ機能、および企業向けのより柔軟な価格設定オプションを特徴としています。

アリババクラウドはまた、ブロックストレージサービスと企業向けの自動スケーリング機能を備えたストレージ製品、「ESSD Auto PL」を発表しました。この新しいストレージ製品は、突然のトラフィック急増時に数秒以内に自動で拡張する自動スケーリング機能を備えた世界有数のエラスティック・ブロック・ストレージ製品として、業界平均レベルを大幅に上回る最大100万IOPS(1秒あたりの入出力動作)に対応しています。

アリババクラウドが開発したクラウドネイティブなマルチモデル・データベース「Lindorm」は、2021年、アリババが開催した世界最大級のショッピングフェスティバル「天猫ダブルイレブン」を成功裏にサポートしました。同サービスは、高い可用性と低いストレージコストを実現するほか、ワイドテーブル、時系列、時空間、およびさまざまな非構造化データの融合処理要件に対応するように設計されているため、自動車、金融、製造業を含む中国国内で多岐にわたる業界の企業に評価され、採用されています。

また、アリババクラウドは、企業に一貫した管理、配信、運用体験を提供するために、マルチリージョン、マルチクラスタのコンテナ管理プラットフォーム「ACK One(Alibaba Cloud Distributed Cloud Container Platform)」を発表しました。これにより、ユーザー企業は、パブリッククラウド、プライベートクラウド、オンプレミス環境にかかわらず、統一されたプラットフォームを通じて、コンテナクラスタ管理、リソース・スケジューリング、データ災害復旧、アプリケーション配信を実現できます。ACK Oneは、コンテナ化されたアプリケーションをクラウドで実行し、高効率を実現する Kubernetes ベースのサービスである「ACK Anywhere、Alibaba Cloud Container Service for Kubernetes」に追加された最新のサービスです。今年初め、アリババクラウドは調査会社フォレスター・リサーチのレポート「The Forrester Wave™: Public Cloud Container Platforms Q1 2022」において、評価対象となった最も重要な8社の中から初めて「リーダー」として選ばれました。

そのほか、アリババクラウドは、中国市場での事業運営にニーズを持たれる多国籍企業向けに設計したサービス、「アリババクラウド クラウドボックス(Alibaba Cloud CloudBox)」を発表しました。本サービスは、コンピュート、ストレージ、ネットワークといった、大手クラウドプロバイダーのパブリッククラウド・インフラストラクチャ技術を統合することで、顧客の事業所の近くで展開できるフルマネージド・クラウドサービスを提供します。また、オンプレミスのデータ処理や低遅延コンピューティングに対する企業のニーズに応えつつ、アリババクラウドのパブリッククラウドとしての一貫した体験を提供します。

アリババクラウドは、コンピューティング、ストレージ、ネットワーク、セキュリティの各分野で対応能力を強化してきました。例として、最近発表した同社のApsara Cloudオペレーティングシステム専用に設計されたプロセッサ「Cloud Infrastructure Processing Unit(CIPU)」は、ネットワーク遅延を5マイクロ秒まで短縮し、データ集約型のAIやデータ分析シナリオにおける演算能力性能を30%向上させています。

パートナーの利益を最優先する、包括的なテクノロジー・エコシステムの構築
エコシステム戦略の刷新に伴い、アリババクラウドは、今後3会計年度において、アリババクラウドを活用したパートナーの技術革新と市場拡大を支援するために、10億米ドルの投資することを発表しました。この投資は、資金調達、リベート、GTM(Go-to-Market)イニシアチブなど、金銭的および非金銭的なインセンティブで構成されています。

アリババクラウドは、パートナーの成長を加速させるために、「リージョナル・アクセレレーター(Regional Accelerator)」プログラムを立ち上げました。本プログラムは、異なる市場で活動するパートナーに、現地化されたビジネス・コラボレーション・モデルを提供します。このモデルは、市場の技術的成熟度、業種別フォーカス、デジタル化ニーズ、ビジネス需要といった要素に基づいて設計されており、パートナーの収入向上と技術的専門知識の強化を目的としています。リセラー、テクノロジー・パートナー(ISV、SaaS、SI)、サービス・パートナー、コンサルティング・パートナーを含む、アリババクラウドのエコシステム・パートナーは、本プログラムの恩恵を受けることができます。

