スター・マイカとツクルバの共同事業「SELEC」好調につき取組み強化、物件供給量拡大へ
ユーザーニーズに基づく企画で、成約期間が約半分の平均2ヶ月に短縮。リノベ物件購入の新たな選択肢に。
リノベーションマンションの供給を行うスター・マイカ株式会社(以下スター・マイカ)は、2021年5月19日、昨年リリースした中古・リノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」を提供する株式会社ツクルバとの共同事業「SELEC(セレック)」の事業開始1周年を迎えるにあたり、取組みを強化し、サービスリニューアルを行いました
これまでの中古不動産流通業界は、ユーザーニーズに合致した物件を供給しづらいという課題がありました。それらの課題に対し「SELEC」では中古マンション保有数が日本一のスター・マイカの供給する物件を、会員登録数25万人超のカウカモに蓄積したユーザーニーズに基づいて企画・展開してきました。
■リニューアルしたスター・マイカとツクルバの共同事業「SELEC」について
「SELEC」は、中古マンション保有数日本一(※1)のスター・マイカと中古・リノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」を運営するツクルバが、昨年5月にリリースした共同事業です。会員登録数25万人超のカウカモで蓄積したデータに基づき把握したユーザーニーズをもとに、スター・マイカが供給する物件を、内装デザインや室内の設備仕様をパッケージ化して消費者に提案することで、ユーザーニーズに合った中古マンション物件の供給から販売まで一気通貫した流通を行っています。
1年間の取り組みを通じて、両社は「SELEC」が提案する新しい中古不動産流通モデルに手応えを感じ、今回「SELEC」の取組みを強化し、サービスサイトをリニューアルしました。サービスサイトのリニューアルとともに、物件供給量を年間50戸前後に拡大することを決定。自ら行うフルオーダーリノベでもなく、リノベ済み物件の購入でもない新しいリノベ住宅の買い方「SELEC」をより多くの方に体験・購入いただけるようになりました。
⇨リニューアルしたSELECのURL:https://selec.cowcamo.jp/
■拡大を続ける中古マンション市場。ユーザーニーズに基づいた商品開発が行いにくいという課題も
SELECが開発された背景には、拡大を続ける中古マンション流通市場において「リノベ済み物件」と自ら行う「フルオーダーリノベ」という選択肢ではカバーしきれないユーザーニーズの存在があります。
首都圏の中古マンションは、新築マンションの供給減少を受けて流通シェアの高まりが予想され、2015年にはストックベースで3割程度であった築25年以上の首都圏の中古マンションの比率は、2025年には全体の半分になると予想されています。
中古マンション流通市場においては、再販事業者が大きな役割を果たしています。再販事業者は、中古マンションを購入してリノベーションして再販する事業を行っており、市場内の物件流通に大きく貢献しています。
一方で、再販事業者の大半は物件の仕入・販売共に不動産仲介事業者を介して行っているため、ユーザーニーズに直接触れる機会がありません。そのため、ユーザーニーズに基づいた商品開発が行いにくい状況にあります。
実際に、スター・マイカにおいては、「リノベ済み物件」だけでは多様化するユーザーニーズに対応することが難しいと考えていた中で、リノベ施工前の物件に、デザインや仕様がパッケージ化されている複数の選択肢から好みのものを組み合わせて購入する「リノベ条件付マンション」を、2019年頃から検討し始めていました。
一方ツクルバにおいても、カウカモで多くの購入検討者と接する中、「リノベ済み物件」ではユーザーの多様な暮らし方のニーズに対応できず、「フルオーダーリノベ」を自ら行うのは負担が大きすぎると感じるユーザーのニーズがあることを見出しました。
■「SELEC」好調。従来の半分の期間で成約。リノベ物件購入の新たな選択肢に
リノベ施工前物件とパッケージ化されたリノベデザイン・仕様との組み合わせに、潜在的なニーズが存在していることを感じていた両社が、2019年12月に業務提携契約を締結。ユーザーの多様な「好み」を捉えつつも「手軽に」希望の住まいを入手できるサービスとして企画・開発されたのが「SELEC」です。「SELEC」は、カウカモが蓄積したユーザーニーズからその物件に最適なライフスタイルを決定し、ユーザーに提案します。ユーザーは自分のライフスタイルにもとづいて物件を選択。さらに、アレンジオプションで追加リノベーションを行うことで、「SELEC」物件はユーザーが手軽に自分好みのライフスタイルを実現できる物件として、選ばれやすくなります。
昨年のリリース後、「SELEC」物件は、施工前物件ながら売出しから契約の期間が平均約2ヶ月と、同エリア・物件対比の平均売却期間3.78か月(※2)の約半分になっており、最短で販売開始から1日で購入申込みに至るケースも出てきています。
このような結果が出たのは、リノベ済み物件とフルオーダーリノベでは拾いきれなかったユーザーニーズをSELECが提案できている結果と思われます。リノベーション住宅購入の第3の選択肢として「SELEC」を引き続き拡大していきたいと考えています。
スター・マイカとツクルバの両社は今後も共同事業を通じて、中古不動産流通業界の変革と活性化を図っていきます。
■スター・マイカ株式会社 取締役 投資事業本部長 明石圭市のコメント
