【医療DX】高精度AI音声認識「mocoVoice 医療モデル」新登場！ ― mocomoco株式会社

高精度な医療用語対応で、診療・議事録作成を効率化！

mocomoco株式会社

2025年3月10日 08時00分

mocomoco株式会社は、高精度AI音声認識「mocoVoice API」の新モデルとして、医療現場に特化した「mocoVoice 医療モデル」の提供を開始いたしました。本モデルは、診療記録、カルテ入力、カンファレンスの議事録作成など、医療分野特有のニーズに徹底的に応えるために開発されました。まずは、セキュリティとプライバシーを重視する医療機関向けに、オンプレミス版から提供を開始します。

＜mocoVoice 医療モデルが医療現場にもたらす４つの革新＞

1. 医療用語に特化し、高精度な音声認識を実現

一般的な音声認識モデルでは認識が難しい医療専門用語や略語。mocoVoice 医療モデルは、医学概念・知識連結データベース JMED-DICT mini (https://sip3-d2.naist.jp/data.html) を活用し、弊社の知見に基づく学習手法で10万語以上の医療用語をファインチューニングしました。医療現場での利用を想定し、専門用語や略語を高精度にテキスト化できるよう設計されています。これにより、カルテ入力や診療記録作成の負担を大幅に軽減し、医療従事者の皆様の業務効率化を支援します。

2. オンプレミス対応。患者様の情報を守るセキュリティ

患者様の機密情報を扱う医療機関にとって、データセキュリティは最優先事項です。「mocoVoice 医療モデル」は、オンプレミス環境での利用を前提に設計されています。外部のクラウドにデータを送信することなく、院内で安全に音声認識機能をご利用いただけます。

3. 効率的な音声入力とデータ活用

「mocoVoice 医療モデル」は、診療後やカンファレンス後など、必要な時に音声データをテキスト化し、記録・報告業務を効率化します。テキスト化されたデータは、検索や分析にも活用でき、医療の質の向上に貢献することが期待されます。

4. 簡単導入！柔軟なカスタマイズ性

「mocoVoice 医療モデル」は、既存の電子カルテシステムや院内システムとの連携を容易にするAPI設計を採用しています。また、カスタマイズ可能な辞書機能により、病院ごとに異なる専門用語や略語にも柔軟に対応できます。導入のハードルを下げ、それぞれの医療機関のニーズに合わせた運用を実現します。

＜活用シーン例＞

外来診療：診察後のカルテ入力時間を大幅削減

診察終了後、医師は「mocoVoice 医療モデル」に診察内容を口述します。本モデルは、医療用語や略語を高精度に認識するため、電子カルテへの転記作業が大幅に効率化されます。SOAP形式での入力もスムーズに行え、これまでキーボード入力に費やしていた時間を、患者さんのフォローアップや他職種連携に充てることが可能になります。
カンファレンス：議事録作成の負担を軽減し、情報共有を迅速化

各科合同カンファレンスや症例検討会など、多人数での議論を「mocoVoice 医療モデル」が高精度に記録。専門用語や略語が頻出する議論でも、正確なテキスト化を実現します。これにより、議事録作成担当者の負担を軽減するとともに、会議後速やかに議事録を共有。申し送り事項の徹底や、診療方針決定の迅速化に貢献します。
訪問診療：モバイル連携で、場所を選ばず記録業務を完遂

訪問診療において、「mocoVoice 医療モデル」をモバイル端末と連携させることで、場所を選ばず、音声による記録が可能になります。患者宅や移動中の車内でも、口頭で診療記録を作成できるため、帰院後の記録作業の負担を大幅に軽減。訪問看護師やケアマネジャーとの情報共有もスムーズになり、チーム医療の質向上に寄与します。

＜今後の展望＞

現在、オンプレミス版を提供中の「mocoVoice 医療モデル」ですが、今後はクラウド版の提供も予定しています。クラウド版では、高度なセキュリティを維持しつつ、よりスムーズなシステム連携を実現し、医療現場の利便性をさらに高めてまいります。また、AIによる診療支援機能、診療科ごとの専門辞書の拡充など、継続的な機能強化も予定しており、医療現場のニーズに合わせた進化を続けていきます。

＜お申込み・お問い合わせ＞

mocoVoice 医療モデルの導入をご検討の医療機関・企業様は、公式ホームページよりお問い合わせください！デモのご案内や詳細な資料の提供も可能です。