シニア世代は若手より株式投資に積極的。70歳を超えて始める人も。そのきっかけは?
60代・70代のシニア世代が株式投資を始めたきっかけや、株式投資での目標等について調査を行いました。
オンライン株式スクール「株の学校ドットコム」(運営会社:株式会社トレジャープロモート、東京都千代田区、代表取締役社長:瀬川 丈)では、「敬老の日」にあわせ、60代・70代のシニア世代における株式投資の実態についてアンケート調査をもとにした分析を行いました。
シニア世代で株式投資に取り組んでいる人は3割を超え、その他の世代よりも割合が高くなっています。そんなシニア世代が株を始めた年代は人それぞれ分かれましたが、なかには70代になってから始めたという人も。何歳になってからでも始められる、という株式投資の魅力の一端が垣間見える結果となりました。

【調査概要】
調査対象:全国の株式投資に取り組む20~70代の男女
調査人数:782人(男性389人、女性393人)
調査期間:2025年8月30日
調査方法:インターネット調査
調査主体:株式会社トレジャープロモート
※「株の学校ドットコム」では個人投資家を対象としたアンケート調査を継続的に実施しています。
過去の調査結果などは、こちらをご参照ください。 https://www.kabunogakkou.com/media/category/voice/
※本調査について記事等に引用いただく際には、
「株の学校ドットコム」(https://www.kabunogakkou.com/)へのリンクを設定いただけますと幸いです。
シニア世代は株式投資に取り組む割合が高い
株の学校ドットコムが全国1万人を対象に行った大規模調査の結果によると、まず、シニア世代で株式投資に取り組んでいる人の割合は34.1%でした。40代・50代のミドル世代が27.0%、20代・30代の若手世代が25.3%だったのと比べて、唯一3割を超えており、最も株式投資が浸透している世代と言えます。

シニア世代はいつから株式投資を始めたのか?
そんなシニア世代は一体いつから株式投資に取り組んでいるのでしょうか? 株式投資を始めた年代を尋ねたところ、意外にも、すべての年代でほぼ均等に分かれました。なかでも多いのは「50代」で始めたという人で、60代の人では25.4%、70代の人で25.2%でした。また、70代になってから始めた人も7.9%いました。

株を始めた理由、シニア世代の特徴とは
新たに実施したアンケート調査では、何をきっかけに株式投資を始めたのかについて尋ねました。その結果を世代別に分析してみると、どの世代においても「家族や友人・知人に勧められたから」が最も多く、次いで「テレビや雑誌・書籍などを見て興味をもったから」が多い結果となりました。
ただ、シニア世代の特徴として、他の世代と比べると「家族や友人・知人」「テレビや雑誌・書籍」の割合がやや少なく、その代わりに「銀行や証券会社などに勧められたから」「勤めていた会社の持ち株やストックオプション」の割合が高くなっていることがわかります。
シニア世代が株式投資で達成したい目標は?
株式投資で達成したい目標について自由記述形式で回答してもらったところ、どの年代でも最も多かった回答は「特に目標はない」で、およそ4分の1の人がこう回答しました。具体的な金額を目標として挙げた人は、若手世代やミドル世代では2割強いたのに対して、シニアは15.2%に留まりました。反対に、「配当」や「株主優待」を目標に掲げている人はシニア世代のほうが多い傾向にありました。
以下、具体的な回答の一部をご紹介します(原文ママ)。
【若手世代の回答例】
· 「30歳までに200万円を達成する」(26歳・男性)
· 「老後のために2000万くらいを貯めたい」(27歳・女性)
· 「家を買えるようなお金を貯めていきたい」(29歳・女性)
· 「今年中に800万円を目指したい」(30歳・男性)
· 「インカムゲインで毎月1万獲得したい」(35歳・女性)」
· 「自分の収入の2倍の配当金を得られるようにしたい」(35歳・男性)
【ミドル世代の回答例】
· 「60歳になるまでに3000万円の資産を株式で作り、配当金を年金の補助に使いたい」(44歳・女性)
· 「配当金で年100万円以上利益を出す」(45歳・男性)
· 「老後の資金にしたいのでそれまでにある程度貯めたい 目指せ一億円」(48歳・女性)
