Z世代 「玄関はなくても問題ない」32.7%で非Z世代の約2.6倍。次世代の住宅設備ニーズ調査

Z世代はミニマル思考も「映え」設備への投資意欲が高い

株式会社マイホム

家づくり体験を変えるスタートアップ、株式会社マイホム(本社:東京都港区、代表取締役:乃村⼀政‧⾦箱遼)は、男女450名を対象に「次世代の住宅設備ニーズ調査」を実施しました。

本調査では、年齢29歳以下を「Z世代」、30歳以上を「非Z世代」と定義し、世代間の住宅設備や家具・家電に対するニーズの違いを分析しました。Z世代のテレビ離れはよく知られていますが、今回はさらに家具・家電や住宅設備全般を調査範囲に含め、より幅広い視点で検証しています。

サマリー

Z世代ではテレビや収納スペース、玄関について「なし派」の傾向が強く、全体的にミニマル志向の傾向が確認されました。一方で、生活必需品よりも「映え」や仲間内で楽しむための設備(例:シアタールーム、屋上、ウォーターサーバー)への関心が高まっていることがわかりました。

また、全世帯を通して「玄関をなくして土間から入るスタイルの家」に1/4以上が「魅力的」と回答。特にZ世代では1/3以上が魅力に感じていることがわかりました。

都市部を中心に住宅の床面積が限られる中で、玄関という“滞在時間の短い”場所を広くとらず、居住空間を優先する設計思想の高まりや、内と外の境界を曖昧にし、床や壁材を統一することで空間全体をより広く、モダンに見せる映えのトレンドが影響していると考えられます。

主な調査結果

・テレビの「なし派」:Z世代が約2.8倍

→ テレビ不所有率はZ世代22.7% vs 非Z世代8.0%と回答。

・パソコンの「なし派」:Z世代が約1.5倍

→ スマートフォンで大半の用事を済ませるZ世代のデジタル傾向がうかがえる。

・玄関の「なし派」:Z世代が約2.6倍

→玄関はZ世代32.7% vs 非Z世代12.7%が「無くても問題ない/無駄だと思う」と回答。

・キッチンの「なし派」:Z世代が約1.9倍

→Z世代14.7%が「なくてもよい」と回答。

・ウォークインクローゼット、物置の「なし派」:Z世代が約1.3~1.4倍

→Z世代で「なくてもよい」と答える割合が1.3〜1.4倍ほど高く、ミニマル傾向が顕著。

・シアタールームの「あり派」:Z世代が約2倍

Z世代34.7% vs 非Z世代17.7%が「絶対に必要/あったほうが良い」と回答。

・屋上の「あり派」:Z世代36.7%が「あり派」で、非Z世代より約1.6倍高い。

→「友人と楽しむ」「SNS映えするパーティ空間」としての人気が推察される。

・ウォーターサーバーの「あり派」:Z世代が約2.2倍

→ ウォーターサーバー所有率はZ世代44.7% vs 非Z世代20.3%。水や空間の“映え”に投資する傾向。

・玄関を設けず、土間から直接入るスタイルへの支持の高まり

全世代の28%が「魅力的」、45%が「抵抗はない」と回答し、合わせて73%が“玄関不要スタイル”への心理的ハードルが低い。世代別に見るとZ世代の35.3%、非Z世代の25.3%が「魅力的」と回答し、Z世代における“玄関なし”志向の高さがうかがえる。

調査結果と解説

家具家電の所有状況

家具家電を各世代がどれくらいの割合所有しているか調べました。

テレビ未所有:Z世代が約2.8倍

Z世代のテレビ未所有率が22.7%にのぼりました。非Z世代と比べると約2.8倍高い未所有率となっています。

パソコン未所有:Z世代が約1.5倍

Z世代におけるPC未所有率は16.7%であり、非Z世代と比較すると約1.5倍高いことが分かりました。

Z世代のウォーターサーバー所有割合44.7%

さらに、ウォーターサーバーの所有割合において、Z世代は44.7%に達しており、非Z世代の20.3%と比較すると約2.2倍高い結果となりました。別の調査ではミネラルウォーターの1人当り消費量も年々増加していることが判明しており、若年層ほど‟水道水離れ”が進んでいる可能性があります。(日本ミネラルウォーター協会2024年度調査 https://minekyo.net/publics/index/5/ 2025年2月6日閲覧)

