【全国から受講可能】意見表明等支援員(アドボケイト)を養成する子どもアドボカシー講座を開講
NPO法人全国子どもアドボカシー協議会(所在地:福岡県福岡市城南区、理事長:相澤 仁)は、全国に子どもの意見表明等支援(以下、「子どもアドボカシー」)事業を普及するため、NPO法人子どもアドボカシーセンター札幌(理事長:井出 智博)と共催で、2024年11月16日(土)よりオンライン講義をメインとした「子どもアドボカシー講座<養成編>」を開講いたします。
講座開講の背景
子どもアドボカシーとは、子どもの意見を傾聴し、子ども自身が声をあげられるよう支援する活動のことです。
1989年に採択された子どもの権利条約は、子どもは自分に関係のあることについて自由に意見を表す権利を保障しています。しかし、家庭、学校、社会のなかで一人ひとりの子どもの声は十分に聴かれているとはいえません。周囲が受け止めなかったり、声の大きい人にかき消されてしまったりすることもあります。
2024年4月から施行された改正児童福祉法では、「児童の意見聴取等の仕組みの整備」が盛り込まれ、各地で仕組みづくりが進められています。
全国子どもアドボカシー協議会は、今年度、公益財団法人日本財団より助成を受け、地域における子どもアドボカシー事業の取り組みを促進し、社会的養護を受けている子どもも含め、すべての子どもが意見表明権を行使できる基盤をつくることを目的として、NPO法人子どもアドボカシーセンター札幌と共催で、講座を実施することといたしました。
全国子どもアドボカシー協議会の取り組み
全国子どもアドボカシー協議会は、「子どもの声を大切にし、ともに生き育ちあう社会の実現」を理念に2022年3月に設立し、子ども・若者参画を中心とした、「アドボカシー(意見表明等支援)」活動を全国へ拡げております。
昨年度は、各地の子どもアドボカシー事業の課題や活動の進捗について意見交換を行う「交流会」や、地域で子どもアドボカシーを展開するための課題などについて議論する「自治体向けセミナー」などを実施。
今年度は、社会的養護を受ける子どもだけでなく、学校や居場所、乳幼児など各フィールドでの子どもアドボカシーの実践を学ぶ「全国セミナー」を開催しました。11月には「子ども・若者委員会」主導で、社会的養護の当事者や市民の方と共に子どもアドボカシ―について考え、地域での「子どもアドボカシー」コミュニティを育むためのイベントも予定しています。
子どもアドカシーセンター札幌の取り組み
NPO法人子どもアドボカシーセンター札幌は、「あらゆる大人が、あらゆる子どもを権利の主体として尊重する社会」を目指し、様々なバックグラウンドを持つメンバーが集まり、2023年11月に札幌市内に発足しました。
当法人は、子どもが権利の主体であることを中心に据え、活動を展開します。
当法人は、子どもの「意見」や「声」を大切にすることは、子どもの「気持ち」や「存在」を大切にすることにつながると理解し、訪問アドボカシー活動を通じて、子どもに対し、あなたの「意見」「声」「気持ち」「存在」が大切であるとのメッセージを届けます。
また、当法人は、今年度、アドボケイト養成講座や市民向けシンポジウムを開催します。子どもを権利の主体として尊重する地域社会(子どもに関する事柄を決める際に子どもを中心に据える社会)を目指し、活動を展開していきます。
<NPO法人子どもアドボカシーセンター札幌 理事長:井出智博氏からのメッセージ>
当法人は、今年度より、札幌市内の児童養護施設や一時保護所にて、訪問アドボカシー活動を展開します。
今年度から活動を開始することもあり、様々な課題に直面すると予想しております。当法人の強み(様々なバックグラウンドを持つメンバーで構成される)を活かして、意見を出し合い、試行錯誤しながら、活動を進めていきたいと思っております。
まずは、社会的養護で生活する子ども、社会的養護で働く大人に「アドボケイト、知ってるよ~。」といわれることを目指して、丁寧な導入を心掛けたいと思います。
この場をお借りして、研修を共催してくださるNPO法人全国子どもアドボカシー協議会様に心より御礼を申し上げます。「子どもの権利」や「社会的養護」について認識している大人が一人でも増えることを期待しております。
講座概要
【対象】
・子どもアドボカシーに関心がある方
・アドボケイトとして活動していきたい方
・子ども支援に関わる行政や関係機関、施設、学生の方も歓迎
※オンラインとリアルでのハイブリッド開催のため、全国から受講可能!
