“泳げる国”オランダから学ぶ水難教育の未来へ――愛知の老舗スイミングクラブのアトツギが国際スタディツアーへ選出

日本の水泳教育に変革を。命を守るスイミングスクールの挑戦。

株式会社岡崎竜城スイミングクラブ(所在地:愛知県岡崎市、代表取締役:大森久美)の取締役・大森玲弥が、エヌエヌ生命保険株式会社(代表取締役社長:マリウス・ポペスク/本社:東京都渋谷区)が主催する「オランダスタディツアー2025」参加者に選出されました。

同ツアーは、「生命保険を通じて日本の中小企業を応援する」エヌエヌ生命が、中小企業の家業後継者・経営者を対象に、オランダのサステナブルな先進事例や働き方、教育システムを学ぶ機会として2018年より実施しているもので、今年は全国からの応募者の中から厳正な審査を経て、3名が公募枠から選ばれました。

【オランダスタディツアー2025概要】

  • 開催期間:2025年10月19日(日)~10月25日(土)(予定)

  • 訪問国:オランダ

  • 主催:エヌエヌ生命保険株式会社

  • 対象:中小企業の後継者・経営者

  • 目的:サステナビリティ・教育・デザイン・働き方など、先進的な事例の体験を通じて、地域・業界への還元とイノベーションを促進すること。

【参加者(五十音順)】

  • 大森玲弥(株式会社岡崎竜城スイミングクラブ/愛知県)

  • 岩川宏治(大徳木管工業株式会社/大阪府)

  • 西塚卓郎(株式会社ダイマル/三重県)

上記の3名に加え、エヌエヌ生命が行う日蘭協業支援プログラム「MONO MAKERS PROGRAM」から以下の2名が本ツアーに参加

  • 小嶋織物株式会社 デザイン企画室 小嶋恵理香(京都府)

  • 有限会社勝美商店 上林央佑(京都府)

【選考基準】

項目

詳細

熱意・モチベーション

使命感、熱意、ビジョンがあるか。

実現可能性

ツアーを通して実現したいことの目標や計画、体制に無理がないか。市場や社会のニーズにマッチしているか。

成長性・将来性

ツアー参加後の事業成長が具体的にイメージできているか。明確なゴールを持っているか。

独自性

ツアーと事業を関連させた新しい発想、サービス・技術によって価値創造できるか。

社会的インパクト

地域や社会課題に目を向け、その解決に結びつくか。

【岡崎竜城スイミングクラブ・大森玲弥 コメント】

岡崎竜城スイミングクラブ・本校プールサイド

「オランダは、世界で最も国民の中で泳げる人の割合が高い(OECD調べ)、“泳げる国”として知られ、義務教育における水泳指導が非常に進んでいます。中でも、すべての子どもが“着衣泳”の技能を習得している点は、当クラブが長年力を入れてきた“命を守る水難教育”と非常に近い理念を感じています。
 今回の視察を通じて、ただ技術を学ぶだけでなく、“なぜ社会全体が泳力を重視するのか”という哲学的な背景も吸収し、地域や日本全国に還元していきたいと考えています。」

【大森玲弥プロフィール】

アフリカ・ジンバブエで子どもたちに教える様子
インド・チェンナイにて、水泳指導者への研修の様子

大森玲弥(おおもり・れみ)|岡崎竜城スイミングクラブ 取締役

愛知県岡崎市のスイミングスクール「岡崎竜城スイミングクラブ」の創業者の孫であり、現在は取締役を務める。1972年創立の同クラブは、岡崎市内に2校を展開し、会員数は約3,000名。水難教育、障がい者水泳、地域貢献に注力し、地域に根ざした運営を続けている。

名古屋大学法学部を卒業後、東京大学法科大学院に進学。その後、エディンバラ大学大学院にて社会学の修士号を取得。法学と社会学を基盤に、教育・福祉・地域社会をつなぐ視点からスイミングスクール運営に取り組んでいる。

2025年には、全国の家業後継者によるビジネスピッチコンテスト「アトツギ甲子園」にて、愛知県初の優秀賞を受賞。障がい児を対象とした学校水泳の民間委託モデルを提案し、社会課題に根差した取り組みとして高く評価された。

2024年には、インドでの水難訓練を取り上げたプレスリリース「『泳げない国』インドの水泳コーチを対象に岡崎市の老舗スイミングスクールが水難訓練を実施」が、PR TIMES主催「プレスリリースアワード2024」特別賞を受賞。水泳教育を通じた国際的な社会貢献が注目された。

また、2021年にはアメリカ・テキサス州ダラスに開校したダラス校の立ち上げにも参画。現在は、インドをはじめとする海外事業を担いつつ、クラブ全体の経営にも多方面から関与している。

【ツアー参加後の展望】

今回のツアー参加は、国を上げた着衣泳教育が成功しているオランダのケースを学ぶことで、水泳教育のあるべき姿を改めて問い直し、国際的な視点から未来のカリキュラムを再構築する第一歩です。

帰国後には、ツアーで得た学びを可視化し、社内にとどまらず、他のスイミングクラブや教育機関とナレッジシェアを予定。地域だけでなく、日本の水泳教育の質向上に貢献する活動へとつなげていく予定です。

【岡崎竜城スイミングクラブについて】

岡崎竜城スイミングクラブは愛知県岡崎市で50年以上の歴史を持つ会社です。市内2校の校舎で子ども向けスイミングスクールを運営する他、水難訓練の普及、水泳カリキュラムの国内外への提供を行っております。これまでにもジンバブエ、シンガポール、インドなどで活動をしており、中でもインドでの活動を記したプレスリリースは2024年にPR TIMES主催のプレスリリース賞を受賞するなど、注目を集めています。

【受賞プレスリリース】

「泳げない国」インドの水泳コーチを対象に岡崎市の老舗スイミングスクールが水難訓練を実施 | 株式会社岡崎竜城スイミングクラブのプレスリリース

2021年にはアメリカ・テキサス州にダラス校を設立。水泳を通じて、努力することの大切さ、苦手を克服することの充足感、水難から命を守ることの尊さ、そして目標を達成することへの喜びを伝え、子どもたちの明るい未来に貢献しています。

【お問い合わせ先】

株式会社岡崎竜城スイミングクラブ
広報担当:大森玲弥
TEL:0564-24-7778
MAIL:info@tatsuki-sc.jp
〒444-0912 愛知県岡崎市日名南町19-14
WEB:https://www.tatsuki-sc.jp/

【補足資料】

過去のオランダツアーの成果や参加者の取り組み:
https://www.nnlife.co.jp/company/news/studytour

エヌエヌ生命による参加者発表:

https://www.nnlife.co.jp/company/messages/2025/20250606

OECD泳力調査 Swimming skills around the world Evidence on inequalities in life skills across and within countries:
https://one.oecd.org/document/DELSA/ELSA/WD/SEM(2022)16/en/pdf

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

URL
https://tatsuki-group.com/
業種
サービス業
本社所在地
愛知県岡崎市日名南町19-14
電話番号
0564-24-7778
代表者名
大森久美
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
1972年11月