必要な間取り、不必要な間取り

住宅の各間取りの必要性についての調査では、「絶対に必要」「あったほうが良い」「無くても問題ない」「無駄だと思う」の4択で世代間の意見の差を調べました。さらに「絶対に必要」「あったほうが良い」を「あり派」、「無くても問題ない」「無駄だと思う」を「なし派」と定義し、世代ごとの価値観の違いを調査しました。

Z世代では「映え」るコミュニケーションスペースが人気で、「シアタールーム」「屋上」で高い支持を得ました。非Z世代では実用的な間取りを重視する傾向があり、Z世代に比べて「玄関」「キッチン」「物置部屋」「ウォークインクローゼット」が高い支持を得てます。各間取りの必要性は世代ごとのライフスタイルや価値観の違いを反映していると言えそうです。

屋上・シアタールームはZ世代に人気

屋上やシアタールームでは、Z世代はそれぞれ36.7%(屋上)・34.7%(シアタールーム)と、非Z世代の22.3%(屋上)・17.7%(シアタールーム)に比べ「あり派」が多いことがわかりました。Z世代が「映え」に対して課金傾向が強いことが伺えます。

Z世代の約1/3が玄関不要

Z世代の玄関「なし派」は32.7%で、非Z世代の「なし派」12.7%と比べて高い水準です。Z世代では、必ずしも伝統的な玄関が必須ではなくなってきていると言えます。

Z世代で土間玄関に魅力が1/3以上

続いて、土間と玄関を一体化した土間玄関について、さらに深掘りして調査しました。「玄関ではなく土間から入るスタイルの家に住むことに抵抗はありますか?」という質問に対して、Z世代では35.3%が土間に「魅力を感じる」と回答しました。非Z世代の25.3%と比べると約1.4倍高い評価となっており、Z世代の「映え」とミニマル志向にフィットしている様子。また、全体としても73%以上が抵抗はない・魅力に感じると回答しています。

Z世代にとって「土間」は屋外活動のサポート的位置づけ

実際に、Z世代はどのような点で土間を魅力に感じているのでしょうか。まず「屋外で使用したアイテムを収納できる」(42.0%)と「洗濯物や濡れた傘を広げて干せる」(40.0%)が高い支持を得ており、屋外活動に対する利便性を評価する声が多くなりました。また、DIYや自転車のメンテナンスなど作業スペースとして活用できる点(30.7%)や、素材を選んで自分好みの空間づくりが可能な点(24.0%)も魅力と感じる意見が一定数見られました。

子どもの遊び場やペットスペースとしての利用は、Z世代では16.0%、非Z世代では24.0%と1.5倍の差がありました。実際に子育てを経験して実感するメリットと言えそうです。

Z世代の各種レンタルサービス利用意向

使ってみたい:Z世代が約2倍(42.7%)

最後に、各種レンタルサービスの利用意向について調査しました。「LUUP」や「ChargeSPOT」など、近年のシェアリングエコノミーの成長は目覚ましく、Z世代の42.7%がこのようなレンタル系サービスを「使ってみたい/既に使っている」と回答しています。

これは非Z世代の22%に対して約2倍の割合であり、Z世代の「モノを所有せず、必要な時だけレンタルする」価値観が顕著に現れています。

これまで必須と思われていたモノが時代とともに移り変わり、それらをあえて所有しない「Less is More」なスタイルが芽吹いていることが分かりました。

※Less is Moreとは――「少ない方が豊かである」という意味。 20世紀に活躍したドイツ出身の建築家、ミース・ファン・デル・ローエが残した言葉として知られる。