【開催日時】
2024年11月16日(土)~2025年1月11日(土)
※12/22(日)は現地とオンラインでのハイブリッド開催
(天候等によっては、オンラインのみになる可能性もあります)
それ以外の日程は、オンラインのみでの開催
【会場】
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オンライン▶ Zoom開催の予定
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現地会場 ▶ 札幌市内会議室 ※現地会場は12/22(日)のみ
【受講料】
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一般 :15,000円
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24歳以下:無料
・基【受講要件】礎講座を修了していること(他の自治体・団体で実施のものも含む)
※10/26(土)~11/4(月)で開講されるNPO法人子どもアドボカシ―センター札幌主催の基礎講座を受講中の方は、受講可能
【プログラム】
アドボケイト派遣団体や精神科医など、各分野の専門家を招いて、子どもアドボカシーについて理解を深められる内容となっています。
特に養成講座は、ロールプレイなども含め、子どもアドボカシーを行うための具体的な実践知識やスキルを学びます。
本講座は、こども家庭庁発表の「アドボケイト(意見 意向表明等支援)における研修プログラムの策定及び好事例収集のための調査研究報告書」に基づいた講座です。
プログラム詳細はこちら:https://www.child-advocacy.org/activities/17143
【お申込み方法】
お申込みはこちら:https://advocacy-yousei.peatix.com/
■申込〆切
11/13(水)
《 主催/共催/助成 》
主催:NPO法人全国子どもアドボカシー協議会
共催:NPO法人子どもアドボカシーセンター札幌
助成:公益財団法人日本財団(URL:https://www.nippon-foundation.or.jp/)
NPO法人子どもアドボカシーセンター札幌について
NPO法人子どもアドボカシーセンター札幌は、「あらゆる大人が、あらゆる子どもを権利の主体として尊重する社会」を目指し、子どもアドボカシ―に関連する活動を展開します。活動を通じて、子どもを権利の主体として尊重する地域社会(子どもに関する事柄を決める際に、子どもを中心に据える社会)が発展していくことに寄与することを目指します。
【組織概要】
組織名:NPO法人子どもアドボカシーセンター札幌
役員: 理事長 井出 智博
理事 9名
事業内容:
(1)子どものセルフアドボカシー支援事業
(2)独立アドボケイトの派遣事業
(3)独立アドボケイトの養成及び養成プログラム開発事業
(4)子どもの権利及び子どもアドボカシ―に関する調査研究
(5)子どもの権利及び子どもアドボカシ―に関する普及啓発、広報事業
(6)子どもに関する施策や制度等への提言事業
(7)その他この法人の目的を達成するために必要な事業
設立:2023年11月1日
NPO法人全国子どもアドボカシー協議会について
子どもの権利条約を基本とし、子ども・若者とのパートナーシップのもと、子どもアドボカシー活動を推進する団体・個人の交流と連携を通して、子どもの声を大切にし、すべての子どもの権利を尊重する社会の実現に寄与することを目的として活動しています。
【組織概要】
組織名:NPO法人全国子どもアドボカシー協議会
役員: 理事長 相澤 仁
理事 14名
事業内容:
(1)子ども・若者によるアドボカシー事業
(2) 子どもアドボカシー活動を推進する団体・個人の交流・研鑽事業
(3)独立アドボケイトなど人材養成及びプログラム開発事業
(4) 子どもアドボカシーに関わる調査研究及び提言事業
(5) 子どもアドボカシーに関わる情報提供及び広報事業
(6) その他この法人の目的を達成するために必要な事業
設立: 2022年3月27日
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