· 「1億稼ぐ、海外旅行に行く、家を建て直す、ピアノをならう、合気道をならう、英語をならう」(51歳・男性)
· 「原資を減らさず老後の資金を増やしたい」(54歳・女性)
· 「労働引退した時に毎月5万程度取り崩しできるようにしたい」(58歳・男性)
【シニア世代の回答例】
· 「すでに配当金で生活していけるが、もう少し配当金を増やして将来に備える」(60歳・女性)
· 「老後を安心して暮らせる資産を貯めたい」(62歳・男性)
· 「現状の資金の目減りが無ければ良い」(64歳・男性)
· 「株主優待がこれまで通りであれば特になし」(70歳・男性)
· 「配当金が年間の小遣いなれば良い」(72歳・男性)
· 「高齢なので今からは増やす予定はない」(79歳・女性)
株式投資をやっていて良かったと思うこと
「株式投資をやっていてよかったと思っていること」については、「経済に詳しくなる」「世界情勢を気にするようになった」「やっていて楽しい」「やりがいがある」といった声がどの世代でもあり、利益だけではない株式投資の魅力を感じていることがわかります。なお、最も多かった回答は、すべての世代において「特にない」でした。
以下、具体的な回答の一部をご紹介します(原文ママ・一部抜粋あり)。
【若手世代の回答例】
· 「不労働所得が得られ精神的には負担が減る」(26歳・女性)
· 「少しづつ資産が増えていること」(26歳・男性)
· 「経済ニュースを気にするようになった」(29歳・男性)
· 「買い物をするときに商品の価値と値段が釣り合っているかを考える金銭感覚が身についた」(33歳・女性)
· 「資産総額が貯金をしていた時より早く増えている」(38歳・男性)
· 「インフレ分の収入が見込めたので生活苦にならなくてすんだ」(39歳・男性)
【ミドル世代の回答例】
· 「配当金は少ないが、収入が全くないよりはましであることを実感している」(44歳・女性)
· 「経済情報のニュースを見るようになったり、資産運用について色々と考える機会が増えた」(44歳・女性)
· 「経済や社会情勢も知るようになって楽しい」(49歳・男性)
· 「銀行に預け入れしているより断然お得」(53歳・女性)
· 「詳しくなると無駄遣いしないようになる」(53歳・男性)
· 「資産増加が嬉しいのは勿論、株主優待や総会のお土産があるのが楽しい」(59歳・男性)
【シニア世代の回答例】
· 「あらゆるニュースに興味が湧いて知識が広がった。金銭的に少し余裕が出来た」(65歳・女性)
· 「世の中の動きや世界情勢に目を向け、経済が世界を動かしていることを切実に知ることができる」(66歳・女性)
· 「株主限定のイベントに参加できたこと」(67歳・男性)
· 「配当金の月がわかっているので、気持ちが楽」(73歳・男性)
· 「ある程度の利益が出るので、趣味や旅行に出かけられるし精神的にも余裕が出たこと。経済的にも精神的にも知識的にも株式投資はやってよかった」(73歳・女性)
· 「頭の体操と、世の中の経済状況の把握すること」(76歳・男性)
株を始めるタイミングは「今」が最適
株の学校ドットコムが定期的に行っているアンケート調査によれば、株式投資に取り組んでいる人の割合は全体で28%前後の数字に着地することが多く、いまだ3割に届いていません。しかしながら、60代・70代のシニア世代に限定してみれば3割を超えており、年齢が上がってから始めた人も多くいることが今回の調査からわかりました。
そのきっかけは、家族や友人・知人に勧められて……という声がどの世代でも圧倒的に多く、周囲に株式投資に取り組んでいる人がいるかどうかが、分かれ道となっているのかもしれません。
ただ、株式投資に取り組んでいる人と取り組んでいない人では、金融資産の額に大きな差が出ていることが、株の学校ドットコムの調査でわかっています。特にシニア世代では、1億円の資産を持つ人の割合が、株式投資をやっていない人の4倍です。
《参考》シニア世代の株式投資。 金融資産1億円以上は株をやっていない人の4倍
株式投資は、みずからの手で資産を築くことのできる方法ですが、単に利益を得るだけでない楽しみやメリットもあることは、今回集まった声からもよくわかります。そして、株式投資は何よりも、時間を味方につけることが有利になる資産運用法です。できることなら、シニアになってからではなく、より早く始めたほうがいいでしょう。
