海のバリアフリー化の課題「導入コスト」を一部負担。“日本全国ユニバーサルビーチ化計画”をスタート

日本財団「海と日本プロジェクト」との協同企画、6月より開始

このたび、NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクトは、日本の「海のバリアフリー化」に向けた新たな取り組みとして、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環で協同して「日本全国ユニバーサルビーチ化プロジェクト」を6月1日より実施いたします。この新たなプロジェクトでは、日本全国から「地元の海のユニバーサル化を実施したい」という行政、企業、団体、または個人を募集。導入ハードルとなる物品のコストを一部プロジェクトで負担することで、体験できる場所を増やすサポートをし、日本全国の「海のユニバーサル化」の拡大を推進します。
お申し込みURL:https://forms.gle/JJzqMx6SpYizJYjK6


■ 需要高まる海のバリアフリー化、導入コストを一部負担へ


神戸の須磨海岸を拠点とし、活動する NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクトは、海岸に「ビーチマット」を敷いて砂浜をバリアフリーにし、水陸両用車いす「ヒッポキャンプ」を導入することで、車いすやベビーカーでもビーチを楽しめる “ユニバーサルデザインなビーチ” を日本全国・世界に普及するプロジェクトを行なっています。

これまで全国のビーチのバリアフリー化を進め、延べ20県、23箇所のビーチのユニバーサル化を進めてきた須磨ユニバーサルビーチプロジェクトですが、バリアフリーの普及にはビーチマットや水陸両用車椅子の導入にかかるという「導入コストの課題」、また欧米と比べ、日本には常駐のライフセイバーがいないビーチが多く、人手が限られる行政だけでは安全性が確保できないという「人手の課題」など、いくつか課題があることがわかりました。

そこで今回は、須磨ユニバーサルビーチプロジェクトと日本財団が手を組み「導入コストの課題」について課題を解決することで、障がいの有無に関係なく海を楽しめる環境の全国への導入をサポートします。新型コロナウイルスの影響により、2年間、満足に楽しむことができなかった海。3年ぶりに海にお出かけできる夏になればいいですね。我々の想いは、今年の夏は”みんな”で海を楽しみたい。

◼︎ 「できないをできた!」に変える。誰もが楽しめるユニバーサルビーチを全国へ 

須磨ユニバーサルビーチプロジェクトが推進する「海のユニバーサル化」の実現に必要な条件は、①車いすの導線確保(ビーチマット)、②移動手段、楽しめるツール(水陸両用車いす)、③道具や設置に伴うスタッフの知識(導入マニュアル)です。だれもが海を楽しめる環境が当たり前になることを目指し、継続してユニバーサルビーチプロジェクトを運営していける5つのビーチには必須アイテムを提供いたします。

ユニバーサルビーチの必須アイテム

➀ビーチマット(米国・Access Lec)5本(1本:幅1.5m×長さ10m)
※砂浜でも車椅子が通れる特殊なビーチマットです

②ヒッポキャンプ水陸両用車イス1台
※車イスに乗ったまま海に入れるアウトドア用車イスです

③導入マニュアル
安全にビーチマットを設置し、より快適に海水浴を楽しんでいただけるノウハウ提供・サポートをします。

◼︎須磨ユニバーサルビーチプロジェクト 代表: 木戸俊介コメント

我々の使命は、体験を通してチャレンジのキッカケづくりをすることです。そのために、体験の舞台となるユニバーサルビーチの普及が今年の大きなテーマです。
また、我々の最大の強みは、個人や団体、企業など、地域において想いを共有する仲間の存在です。
今回、日本財団という心強い仲間ができました。
日本財団と連携する事で、さらにユニバーサルビーチの普及を進めていきます。

◼︎日本財団 担当: 中島さんコメント

須磨ユニバーサルビーチプロジェクトは、多様な業界・業種の賛助企業、連携企業、ボランティアが参加していて、地域の官民を巻き込んで、障害の有無に関わらず海で得たチャレンジ精神を大事にする活動と知って、海と日本プロジェクトでの協同を開始しました。須磨でのユニバーサルビーチの成功事例が日本各地に広まることを期待しています。


<プロジェクト実施概要>

「日本全国ユニバーサルビーチ化プロジェクト」は、今後、持続可能なプロジェクト体制をつくり一緒にユニバーサルビーチプロジェクトを運営できる想いのある下記、いずれかの方を募集します。
・チームメンバーに当事者のいる団体(NPO法人・社団法人・任意団体(個人を含む)など)
・地域の海を誰もが楽しめる海にしたい行政職員
・もっと地域を盛り上げたい、貢献したい企業

■応募要項

お申し込み方法:下記フォームに必要事項をご入力ください。
https://forms.gle/JJzqMx6SpYizJYjK6
締め切り:7月7日

 
できないをできた!に変える。
須磨ユニバーサルビーチプロジェクト

2016年に神戸の須磨海岸で発足。みんなの”できない”を”できた!”に変えるを合言葉に、障がいを持っている方やお年寄り、小さなお子さんまで、誰もが楽しめるユニバーサルデザインなビーチを普及していく活動をしています。令和3年度より、中学社会公民の教科書に「持続可能な未来を目指す人々」と題し、SDGs達成に向けた先進事例として掲載されています。

<主な受賞歴>

・教育出版中学公民の教科書掲載(2021年度 )
・持続可能な観光の実現に向けた先進事例(2020年度)
・IAUD国際ユニバーサルデザイン賞金賞(2019年)
・ひょうごユニバーサル社会づくり賞(2018年)

【本部】
<神戸>
法人名:NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクト
所在地:兵庫県神戸市長田区駒ヶ林町1丁目 14-10ドルフ21-102
代表者:木戸俊介
設立:2017年11月2日
URL:https://sumauniversalbeach.com/

【過去導入実績】
今まで訪れたビーチは、 多賀城(宮城)、 由比ガ浜(神奈川)、 茅ヶ崎(神奈川)、 三浦半島(神奈川)、 大洗(茨木)、館山(千葉)、 船橋(千葉)、 伊豆下田(静岡)、 柏崎番神(新潟)、 若狭和田ビーチ(福井)、 南知多(愛知)、 磯ノ浦(和歌山)、 潮芦屋ビーチ(兵庫)、新舞子(兵庫)、 アジュール舞子(兵庫)、 淡路島岩屋ビーチ(兵庫)、 皆生温泉海遊ビーチ(鳥取)渋川海岸(岡山)、 北の脇(徳島)、 吉野川(徳島)、 夜須(高知)、 百道浜(福岡)、田ノ浦海岸(大分)。
ビーチ以外の活用では、 余市町(北海道)、鶴岡市(山形)、 富士見(長野)、 鈴鹿(三重)、 貝塚脇浜戎(大阪)、 六甲山(兵庫)、 神河町(兵庫)。

 

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
 

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会社概要

URL
https://sumauniversalbeach.com/
業種
医療・福祉
本社所在地
神戸市長田区 駒ヶ林町1丁目14-10 ドルフ21-102
電話番号
080-1181-7002
代表者名
木戸俊介
上場
未上場
資本金
-
設立
2017年11月