「もの派」の写真とそのアーカイヴ化についてなど、芸術資源を新たな創造行為に結び付けていくためのプラットフォームを考えるシンポジウムを開催
第2回多摩美術大学アートアーカイヴシンポジウム「アートアーカイヴとは何か」
本シンポジウムは2018年4月に設立した多摩美術大学アートアーカイヴセンター主催によるもので、今回で2回目の開催となります。この春に行われた第1回シンポジウムでは、展覧会単位だけではなく、日々研究や制作に取り組む教員・学生らとともにある美術大学が成すべきアートアーカイヴについて議論がなされました。この議論を出発点として、今回は「アートアーカイヴの現状」「写真アーカイヴのこれから」「言語と美術のアーカイヴ化」という3つの方向からアートアーカイヴの可能性を展開します。
第2回多摩美術大学アートアーカイヴシンポジウム「アートアーカイヴとは何か」
【開催概要】
日時:2019年12月7日(土)10:00~17:00(9:30開場)
会場:多摩美術大学 八王子キャンパス レクチャーホールBホール
(〒192-0394 東京都八王子市鑓水2-1723)
参加費:無料・申込不要(先着順200名)
主催:多摩美術大学アートアーカイヴセンター、多摩美術大学図書館、多摩美術大学芸術人類学研究所
協力:多摩美術大学美術館、メディアセンター
【プログラム内容】
第1部では、多摩美術大学アートアーカイヴセンターが重点的に取り組んでいるプロジェクトの成果報告をいたします。佐賀一郎(グラフィックデザイン学科准教授)からは、ポスターや様々なマテリアルを含むデザイン領域のアーカイヴに関する取り組みについて、久保田晃弘(情報デザイン学科教授)からは、タイムベースドメディアの後に考えるべきインタラクションのアーカイヴについて、小泉俊己(絵画学科油画専攻教授)と芸術学の上崎千氏からは、美術写真家の安齊重男氏と映像作家の中嶋興氏が撮影してきた「もの派」の写真とそのアーカイヴ化についてお話しいたします。
第2部は、港千尋(情報デザイン学科教授)と金子遊(芸術学科准教授)が、人類学から考えたアーカイヴと写真について論じ、第3部では、川村記念美術館で開催された「言語と美術―平出隆と美術家たち」展を企画し、その展覧会のアーカイヴ化に取り組んできた平出隆(芸術学科教授)と、同展の会場構成を行った青木淳(環境デザイン学科客員教授)が対話を行います。
また、本シンポジウムに合わせて、本学アートテークギャラリーと図書館で展覧会を同時開催。学内各施設の連携から生まれる新しい体験と議論の場をつくりだすことを試みます。
【関連イベント】
1)多摩美術大学図書館
ゲーテ・インスティテュート主催の写真集展を開催。
12月4日(水)~7日(土)9:00~20:00、土曜のみ16:30まで
河原温コレクションと青木淳「透明梁」を12月4日より公開。
2)アートテークギャラリー201
「河原温 LANGUAGE and ARTブックアート・コレクション創設記念展」
12月4日(水)~7日(土)10:00~18:00、入場無料
https://k.tamabi.ac.jp/activity/kikaku/2451917/
【関連情報】
多摩美術大学アートアーカイブセンター創設記念シンポジウム(2019年3月29、30日に実施)
https://k.tamabi.ac.jp/activity/kikaku/2096487/
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