株の学校ドットコムでは、多くの人が株式投資を始めるきっかけとなるよう、これからも株式投資の魅力について啓発や情報発信に努めてまいります。
株の学校ドットコム講師・窪田剛からのメッセージ
株式投資には、単に「収益を得る」だけではない魅力があります。そう言い切ることができるのは、私自身が、株式投資に出会ったことで人生が大きく変わったひとりだからです。
「何も持たない若者」に過ぎなかった私が、わずか10年ほどで億を超える資産を築き、素晴らしい仲間たちと充実した日々を送れるようになっただけでなく、海外に学校を寄付したり、ベンチャー企業に資金提供したりと、人々を支援する側に回ることができたのは、すべて株式投資が叶えてくれたことです。
株式投資は、人生と向き合い、社会と向き合い、ひとりひとりがより良い世界を作っていくための手段として、誰もが真剣に学ぶ価値のあるものだと考えています。ひとりでも多くの方が自分の人生を豊かにする一助となれるよう、これからも「株の学校ドットコム」を通して株式投資の魅力を発信し続けます。
■窪田剛について
トレーダー、投資家。「株の学校ドットコム」講師。アルバイトで貯めた30万円を元手に20歳で株を始め、億を超える資産を築くことに成功。2005年、トレーダー仲間とともにオンラインのトレードスクールを設立。2010年からは「株の学校ドットコム」でも講師を務める。現在もトレーダーとして日々相場と向き合うかたわら、テレビなどのメディアにも出演多数。エンジェル投資家としてベンチャー企業への出資や、社会貢献活動にも力を入れる。著書『株の学校』シリーズ(高橋書店)は累計34万部を突破。
株の学校ドットコムとは https://www.kabunogakkou.com
2002年より投資勉強会として投資・金融に関する各種セミナーを開催。2009年からはオンラインの株式スクール「株の学校ドットコム」として、より幅広い層に向けた投資教育・情報発信を行っています。現役トレーダーを講師に迎え、あくまで本質にこだわった講義が多くの支持を得ており、講座の受講者数は累計91万人を超えて(2025年9月現在)、同種のサービスとして国内最大級の規模を誇っています。
■株の学校ドットコム金融教育研究所について
国民のライフプラン多様化に伴う金融リテラシー向上が課題とされ、さまざまな金融教育が広がりつつあります。しかしながら、学習者が必ずしも適切な教育機関と出会えているとは言えない現状があります。そこで株の学校ドットコムでは金融教育研究所を設立し、金融教育を必要とする学習者がライフステージとライフプランに合わせた適切な教育者に出会えることを目的とした調査・研究を行っています。
【運営会社】株式会社トレジャープロモート
投資・トレード教育、企業経営・起業家教育に主軸を置いたコンテンツの企画・制作、それらを効率的かつ効果的に学習するためのシステム開発・運営、広く届けるためのメディア運営などを行っています。オンライン株式スクール「株の学校ドットコム」、株式投資・トレードの情報サイト「かぶまど」の運営のほか、脳科学の視点を取り入れて独自に開発したオンライン学習システム等の提供も行っています。
■会社概要
社 名:株式会社トレジャープロモート
本社所在地:東京都千代田区丸の内1-6-2 新丸の内センタービル21階
代 表 者:代表取締役社長 瀬川 丈
設 立:2005年12月26日
電話番号 :03-3216-7354(代)
資 本 金:5,000,000円
従業員数 :23名(業務委託スタッフ含む)
事業内容 :投資教育事業/セミナー開発事業/コンサルティング事業/メディア運営事業/金融商品仲介業
ホームページ:https://www.tpromote.com
■金融商品取引法等に係る表示
□金融商品仲介業者
商 号:株式会社トレジャープロモート
登録番号:関東財務局長(金仲)第581号
□所属金融商品取引業者
商 号:株式会社SBI証券(金融商品取引業者、商品先物取引業者)
登録番号:関東財務局長(金商)第44号
加入協会:日本証券業協会、日本商品先物取引協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本STO協会
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像