基幹システムが老朽化すると何が起きるのか──運用現場で顕在化する3つの問題

JDE環境向けOracleDB運用管理サービス 2025年12月17日(水)サービス開始

ベンチュリーコンサルティング株式会社

 経済産業省・デジタル庁・IPAが設置した「レガシーシステムモダン化委員会」の総括レポートでは、企業の基幹システムの約6割にレガシー要素が残存していることが指摘されています。特に、①属人化や②ブラックボックス化、③システムの複雑化がDX推進の大きな課題であると示しています。これらは、システム刷新やデジタル活用を進める以前に、運用基盤そのものが制約となり得る点で、多くの企業に共通する経営課題です。

 同レポートでは、モダン化を実現するためには、経営層のコミットメントやITガバナンスの強化に加え、情報システム部門の可視化・標準化、人材確保、ベンダー企業との協力など、組織横断的な取り組みが重要であると整理されています。特に、日常運用を通じてシステムの状態を把握し、属人化を排除していくことは、将来的なモダン化やDX推進の土台となる要素です。

 ERPを支えるOracle Databaseでは、担当者依存による構造把握不足や改善停滞が生じやすく、長期運用における体制の脆弱化が企業の大きな課題となっています。当社はこの状況を踏まえ、JDE環境に特化したDB運用管理サービスを提供し、日常運用から定期点検、障害対応まで専門チームが継続的に支援することで、安定した運用体制の構築を支援します。

■このような課題をお持ちの企業へ

 現在もオンプレミスでERPを利用している企業が抱えがちな課題を解決します。

・DBA(データベース管理者)の確保が難しい

 ERPのデータベース部分(Oracle等)の専門技術者が減少傾向にあり、社内で運用を担える人材が限られている。外部委託先でもERPに精通したDBAが少なく、トラブル時の即応が課題となっているケース。

・担当者や運用ルールが個人に依存している

 長期運用のなかで、DB構成やメンテナンス手順が属人化。引き継ぎや可視化が進まず、変更や障害対応のたびに不確実性が生じているケース。

・データベースサーバの性能劣化やチューニング課題

 アプリケーションは安定している一方で、DB側の負荷や処理時間が徐々に増加。例えば、Oracle Supportにおいて原因調査や改善策の実行に時間を要し、現場対応力が問われているケース。

・クラウド移行を見据えながら、現行環境の安定運用を維持したい

 クラウドネイティブなERP製品をまだ導入していない企業では、オンプレミス環境を維持しつつ最適化を進めたい企業も多い。既存のリソースで移行準備と運用の改善を両立したいというケース。

 こうした課題に対し、VENTURY PerfCare(パーフケア)は、「ERP × Oracle Database」に特化した専門チームとして、「属人化の解消・性能最適化・運用の標準化」を通じて、“専門のデータベース管理者がいなくても安心できる運用体制の実現”を支援します。

■JDE環境向けOracleDB運用管理サービス 2025年12月17日(水)提供開始

 JD Edwards EnterpriseOne(以降JDEと表記)環境で稼働するOracle Databaseの運用管理全般を代行し、安定稼働に必要な日常運用・定期点検・障害対応を継続的に支援します。技術者不足や運用の属人化が進みやすい領域を専門チームが支えることで、長期的な安定稼働と運用品質の向上を可能にします。

ベンチュリーコンサルティング株式会社 VENTURY PerfCare特設ページ

■サービスの特徴

 継続的な伴走支援でも、必要な時だけのスポット支援でも利用できる柔軟なサービス設計で、企業の運用体制に最適な形で導入いただけます。JDEに精通したOracle Databaseエンジニアが技術者不足や属人化が進みやすい領域を確実に支え、環境の健全性維持から性能改善、運用手順の最適化まで踏み込んで支援します。

■ サービス内容

 日常的な問い合わせ対応から障害発生時の技術支援、環境変更作業、定期的なヘルスチェック、運用手順の標準化まで、Oracle Database の安定稼働を維持するために必要となる幅広い作業に対応します。

■運用支援体制

お客様の環境を把握した専任の運用支援チームが、課題解決に向けて運用全体を支援します。

サービスイメージ

■今後の展開

 VENTURY PerfCareでは、JDEを始め、Siebel、EBS、SAPなど、「Oracleデータベースを用いているERPソフト」の利用企業向けに、データベース運用に特化した以下のサービスを、順次展開していきます。

  • SAP(R3)/ORACLE運用管理代行サービス VENTURY PerfCare for SAP/Oracle

  • EBS/ORACLE運用管理代行サービス VENTURY PerfCare for EBS/Oracle

  • Hyperion/ORACLE運用管理代行サービス VENTURY PerfCare for Hyperion/Oracle

  • Siebel/ORACLE運用管理代行サービス VENTURY PerfCare for Siebel/Oracle

ベンチュリーコンサルティングは上記のサービスを通じ、「ERP環境のOracleデータベース」の運用でお困りのERP利用企業向けにサポートしてまいります。

■VENTURY PerfCareについて

 依然として、国内のERP利用企業の6割以上がオンプレミスでの運用となっており、その環境を支える技術や人材の確保に課題を抱えています。このような企業課題を解決するため、当社はOracleパートナー企業として自社の専門性を生かし、VENTURY PerfCareブランドを立ち上げました。ERP利用企業への人的・技術的支援を通じて運用の安定化を実現します。

■代表紹介

ベンチュリーコンサルティング株式会社
代表取締役:衞藤重豪

 1999年、ベイカレントコンサルティング(株)のパートナーとして、営業・ITインフラ部門、特にORACLEを中心としたコンサルティングやソリューション事業を担当。人材採用とIT技術者の育成・研修講師を兼務。2004年に独立し、ベンチュリーコンサルティング(株)を創業。現在22期目。「データベース」を、知的財産の詰まった、企業の最大の経営資源と位置付け、日々膨大に増え続ける『企業情報システムのデータ』に起因する問題を”ゼロにする”を掲げ、社会課題の解決に取り組んでいる。

【 会社概要 】

会社名 ベンチュリーコンサルティング株式会社
代表者 代表取締役 衞藤 重豪
資本金 20,000,000円

設立 2004年2月10日

所在地 〒160-0007 東京都新宿区荒木町9-7 ナオビル3F

URL https://www.ventury.co.jp/perfcare/  
事業内容 ERP製品(JDE、Siebel、EBS、SAP等)を中心としたレガシーなITインフラ、中でもそのリポジトリであるオンプレミスのデータベース(ORACLE)を対象としたDB運用管理、設計、構築、SQLチューニング、障害対応、マイグレーション、DBデータ移行、パッチ管理

Oracleは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。

【 本件に関するお問い合わせ 】

ベンチュリーコンサルティング株式会社

ITコンサルティング事業部 ERPソリューション課
E-mail: perfcare@ventury.co.jp

お問い合わせフォーム: https://www.ventury.co.jp/perfcare/infomation/request/

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会社概要

URL
https://www.ventury.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区荒木町9-7 ナオビル3F
電話番号
03-3341-5723
代表者名
衞藤 重豪
上場
未上場
資本金
2000万円
設立
2004年02月