調査概要

調査内容

次世代の住宅設備ニーズ調査

調査対象者

15歳~59歳の男女

調査地域

全国

調査方法

インターネット調査

有効サンプル数

計450サンプル

調査実施時期

2024年1月20日(月)~1月27日(月)

調査主体

株式会社マイホム

≪アンケート利用条件≫

1 情報の引用いただく場合は、引用元として「株式会社マイホム調べ」と明記ください。

2 ウェブサイトで使用する場合は、引用元として、下記リンクを設置してください。

URL:https://myhm.co.jp/

マイホームアプリ マイホムについて

『マイホームアプリ』Google、Yahoo!検索ナンバーワン。ご利用マイホーム2万棟突破(※2024年9月時点)の、お施主様の家づくり体験を向上させる、住宅会社とのコミュニケーションアプリです。

▼サービスサイト

https://myhm.jp/

https://myhm.jp/business/

プリフィックス注文住宅「PlusMe(プラスミー)」について

「PlusMe(プラスミー)」は、「世界最高の住宅をすべての人に」提供することを目指す初のプリフィックス注文住宅です。


最大の特徴は天井高。「天井高最強。」をコンセプトに、リビング・ダイニングに2.9メートルの天井を実現しました。目を閉じていても五感でわかる心地よさで、過ごしていると自己肯定感の上がる住まいとなっています。


デザイン性と住み心地、また資産性を兼ね備えながらも2025年4月以降に義務化される「省エネ基準」も満たします。本プロジェクトは、家づくり体験を変えるスタートアップの株式会社マイホムが、ZOZO創業者の前澤友作氏プロデュースのもと推進しています。

左からN1.5、N2.0、N1.0モデル

スタートとなる「Model N」は、2階建、1.5階建、平屋の3つのモデルと土地形状に合わせた多彩なプランを揃え、コストを抑えながらも、個性に合わせた自分だけの住まいをお選びいただけます。


さらには、構造監修として「構造塾」塾長の佐藤実氏と、省エネアドバイザーとして「一般社団法人 みんなの住宅研究所」代表理事の堤 太郎氏が参画。機能性にもこだわり抜いたPlusMeの高性能フレーム「Strong Frame」は、すべてのプランで、耐震等級3と、UA値0.46以下で2030年度の省エネルギー性能をクリアする水準(※)を備えています。

※1,2,3地域は除く

オフィシャルサイト: https://plus-me.jp

Instagram: https://www.instagram.com/plusme.official/

コンセプト動画: https://youtu.be/y4x7cHTO9DQ


株式会社マイホムについて

「住宅に関わる全ての⼈にオドロキとヨロコビを」をミッションに、マイホームに関わるすべての⽅に寄り添う存在になれるよう、⼯務店様向けの「マイホムビズ」事業およびハウスオーナー様向けの「マイホムアプリ」事業、プリフィックス注⽂住宅 「PlusMe」事業を⾏っています。

名称   :株式会社マイホム

所在地 :東京都港区東新橋1丁⽬1−19 ヤクルト本社ビル7階

代表者  :代表取締役乃村 ⼀政、⾦箱 遼

設⽴   :2021年2⽉

コーポレートサイト: https://myhm.co.jp/

サービスサイト「マイホム」: https://myhm.jp/

プリフィックス注⽂住宅「PlusMe」: https://plus-me.jp/

本件に関するお問い合わせ

株式会社マイホム 広報担当

電話番号:03-6555-2518

メール:info@myhm.co.jp

お問い合わせフォーム:https://myhm.co.jp/#contact

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会社概要

株式会社マイホム

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URL
https://myhm.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区東新橋1丁目1−19 ヤクルト本社ビル7階
電話番号
03-6555-2518
代表者名
金箱 遼
上場
未上場
資本金
8091万円
設立
2021年02月