アリババクラウド・インテリジェンスの国際ビジネス担当プレジデントのセリーナ・ユアン(Selina Yuan)は、次のように述べています。
「当社にとって、パートナーは常に重要な存在です。当社は、パートナーに対して、継続的な共創環境と技術面・商業面での付加価値を提供し、お客様への支援をさらに高めるために、強力なサポートを提供することに努めています。当社の刷新されたパートナー向け戦略は、パートナーの成長を最優先し、パートナーのビジネス拡大を継続的にサポートします。その結果として、パートナーとお客様に利益をもたらす包括的なエコシステムを構築することができると考えます。」

アリババクラウドはまた、パートナーの国際ビジネス・オペレーションの簡素化を支援するため、ISV(独立系ソフトウェアベンダー)パートナーとのコラボレーションモデルを拡充しました。業界コラボレーションの強化、市場参入プロセスの標準化、効率性を高めるための技術ソリューション統合の加速などに注力し、金融サービス、小売、インターネット、製造業などの業務向けのISVをパートナーとして迎え、製品の共同開発や顧客のイノベーションのサポートに取り組んでいきます。

アリババクラウドは現在、Salesforce、VMware、Fortinet、IBM、Neo4jを含めた、世界中の約1万1,000社のパートナーと提携しています。

包括的なサポートで顧客を支援
すべての顧客に総合的なクラウドベースのソリューションおよびサービスを提供するため、アリババクラウドは顧客のクラウド導入プロセスを強化する「Global Delivery and Service Program」を開始しました。このプログラムでは、クアラルンプール(マレーシア)、ポルト(ポルトガル)、メキシコシティ(メキシコ)の3カ所にカスタマーサービスセンターを開設し、顧客のクラウド導入をサポートするとともに、地域ごとに適切な時期にクラウド移行サービスやコンサルティング・サービスを提供していきます。

さらに、アリババクラウドは、カスタマーサービスセンターに加え、クアラルンプール(マレーシア)、ドバイ(アラブ首長国連邦)、香港(中華圏)にサービスデリバリーセンターを設置し、アジア太平洋地域と中東、欧州、アフリカにおける地域オフィスと、顧客のプロジェクトデリバリーに対する技術サポートを強化しています。

信頼性の高いインフラストラクチャで新しいイノベーションを促進
本サミット期間中、アリババクラウドは、顧客やパートナーが最先端のクラウドコンピューティング技術でデジタルイノベーション能力を迅速に高められるよう支援する、約30件の契約を締結しました。

日本のゲーム開発スタジオであるJP GAMES株式会社と協力し、アリババクラウドは、メタバース空間に進出するグローバル顧客向けに、仮想空間とリアルなアバターを作成する一連の新サービスを発表しました。

また、タイの大手メタバース企業であるMetaverseXRと共同で、タイ市場向けに包括的なメタバース・ソリューションの提供を開始し、Web3.0に対する現地の高まる需要に応えます。さらに、ミャンマーのUMG Groupと提携し、特にミャンマーの伝統的な産業におけるデジタル変革を後押ししています。

アリババクラウドは、シンガポールの BeLive と VisionTech と共に、メディアとフィンテックの分野で地域的なアウトリーチを拡大しつつあります。そのほか、アリババクラウドは、ニュージーランドに拠点を置くブロックチェーン・インフラストラクチャのリーディング・プロバイダーであるOnFinalityと協力し、グローバル規模の展開を目指すWeb3.0開発者向けに、堅牢なクラウドコンピューティング機能と強力なグローバルネットワークを提供します。

本サミットには、アクセンチュア、Tiger Brokers、DANA、Thai Data、Lala stationなど、世界中の300以上のアリババクラウドの顧客とパートナー企業が参加しています。


【アリババクラウドについて】
2009年に設立されたアリババクラウドは (www.alibabacloud.com)、アリババグループのデジタルテクノロジーとインテリジェンスの中枢です。アリババクラウドは、エラスティックコンピューティング、データベース、ストレージ、ネットワーク仮想化サービス、大規模コンピューティング、セキュリティ、管理およびアプリケーションサービス、ビッグデータ分析、機械学習プラットフォーム、IoTサービスなど、あらゆるクラウドサービスを世界中のお客様に提供しています。IDCの調査でアリババクラウドは2018年以降、Infrastructure as a Service(IaaS)分野で世界3位のサービスプロバイダーに認定されています。また、ガートナーには、アリババクラウドは2018年以降、売上高で世界3位、アジア太平洋地域で1位のIaaSプロバイダーとして認定されています。

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