「変進力」が低いことで弊害が生じている!? ミドルは「多様な価値観を理解できない」 若者は「指示待ちで自主性がない」
~人生100年時代、激動を生き抜く力「変進力」、その有無による弊害に関する調査~
心理学と統計学を組み合わせた性格診断「ディグラム診断」を独自に考案したディグラム・ラボ株式会社は20-50代の男女3,000名を対象に、時代の流れとともに、仕事や組織、人間関係、価値観、新しいサービスや技術など、あらゆるものが日々変化していく中で、その変化に適応し、そして進化できる力である「変進力」の有無による弊害に関する調査を20-30代男女(以下、若者)と40-50代男女(以下、ミドル)で世代間比較する形で実施しましたので、以下の通りご報告いたします。
「 変進力 」とは?
さらなる高速通信が可能になる5G技術、音声入力や機械翻訳の精度の飛躍的向上、IoT技術の発展・・・。時代の流れとともに、仕事や組織、人間関係、価値観、新しいサービスや技術など、あらゆるものが日々変化していく中で、その変化に適応し、そして進化できる力、それが「変進力」です。
心理学と統計学を組み合わせた性格診断「ディグラム診断」を独自に考案したディグラム・ラボ株式会社が提唱する新しい言葉であり、人生100年時代と言われるこれからの時代においては、そんな変化に適応する力=変進力の重要度が増しています。
今回の調査では、この「変進力」にまつわる数値を明らかにすることで、いま世の中で変進力がどういう捉えられているのかを浮き彫りにしていきます。
「 変進力 」を構成する9つの要素
私たちディグラム・ラボが考える、変化に適応して進化する力「変進力」は、9つの要素で定義しています。この要素は、「自分を理解し他者とうまく付き合っていく」ために必要なものでもあり、「変進力」は人付き合いにおいても重要度の高い力だと考えています。
調査結果サマリー
■若者視点VSミドル視点、単純比較ではミドルの方が若者より変進力は低い傾向
■“ミドルから見た若者”と“若者から見たミドル”ともに、「安定を求めている」「チャレンジ精神がない」との回答が4割以上
■“若者から見たミドル”、“ミドルから見た若者”ともに弊害を感じている結果
■若者に起きている弊害とミドルの弊害は対象的な結果に。若者は行動力、ミドルは受容力が課題”
調査結果
■若者視点VSミドル視点、単純比較ではミドルの方が若者より変進力は低い傾向
若者に「ミドルに対して、現在の自身と比較し変進力がどの程度か当てはまるものをお選びください。」と質問したところ、「やや低い」、「かなり低い」と回答したのは28%となりました。一方ミドルに、「若者に対して、ご自身の20-30代の頃と比較して変進力がどの程度か当てはまるものをお選びください。」と質問をしたところ、「やや低い」、「かなり低い」と回答したのは全体の22%となり、両者を単純比較するとミドルの方が変進力が低いという声が集まる結果となりました。
現代人は変化の激しさを感じている!? 「変化に適応して進化する力= 変進力 」の必要性
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000008583.html
■“ミドルから見た若者”と“若者から見たミドル”ともに、「安定を求めている」「チャレンジ精神がない」との回答が4割以上
注目したいのは、 “ミドルから見た若者”において「精神的に弱いから」という回答が36%となり、“若者から見たミドル”と比較し2倍以上開きがあること。ミドルは若者の精神面の弱さを課題視しており、そのことが変進力にも影響していると考えていることが明らかとなりました。一方、「好奇心がないから」という回答については若者がミドルの回答を5%上回っており、こちらも年代間でのギャップとなっています。
■“若者から見たミドル”、“ミドルから見た若者”ともに弊害を感じている結果
若者に起きている弊害とミドルの弊害は対象的な結果に。若者は行動力、ミドルは受容力が課題”
最後に、前問にて「かなり感じる」「感じる」と回答した人に対して、「具体的な弊害として当てはまるものをお選びください」と質問したところ、若者からは「多様な価値観を理解できない(64%)」「過去の自慢をする(52%)」という回答が多く、一方ミドルからは「指示待ちで自主性がない(56%)」「チャレンジをしない(55%)」「世の中の動向に関心がない(47%)」という回答が多く、若者に起きている弊害とミドルの弊害は対象的な結果になりました。最も弊害として声が集まったのは、若者からの「多様な価値観を理解できない」という内容で、多様性という言葉が叫ばれる現代において、自分含めた多様な価値観が理解されず、そのことに不満を持つ若者の本音が透けて見える結果となりました。
また、上記の結果と変進力を構成する9つの要素を照らし合わせると、若者は特に「行動力」が、ミドルは「受容力」が不足していることがわかりました。
