【イベントレポート】本気で新規事業を考える2Days〜スプリングインターンを開催〜
圧倒的成長意欲や好奇心を持つ、未来の経営者や事業責任者と「将来像」を壁打ちする。2027年卒向けスプリングインターンを開催。
株式会社プレイド(東京都中央区:代表取締役CEO 倉橋 健太)の社内起業組織 STUDIO ZERO (スタジオゼロ)は、2025年4月12日と13日の2日間にわたって、プレイドの新卒採用チームと協力し、事前選考を通過した27卒予定の学生を対象にしたスプリングインターンを開催いたしました。
本イベントは、オフラインで行われ、会場はGINZA SIXにあるプレイドのオフィス一角にある芝生スペースにて行われました。今回のスプリングインターンでは「スタジオゼロの顧客に対して、新規事業を立案・提案してみよう」というワークを実施。スタジオゼロの半数近くのメンバーたちもメンターとして参加し、学生の皆さんに、起業家・事業家としての成長機会、キャリアプランの思考方法、ミッションや社会課題への向き合い方などについて、実体験を交えたアドバイスを行いました。

なお、スタジオゼロは「若手に対して経営として重要な仕事の一部のボールを渡す」体制を整え、現場力を養う試みに挑戦しています。その一環として、2026年に新卒入社予定で現在内定者インターンとして働く、名古屋大学大学院 工学研究科に在学中の福岡平士朗が、27卒の新卒採用責任者を担っており、本インターンの企画も主導しました。

プログラム
Day1(4/12)
09:30~09:45:イントロ
09:45~11:00:会社紹介/メンター紹介/事業開発セミナー
11:00~12:00:昼食・チームビルド
12:00~17:00:ワーク・中間発表(15:00~)
17:00~18:00:パネルディスカッション
18:00~20:00:夕食・メンターとの2on1
20:00~21:00:ワーク(任意)
Day1 午前中は、会社紹介とメンター紹介、簡単な新規事業立案のためのフレームワークを紹介しました。中でも、スタジオゼロで働くメンバーたちの、さまざまなバックグラウンドや各々の持つ多様なケイパビリティに、参加学生の皆さんは興味深く耳を傾けていました。お昼休憩では、各チームのメンバー同士で交流を深め、午後からのワークに向けてチームとしての結束を深めていました。
午後のワークタイムは、皆で意見を交わしながら、真剣な表情でディスカッションをしていました。メンターにも適宜アドバイスを求めつつ、ChatGPTを駆使しながらアイデアの壁打ちを進める様子も印象的でした。ホワイトボードで意見を整理したり、モニターを利用して資料を共有したり、行き詰まったらコーヒーブレイクを取り入れたり、各チームごとに工夫してアイデアをブラッシュアップしていました。

ただ、中間発表では、各グループのメンターたちからの「仮説思考」が抜け落ちているという鋭い指摘や、「本気で取り組んでいますか?」という叱咤激励のコメント、さらに現在のクオリティでは個別のフィードバックには至らない」という、期待しているからこその厳しいコメントが入りました。その結果、学生の皆さんのワークに対する熱量が明らかに高くなり、後半戦はさらに白熱した議論が繰り広げられました。

