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Counterpoint Technology Market Research Limited
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世界のリファービッシュスマートフォン市場、2018年の成長率が1%に減速

2018年に中国や米国などの主要供給市場でスマートフォン全体の売上が11%減となり、その影響を受けたスマートフォン中古市場が減速となった。

Counterpoint Technology Market Research Limited

カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ (英文名: Counterpoint Technology Market Research 以下、カウンターポイント社)は、世界のリファービッシュスマートフォン市場は、前年比1%の伸びに減速し、約1.4億台の出荷となった調査結果を含む、自社のRefurbished Smartphone Trackerサービスによる最新市場調査を発表致しました。
新品スマートフォンの主要供給市場である中国や米国における11%の販売減が、リファービッシュ市場の足を引っ張った形となりました。新品販売数が減ることで、リファービッシュ市場に流入する中古端末機台数が減ったという影響があったことが原因の一つにあります。一方で、リファービッシュ市場のエコシステムに含まれる、端末機器の回収、グレード付け、修理、ネットや店舗での販売までの一連の仕組みが整ってきたため、リファービッシュ市場の減速は限定的となりました。

リファービッシュ市場規模について、カウンターポイント社のリサーチディレクターTom Kang氏は以下の様に述べています。
「新品端末機販売の減速を受け、リファービッシュスマートフォン市場も冷え込んでいる。2018年には、米国と中国市場で端末のアップグレードサイクルが長くなり、それがリファービッシュ市場へ流入する台数に影響を及ぼした。加えて、米中貿易摩擦の影響を受け、端末が税関で足止めされる期間が平時よりずっと長期になっている。特に昨年前半、それが顕著だった。」
Kang氏はさらに以下のように付け加えています。
「リファービッシュ端末機が成長できる地域はある。インドでは14%成長し、リファービッシュ端末機が1400万台に達した。これは、まだリファービッシュ市場のエコシステムが黎明期にあり、72%の端末が再生に回らないことを考慮すれば、とても大きな数字である。この様に、大きな成長の余地があると言える。」

図1:主要な国と地域におけるリファービッシュ端末機市場の成長率


カウンターポイント社のリサーチディレクターJeff Fieldhack氏は、こう加えています。
「リファービッシュ端末機が新しい市場で成長するには、中古端末のグレード付けシステムの標準化と改善が欠かせない。特に新興国市場では、これが重要である。なぜなら、監視が行き届かず、広告や宣伝で謳われているレベルの品質がない場合、消費者を十分に保護できない可能性があるからである。端末の状態や寿命をAIで予測するなどの新技術によって、この状況は改善されるだろう。また、端末のグレード付け方法を一変させるようなソフトウェアソリューションの開発も進んでいる。このソフトは従来の診断チェックリストに頼る方法と比べ、大進歩をもたらす。次世代診断ツールは、これまでよりずっと多くのスマホ内部品をテストでき、はるかに質の高いグレード付けを可能にする。」

リファービッシュ市場サマリー
  • AppleとSamsungは引き続き70%のシェアでリファービッシュ端末機市場を寡占する。リファービッシュ端末機ビジネスのエコシステムに属する多くのプレイヤーは、この2機種のみを扱う。その理由は、他機種と比べて、中古機の残存価額がはるかに高いことにある。その他では、Huaweiが最近特に東南アジアで人気がでている。
  • エコシステムに新しいビジネスモデルが持ち込まれ、また新しい販売方法を提供する企業が次々に参入している。これによって、ネット販売及び店舗販売においても、実に多様なビジネス形態が生まれつつある。消費者にとっては自分に合ったリファービッシュ端末機を見つけやすくなり、売り手にとっては買い手が見つけやすくなるだろう。
  • 有力なディストリビューターやサービスセンターは、引き続き、さらに大規模に垂直統合を進める。
  • 各国政府の「グリーン」政策はさらに進む。この結果、消費者が修理する権利の法制化や、中古端末の輸出入の条件緩和が進む。
  • 保証付きで販売されるリファービッシュ端末機の比率が高まりつつあり、リファービッシュ端末機の購入を躊躇してきた消費者にとって、大きな追い風となる。

【カウンターポイント社 会社概要】
Counterpoint Technology Market ResearchはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んでいる。

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URL
https://www.counterpointresearch.com/
業種
情報通信
本社所在地
20F Central Tower, 28 Queen’s Road Central, Hong Kong
電話番号
-
代表者名
Kyungsoo Kang
上場
未上場
資本金
550万円
設立
2012年05月
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