ディグラム・ラボ木原誠太郎が語る、年代別「 変進力 」の課題と解決策とは
本調査により、客観的な視点からみた若者(20-30代)、ミドル(40-50代)に足りない変進力を構成する要素が分かりました。変進力は自己分析力、内省力、意思決定力、越境力、共感力、コミュニケーション力、受容力、素直さ、行動力の9つの要素からなる力ですが、若者(20-30代)は「行動力」、ミドルは「需要力」が低い結果となっています。行動力を高めるには目標を作り、ビジョンを立て、実行することが鍵です。前向きな「行動力」は、多くの人を幸せにし、自身の豊かさや満足度も高めてくれます。激動の時代を生き抜くためにも、「行動力」を高めることが必要です。
「受容力」を高めるには、相手の立場に立ち、考え方に共感できる面を探すことが大切。価値観の違いを受け入れ、共感することにより、相手も心を開き、関わり方を工夫することができるようになります。多様性が叫ばれる時代だからこそミドル世代が「受容力」を持つことが重要となります。
木原 誠太郎(きはら せいたろう)/ディグラム・ラボ株式会社 代表取締役
2001年、株式会社電通リサーチに入社し、リサーチプランナーとして多くのプロジェクトに参加。その後、Newhands、ミクシィ、電通を経て、2013年にディグラム・ラボ株式会社を設立。現在は統計学と心理学を掛け合わせた性格分析ツール「ディグラム」の研究およびビジネス展開を行っている。メディア出演、著書多数。
■「ディグラム診断」とは
ディグラム・ラボ社が開発したデータに基づく科学的診断。アンケート調査で取得したのべ37万人、のべ数千項目を超えるデータベースに基づいて、被験者に心理テスト結果と調査から得られたライフスタイルや恋愛傾向等の情報を、統計処理を施し客観的に分析した結果です。性格診断心理テスト「エゴグラム」をベースとし、数万人規模のアンケート調査(定量調査)や、対面による心理テスト診断(実証実験)から、改良を重ね独自に開発したものです。(データベース数、実験のケース数は2018年10月時点のものです)
さらなる高速通信が可能になる5G技術、音声入力や機械翻訳の精度の飛躍的向上、IoT技術の発展・・・。時代の流れとともに、仕事や組織、人間関係、価値観、新しいサービスや技術など、あらゆるものが日々変化していく中で、その変化に適応し、そして進化できる力、それが「変進力」です。
心理学と統計学を組み合わせた性格診断「ディグラム診断」を独自に考案したディグラム・ラボ株式会社が提唱する新しい言葉であり、人生100年時代と言われるこれからの時代においては、そんな変化に適応する力=変進力の重要度が増しています。
今回の調査では、この「変進力」にまつわる数値を明らかにすることで、いま世の中で変進力がどういう捉えられているのかを浮き彫りにしていきます。
「 変進力 」を構成する9つの要素
私たちディグラム・ラボが考える、変化に適応して進化する力「変進力」は、9つの要素で定義しています。この要素は、「自分を理解し他者とうまく付き合っていく」ために必要なものでもあり、「変進力」は人付き合いにおいても重要度の高い力だと考えています。
調査結果サマリー
■若者視点VSミドル視点、単純比較ではミドルの方が若者より変進力は低い傾向
■“ミドルから見た若者”と“若者から見たミドル”ともに、「安定を求めている」「チャレンジ精神がない」との回答が4割以上
■“若者から見たミドル”、“ミドルから見た若者”ともに弊害を感じている結果
■若者に起きている弊害とミドルの弊害は対象的な結果に。若者は行動力、ミドルは受容力が課題”
- 【調査方法】インターネットリサーチ
- 【調査時期】2019年7月実施
- 【調査対象】20~50代 男女3,000名※性別・年代均等
調査結果
■若者視点VSミドル視点、単純比較ではミドルの方が若者より変進力は低い傾向
先に実施した「変進力に関する調査」によると、「あなたは変進力があると思いますか?」という質問に対して、「かなりある」「ある」と回答した若者は25%、ミドルは23%となり、いずれも低めな結果となっています。そこで、若者とミドルそれぞれの視点で年代評価を行い、変進力の低さからなる弊害に関して調査しました。
若者に「ミドルに対して、現在の自身と比較し変進力がどの程度か当てはまるものをお選びください。」と質問したところ、「やや低い」、「かなり低い」と回答したのは28%となりました。一方ミドルに、「若者に対して、ご自身の20-30代の頃と比較して変進力がどの程度か当てはまるものをお選びください。」と質問をしたところ、「やや低い」、「かなり低い」と回答したのは全体の22%となり、両者を単純比較するとミドルの方が変進力が低いという声が集まる結果となりました。
現代人は変化の激しさを感じている!? 「変化に適応して進化する力= 変進力 」の必要性