スター・マイカとツクルバが手掛ける「SELEC」は、いままでこんなサービスがあったらいいなと思っていたものの、なかなかできなかった企画です。リノベーション済の物件をユーザーに販売するのではなく、現在そして未来のユーザーニーズから商品を開発していくことをツクルバとともに行うのは、業界にもインパクトのあることだと思います。スター・マイカは業界を率先する企業カラーがあり、「SELEC」もその一つだと考えています。ゆくゆくは金融機関とのタイアップなど、さらなるサービスの拡大も模索し、「リノベ条件付マンション」の普及を目指していきたいと思います。
■株式会社ツクルバ 取締役COO 北原寛司氏のコメント
「SELEC」として取り扱う物件の販売が順調に進んでいるのは、1万件以上の物件を取材し、お客様の案内を行ってきたことで蓄積したカウカモならではのデータ活用の成果と捉えています。施工前の状態で販売するのは、既存の再販物件の売り方からすると異色ですが、物件保有量日本一のスター・マイカ社とだからこそチャレンジすることが出来ました。中古不動産の流通構造には、まだ多くの課題が残されています。今後もカウカモユーザーにとって、手軽に良いものを手に入れられるような仕組みを提供し続けることを目指して参ります。
■9つのインテリアデザイン リノベ済マンションの提供も開始
トレンドとニーズを取り入れた自分にあった暮らしのリノベーション済マンション
スター・マイカでは、トレンドやカスタマーニーズを取り入れた9つのインテリアスタイルのリノベーションマンションの提供を2021年5月より開始いたします。
【概要】
スタイル例:ミニマムで洗練されたデザインの「スタイリッシュ&モダン」やナチュラルな中に素材感を活かした「クラフト&ナチュラル」、モダンでありながら優しいトーンで仕上げた「北欧モダン」など
対象物件エリア:東京都・神奈川県・さいたま県・千葉県
※5月19日現在、施工中のため、完成写真は随時ウェブサイトなどで公開いたします
多様なライフスタイルにあわせた住まいが求められる時代のなか、個人の趣味趣向に合ったインテリアデザインを選ぶニーズが高まっており、「SELEC」はこれらのニーズにマッチしたソリューションであると考えています。
一方、年間1200戸超の供給を行うスター・マイカのリノベーション済みマンションにおいては、趣味趣向のニーズにこたえるインテリアデザインを提供できていませんでした。そこで、エリアやターゲットペルソナ、物件のもつキャラクターを実績データやノウハウを用いて分析し、エンドユーザーのニーズにこたえるため9スタイルのインテリアデザインを新たに開発しました。
今後は、リノベーション済みマンションを累計6000戸以上供給してきたオペレーションノウハウに裏打ちされた「よりよい価格」に加えて、ユーザーの趣向に合った「高いデザイン性」のリノベーションマンションの提供を目指してしていきます。
(※1)2021年4月時点
(※2)出典:三井住友トラスト不動産、不動産マーケット情報 2020年3月号
<スター・マイカ株式会社 会社概要>
『“作る”から“活かす”社会の実現へ』
買い手が限定されるファミリータイプの賃貸中物件を買い取り、貸借人の退去後、リノベーションによって新しい価値をプラスして販売する。ファイナンスの概念を不動産業界に持ち込んだユニークなビジネスモデルで「リノベーションマンション」マーケットをリードしてきました。
マーケットニーズに合わせた、より便利で快適な暮らしの提供を目指して、良質なリノベーションマンションの企画販売事業を行っています。
URL:https://www.starmica.co.jp/
会社名:スター・マイカ株式会社
所在地:東京都港区虎ノ門4丁目3−1 城山トラストタワー28F
設立:2001年5月
代表者:代表取締役 水永 政志
株主構成:スター・マイカ・ホールディングス株式会社 100 %
(東京証券取引所第一部証券コード:2975)
情報発信メディア:
リノベと暮らしのウェブマガジン「しあわせリノベ研究所」
https://www.starmica.co.jp/magazine/
マンション売却マガジン「URILABO」
https://sell.starmica.co.jp/urilabo/
<カウカモとは>
cowcamo(カウカモ)は、中古・リノベーション住宅の流通プラットフォームです。テクノロジーとデザインを活用した自社プロダクト群により、住まいの購入・売却・リノベーションに関わる顧客情報の蓄積と、優良な物件情報を集約。それらをデータとして活用し、個人・法人を問わず、流通に関わる様々なステークホルダーが利用できるサービスとして提供することで、より良い住まいの流通を実現します。
<株式会社ツクルバ 会社概要>
やがて文化になる事業をつくり続ける場の発明カンパニー。「『場の発明』を通じて欲しい未来をつくる」というミッションのもと、デザイン・ビジネス・テクノロジーをかけあわせた場の発明を行っています。
https://tsukuruba.com/
会社名:株式会社ツクルバ(東証マザーズ 証券コード:2978)
所在地:東京都目黒区上目黒1丁目1−5 第二育良ビル2F
設立:2011年8月
代表者:代表取締役ファウンダー 中村 真広 / 代表取締役CEO 村上 浩輝
事業内容:中古・リノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」(https://cowcamo.jp/)の企画・開発・運営、シェアードワークプレイス「co-ba(コーバ)」(https://co-ba.net/)や空間プロデュースを含む不動産企画デザイン事業
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像