電動工具ブランド「HiKOKI(ハイコーキ)」リチウムイオン電池の2年保証を実現する「電池パック保証システム」特許が令和元年度 関東地方発明表彰において「茨城県知事賞」を受賞
電動工具・理化学機器を製造・販売する工機ホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:森澤篤)は、公益社団法人 発明協会が主催する「令和元年度関東地方発明表彰」において、研究開発本部 電気設計部が開発したリチウムイオン電池の2年保証を実現する「電池パック保証システム」特許が「茨城県知事賞」を受賞したことをお知らせします。
地方発明表彰は、地方における発明の奨励・育成を図り、科学技術の向上と地域産業の振興に寄与することを目的として大正10年に開始しました。全国を北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州の8地方に分け、各地域において優れた発明・考案・意匠を完成した人、発明の実施化及び指導、奨励、育成に貢献した方々を称え表彰するものです。
地方発明表彰公式サイト:http://koueki.jiii.or.jp/hyosho/chihatsu/chihatsu.html
電動工具は過酷な状況で使用されることが多く、電池パックは想定より早く寿命に到達することがあります。今回の受賞対象となった「電池パック保証システム」は、お客さまから返却された電池パックの充電回数・保証終了日などの情報を、お客さまに提供する新しい電池パックに引き継ぐことができる技術で、この発明により、当社では、「購入日から2年間または充電回数1,500回以内の電池保証」を実現できるようになりました。
これにより、お客さまはリチウムイオン電池をより安心してご購入いただくことができます。
■「電池パック保証システム」の概要
「電池パック保証システム」では、電池パックに記憶された履歴情報を診断装置によって診断し、所定の条件を満たす場合のみ保証対象であると判断します。保証対象であると判断されたら、交換用の電池パックに履歴情報を引き継いでお客さまに提供するので、電池パックを交換しても、一貫した履歴情報により保証対象であるか否かを判断することができ、より効率的に保証条件を明示することができます。
「電池パック保証システム」の対象となるリチウムイオン電池は、現在5製品(BSL 36A18、BSL 36B18、BSL 1860、BSL 1460、BSL 3660) です。
なお、2015年8月からサービスを開始し、2019年3月に特許を取得しました。
■受賞者
研究開発本部 電気設計部 部長 船橋 一彦
研究開発本部 電気設計部 技師 堀江 由季
工機ホールディングスは今後も引き続き、お客さま視点に立ったより良い製品とサービスの開発に努め、お客さまであるプロのための「極上」の製品体験を創出し、その情熱と信頼に応えていきます。
<ご参考>
電動工具の日
2018年より、10月1日は「電動工具の日」である、と一般社団法人日本記念日協会によって認定されました。十月一日はプラスとマイナスドライバ、10月1日はイチとゼロでスイッチを意味し、電動+工具の記念日にふさわしいとされました。「HiKOKI」(ハイコーキ)ブランド要諦発表の日が電動工具の日になったことを歴史に刻み、業界発展のためにさらなる貢献をしてまいります。
工機ホールディングス株式会社について
工機ホールディングス株式会社は、ドライバ、ドリルなど約1,300 機種の電動工具、釘打機などのエア工具、刈払機や植木バリカンなどの園芸工具、クリーナや高圧洗浄機などの家庭用電化製品群および超遠心機などの理化学機器を製造販売するリーディングカンパニーの一つです。
70 年の歴史に裏打ちされた高い信頼性と世界最高水準の技術力を誇り、日本はもとより、欧州、米州、アジア、オセアニア、中近東、アフリカにおよぶ世界95ヵ国に販売拠点を持ち、グローバルに事業を展開しています。
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