パネルディスカッションでは、仁科に加え、本イベントの集客に協力いただいたスローガン株式会社の長谷川氏と仁科が対談。学生さんからの「事業責任者にとって必要なことは何か?」という質問に対して長谷川氏は「事業責任者になるためには複合的な要素が必要だが、仮にメンバー全員いなくなっても、最後までやりきれるかどうかが重要。」と回答しました。仁科は「事業責任者の最低要件とは、持続可能的に儲けを最大化できることにコミットできるかどうか。」と回答し、マインドセットが重要であることを伝えました。
Day1の締めくくりは、夕食タイムと並行してメンターとの2on1の時間が設けられました。
メンター陣からは、学生個々人のスタンスの改善などに関する、厳しいコメントが飛び交う様子も見受けられました。学生の皆さんは、メンター陣からのアドバイスをメモしながら、自分たちの現在地を真摯に受け止めていました。
Day2(4/13)
09:00~09:30:メンター2on1
09:30~15:30:ワーク・昼食
15:30~15:45:休憩
15:45~17:15:最終発表
17:15~17:30:休憩
17:30~18:15:パネルディスカッション
18:15~19:30:メンターとの2on1・懇親会
Day2 Day1からの熱量をそのままに迎えた2日目。朝一番には、チームのメンター2名と参加学生1名との2on1を実施。昨夜の2on1で得た学びをどのように2日目の活動に活かすのか、一人ひとりが具体的な目標設定を行い、主体的に取り組む姿勢が印象的でした。
2on1終了後、最終アウトプットである新規事業の事業案とPL※作成に全力を注ぎました。(※PLとは、Profit and Loss Statementの略で、損益計算書のこと。企業の収益と費用を比較して、一定期間の経営成績を表す財務諸表のひとつ。)限られた時間の中、各チームのメンバーが知恵を絞り、議論を重ね、最後の最後まで手を抜かずアウトプットを作り上げていく様子は、傍から見ても熱気が伝わるほどでした。特に、学生の皆さんが前日の2on1などで得たフィードバックをもとに、持ち前の吸収力と応用力で目覚ましい成長を見せたことが印象的でした。メンターからの具体的なアドバイスを真摯に受け止め、自らの課題に向き合い、具体的な行動に繋げていく姿勢は素晴らしいものでした。

最終発表では、各チームが練り上げた新規事業のプレゼンテーションが行われました。どのチームも前日より格段にレベルアップしたアウトプットを披露。そしてスタジオゼロの実際のクライアント企業の事業責任者にゲストとして参加いただき、講評を行っていただきました。
実現可能性や収益性など、多角的な視点から考察されたビジネスモデルは、クライアントの事業責任者やメンター陣からも高い評価を得ました。Day1終了後に厳しいコメントをしていたメンターの中には、フィードバックや2on1での学びを確実に活かした学生の皆さんの成長ぶりに、自分ごとのように胸を打たれた様子のメンバーもいました。
最終発表の後は、スローガンの土屋氏・長谷川氏と仁科によるキャリアについてのパネルディスカッションを実施。自身の経験やキャリア観について赤裸々に語りつつ、学生からの質問にも丁寧に回答しました。例えば「論理的思考力はどう身につければ良いのか?」という質問に対しては「論理的思考力は、どの仕事においても必要なスキルであり後天的に身につけることができる」「論理的思考など左脳を使う話は多くの経営者が持っていて学びやすいが、例えば事業をやりたい思いや感情などをうまく表現できる右脳思考を持った経営者は意外と少なく、そういった人の下で学ぶことがキャリアを築く上では重要」と回答しました。

そして、学生の皆さんもメンターも一丸となって本気で取り組んだ2日間のインターンシップの締めくくりは、チーム関係なく各々が語り合う懇親会。ワークショップの緊張感から解放され、和やかな雰囲気の中、学生の皆さんはメンターやゲストの皆さんと積極的にコミュニケーションを取り、学びや気づきを共有していました。「今回のインターンでは、2on1に重きを置き、各個人の伸び代を明記した上でフィードバックをもらえたことが、このインターンのみならず、今後の就職活動全般に渡って自分の強みを更に活かすきっかけになった」という嬉しい声もいただきました。

今回のイベントを企画した福岡は、インターンを終えて、手応えを次のように語りました。
「インターンシップを終え、参加学生の皆さんの充実した表情を拝見でき、大変嬉しく思います。特に、2日目の2on1を経て、目覚ましい成長と主体的なアウトプットに繋がったことは、我々運営・メンター陣にとっても大きな喜びでした。今回の経験が、参加学生の皆さんの将来の意思決定の一助となればと思っています。」

スタジオゼロでは「誰と働くか」という視点を大切にし、プロダクトや事業に魅力を感じながら、さまざまな業界からのスペシャリストや事業家が集まる環境づくりを進めています。スタジオゼロのミッションである「産業と社会の変革を加速させる」ことを実現させるため、個性あふれるメンバーたちが日々切磋琢磨しながら、次なるメンバーの参画をお待ちしています。

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