dely株式会社がヘルプデスク業務を効率化するAIサービス「zooba」を導入
株式会社zooba(代表取締役:名和彩音)は、「zooba(ズーバ)」がdely株式会社(代表取締役: 堀江 裕介)に導入されたことをお知らせします。
zooba の導入背景
dely株式会社では、月間200件、社内ヘルプデスクへの問い合わせが発生していました。
従業員の方向けの手順や問い合わせに関する回答については、情報システム部門でまとめ、公開を行っていました。
しかし、従業員は忙しいため、問い合わせ時に社内のナレッジを検索したり読む時間を取ることが難しい中で、社内ヘルプデスクの効率化を図りたいと考えていました。その手段として、生成AIを用い、Retrieval-Augmented Generation (以下、RAG) の仕組みを実装しようと検討していました。実装も検討をしていましたが、工数を確保することに課題があったため、外部のツール、SaaSを利用して解決できないかと検討をしていました。
※ Retrieval-Augmented Generation (RAG):
生成型AIモデルと情報検索(retrieval)を組み合わせた仕組みを示します。質問応答やドキュメント生成の精度を向上させる手法です。これにより、モデルが外部データベースやドキュメントを利用して、より正確で文脈に沿った回答を提供することができます。
なぜ、zooba を導入したのか
dely株式会社では、Notionに社内ナレッジをまとめ、社内のコミュニケーションツールにはSlackを利用しています。生成AIを利用したサービスは、様々ありますが、まず、「zooba」はRAGの機能を持っており、文章やナレッジを検索する点に優れています。
社内のコミュニケーションツールがSlackであり、検索のインターフェースとして、Slackを利用できるという点、Notionの情報を社内ナレッジとして登録できる点はユニークであると考え、導入を決定しました。
社内の業務上のコミュニケーションはすべてSlackでおこなっているという文化でしたので、Slack上で「zooba」を呼び出せるという点は、かなり大きなポイントでした。
また、情報システム部門では、これまで従業員の方のために様々なナレッジをNotion上で準備してきました。このナレッジをそのまま加工せずSlack上で利用できるという点も嬉しいポイントでした。
zooba 導入の効果:従業員も含めて見えない効果がある
現在はzoobaをSlackのワークフローに組み込んで運用しています。
zoobaが一次回答で、約10%くらい解決しています。少なくとも1人日はカットしていると考えています。これは、「zooba」の一度の回答で即解決した数字になりますが、それ以外の見えない効果として、いくつか興味深い事例がありました。
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従業員自身がわかりやすい質問を心がけるようになった
「zooba」の導入をしてから従業員が問い合わせをする際の行動がかわりました。
情報システム部門では、質問の意図の読み解きや、背景などを理解するために、本当に知りたいことを質問ごとに理解するという工数が発生していました。
「zooba」を導入してからは、問い合わせを行う従業員が「zooba」の一次回答をみて、その内容を待ってから切り分けをおこなう、もしくは、「zooba」が理解しやすい内容での質問方法をする行動をとるようになりました。
これにより、情報システム部門のヒアリングの工数がかなり減ったと考えています。
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従業員の体験、満足度の向上
数分で、知りたい情報の一次回答がくるようになり、従業員の体験と満足度は向上していると思います。
情報システム部門が管理していないチャンネルでも、「zooba」 の活用が行われているのを見ています。「zooba」の回答をみて、Slack上で「すごい」スタンプがつくことがあります。
また、情報システム部門の目標の一つに、コーポレート全体の効率化を図るというものがあります。特に経理は月末月初の問い合わせが多く、「zooba」の活用を推進できないかと考えています。
インタビュー記事は以下をご確認ください。
https://www.zooba.ai/lu7Ca3MN/dely
■「zooba」について
zoobaは、情報システム部門の業務効率化を実現するクラウド・SaaS管理プラットフォームです。
AIを活用し、アカウントやデバイスの一元管理を可能にします。
チャットツールを使用した効率的な棚卸し、AIによる高度なヘルプデスク対応、そして包括的なナレッジマネジメントが挙げられます。これらの機能により、ID・デバイス管理の煩雑さを軽減し、情報システム部門の生産性を大幅に向上させます。zoobaは、現代のビジネス環境に欠かせない、スマートで効率的なIT管理ソリューションを提供します。
■dely株式会社
社名:dely株式会社(dely, Inc.)
代表取締役:堀江 裕介
設立:2014年4月
所在地:〒108-0023
東京都港区芝浦3丁目1-1
msb Tamachi 田町ステーションタワーN 23階
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※「クラシル」は"料理/レシピ" カテゴリにおいてDL数No.1アプリ
(2023年1月~2023年6月、iOS&Android合算値、対象国日本)※data.ai調べ、利用者はWeb・App・SNSの合算
「クラシルリワード」は『買い物サポートアプリ』においてDL&DAU数No.1
※2023年第二四半期(4月〜6月)
※iOS & Android合算値
※data.ai : AppIQにおける「ショッピング」→「その他のショッピング」サブジャンルによる区分。「その他のショッピング」サブジャンルには、レシート買取アプリ、価格比較アプリ、割引計算アプリ等、ユーザーの買い物体験をサポートするアプリ群が含まれます。
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■株式会社zooba
株式会社zoobaは、テクノロジーを活用し、働く人々が自らの能力を最大限に発揮し、創造的な力を発揮できる環境を提供します。組織のあらゆるレベルでイノベーションを促進し、ビジネスに持続的な価値をもたらすことを目指しています。
情報システム部門がより効率的に業務を遂行し、価値を創造するためのツールとしてAIサービス「zooba」を提供します。これにより、組織全体の生産性と競争力を向上させ、持続的な成長を実現します。
【会社概要】
社名:株式会社zooba
代表取締役:名和 彩音
本社:東京都立川市曙町2丁目8-28
企業URL:https://www.zooba.ai/company
【お問い合わせ先】 https://www.zooba.ai/contact
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