新刊『進化するブランド オートポイエーシスと中動態の世界』(神戸大学名誉教授石井淳蔵著、碩学舎)のご案内
なぜ、日本企業各社は、世界でも異質なブランド展開を図ったのか。ブランド研究の泰斗による渾身の一冊。進化するブランドの特徴や進化のメカニズム、進化を促す文化的土壌について、事例を交えながら実践的・理論的に明らかにする。
進化するブランド オートポイエーシスと中動態の世界
ISBN:978-4502431418
定価:4,400円
著者
石井淳蔵(神戸大学名誉教授)
目次
プロローグ ブランディングの二つのタイプ
文化とブランド
二つのブランディング
ソニーのブランディング
おわりに
第1章 ブランドの現在
ブランドの現在地
ブランドの効能とマーケティング戦略空間の拡大
ニューコーク事件
ブランドの役割と本書の構成
第2章 ブランド・アイデンティティのマネジメント
ハイチオールCのブランド・リニューアル
ニュー・ハイチオールCのブランドマネジメント
ブランド・アイデンティティのマネジメント
まとめ
第3章 市場細分化と市場リフレーミング
市場一番手の優位
市場細分化戦略
市場リフレーミング
反進化型ブランドのまとめ
理論エッセイ1 エベレット・ロジャーズ―イノベーションの普及条件
第4章 阪急―ブランドらしさは市場インサイトを導く
阪急電車を軸とした阪急グループの事業群の展開
ブランド・ビジョンが果たす役割
ブランド・ビジョンが事業を生み育てる!
第5章 カゴメ―ブランドらしさを会社の羅針盤とする
カゴメの発展、停滞、そしてスカイ計画
農産品メーカーへ!
カゴメから学ぶ
おわりに
理論エッセイ2 青木昌彦の比較制度分析の視点から
第6章 無印良品―ブランドらしさは秩序ある成長力を与える
無印良品の歴史とその特徴
無印良品らしさの形成
「らしさ」の追求がブランドの成長を可能にする機制
コラム「共通感覚」
おわりに
理論エッセイ3 無印良品生みの親、堤清二とその時代
第7章 ゴールドブレンド・バリスタ―実践のなかで目標や戦略が生まれる
はじめに
ネスカフェ・ゴールドブレンド・バリスタの進化
ブランド進化の実践理論としてのエフェクチュエーション
おわりに
理論エッセイ4 サラス・サラスバシー―エフェクチュエーションの理論と実践
第8章 エーザイ―コトの知は経営を支える
はじめに
エーザイのブランド・ビジョンの成立と経緯
hhc活動の組織的展開
コラム「中動態の枠組みで考える医療」
エーザイにおけるブランド・ビジョンの働き
新しい経営の姿―コトの知を経営に組み込む
おわりに
第9章 メガ化するブランド
二つのタイプのブランド比較
メガ化するブランド
おわりに
理論エッセイ5 マイケル・ポーター―競争戦略論の帰趨
第10章 コトとしてのブランド理解―オートポイエティック・システム論
伝統的な組織イメージへの挑戦
システム論的組織論の視点
オートポイエティック・システムの理論
おわりに
第11章 コトとしてのブランド―中動態の世界
はじめに
コトを記述する「中動態」の用法
二つの言語体系のあいだの溝
話題優先言語としての日本語
コラム 言語実体論と言語過程論
合理的思考法の限界
コラム 福本繁樹と家住利男における創造性の源
日本の伝統の形成―中動態、「永遠の今」そして世間
日本の伝統、日本的経営、そして日本的ブランディング
おわりに
コラム 西田幾多郎の生命哲学
エピローグ 日本の経営、日本のブランディング
日本の会社の経営の知恵
ブランドを軸にしたコミュニティ
おわりに
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