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000008583.html
■“ミドルから見た若者”と“若者から見たミドル”ともに、「安定を求めている」「チャレンジ精神がない」との回答が4割以上
前問で低いと感じている人の理由を探るため、「やや低い」、「かなり低い」と回答した人に対して「変進力が低いと感じる理由は何ですか?」と聞いてみました。その結果、 “若者から見たミドル”、“ミドルから見た若者”ともに「安定を求めている」「チャレンジ精神がないから」との回答がTOP2となりました。
注目したいのは、 “ミドルから見た若者”において「精神的に弱いから」という回答が36%となり、“若者から見たミドル”と比較し2倍以上開きがあること。ミドルは若者の精神面の弱さを課題視しており、そのことが変進力にも影響していると考えていることが明らかとなりました。一方、「好奇心がないから」という回答については若者がミドルの回答を5%上回っており、こちらも年代間でのギャップとなっています。
■“若者から見たミドル”、“ミドルから見た若者”ともに弊害を感じている結果
続いて変進力が低いことにより、何かしらの弊害が生じているかを聞いてみました。1問目において「やや低い」、「かなり低い」と回答した人に対して、「変進力が低いことにより何か弊害が生じていると感じますか?」と質問をしたところ、“若者から見たミドル”において「かなり感じる」「感じる」と回答したのは37%で、その逆も43%となり、両世代ともに3人に1人以上が弊害を感じていることがわかりました。
若者に起きている弊害とミドルの弊害は対象的な結果に。若者は行動力、ミドルは受容力が課題”
最後に、前問にて「かなり感じる」「感じる」と回答した人に対して、「具体的な弊害として当てはまるものをお選びください」と質問したところ、若者からは「多様な価値観を理解できない(64%)」「過去の自慢をする(52%)」という回答が多く、一方ミドルからは「指示待ちで自主性がない(56%)」「チャレンジをしない(55%)」「世の中の動向に関心がない(47%)」という回答が多く、若者に起きている弊害とミドルの弊害は対象的な結果になりました。最も弊害として声が集まったのは、若者からの「多様な価値観を理解できない」という内容で、多様性という言葉が叫ばれる現代において、自分含めた多様な価値観が理解されず、そのことに不満を持つ若者の本音が透けて見える結果となりました。
また、上記の結果と変進力を構成する9つの要素を照らし合わせると、若者は特に「行動力」が、ミドルは「受容力」が不足していることがわかりました。
ディグラム・ラボ木原誠太郎が語る、年代別「 変進力 」の課題と解決策とは
本調査により、客観的な視点からみた若者(20-30代)、ミドル(40-50代)に足りない変進力を構成する要素が分かりました。変進力は自己分析力、内省力、意思決定力、越境力、共感力、コミュニケーション力、受容力、素直さ、行動力の9つの要素からなる力ですが、若者(20-30代)は「行動力」、ミドルは「需要力」が低い結果となっています。行動力を高めるには目標を作り、ビジョンを立て、実行することが鍵です。前向きな「行動力」は、多くの人を幸せにし、自身の豊かさや満足度も高めてくれます。激動の時代を生き抜くためにも、「行動力」を高めることが必要です。
「受容力」を高めるには、相手の立場に立ち、考え方に共感できる面を探すことが大切。価値観の違いを受け入れ、共感することにより、相手も心を開き、関わり方を工夫することができるようになります。多様性が叫ばれる時代だからこそミドル世代が「受容力」を持つことが重要となります。
木原 誠太郎(きはら せいたろう)/ディグラム・ラボ株式会社 代表取締役
2001年、株式会社電通リサーチに入社し、リサーチプランナーとして多くのプロジェクトに参加。その後、Newhands、ミクシィ、電通を経て、2013年にディグラム・ラボ株式会社を設立。現在は統計学と心理学を掛け合わせた性格分析ツール「ディグラム」の研究およびビジネス展開を行っている。メディア出演、著書多数。
■「ディグラム診断」とは
ディグラム・ラボ社が開発したデータに基づく科学的診断。アンケート調査で取得したのべ37万人、のべ数千項目を超えるデータベースに基づいて、被験者に心理テスト結果と調査から得られたライフスタイルや恋愛傾向等の情報を、統計処理を施し客観的に分析した結果です。性格診断心理テスト「エゴグラム」をベースとし、数万人規模のアンケート調査(定量調査)や、対面による心理テスト診断(実証実験)から、改良を重ね独自に開発したものです。(データベース数、実験のケース数は2018年10月時点のものです)
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