若手の登竜門となるクリエイティブアワード『U35 Creative & Communication Award 2024』結果発表
最優秀賞、優秀賞を表彰する贈賞式を開催
デジタルクリエイティブ業界の発展に取り組む一般社団法人 Interactive Communication Experts (所在地:東京都港区、理事長:阿部 淳也、略称:I.C.E、呼称:アイス、URL:https://i-c-e.jp/ ) と、広告活動の健全な発展に貢献することを目的として活動をおこなう公益社団法人日本アドバタイザーズ協会デジタルマーケティング研究機構 (所在地:東京都中央区銀座、代表幹事:中村 俊之、略称:DMI、URL:https://dmi.jaa.or.jp ) は、今年2度目の開催となった35歳以下のビジネスパーソンを対象とするクリエイティブアワード『U35 Creative & Communication Award (略称:U35 C&CA)』の受賞者を発表いたします。
若手に挑戦と経験の機会を提供することを目的として、I.C.E.とDMIが企画、2024年9月5日(木)~10月15日(火)の期間開催したクリエイティブアワード『U35 Creative & Communication Award 2024』の受賞者を発表いたします。また、栄えある受賞者と審査員らを招いた贈賞式を、2024年12月5日(木)に東京都港区白金台のシェラトン都ホテル 東京にて執りおこないました。
企画の仕事に携わるさまざまな35歳以下のビジネスパーソンが、コミュニケーション課題を解決するアイデアとクリエイティブを競う『U35 Creative & Communication Award』は、昨年に引き続き2度目の開催となりました。株式会社ポーラ様と株式会社マガジンハウス様より実際の事業に即した課題をご提示いただき、応募者は企画書形式でエントリー、一次審査より選出された5組×2課題のファイナリストがおこなった最終審査会のプレゼンテーションから、厳正なる審査のもと、それぞれの課題につき最優秀賞1点・優秀賞1点が決定しました。
■課題概要
株式会社ポーラ様:「ポーラの肌分析」の認知・利用意向を高めるための施策提案
株式会社マガジンハウス様:漫画『恋とか夢とかてんてんてん』をベストセラーに育てる施策提案
■株式会社ポーラ様課題分受賞者 最優秀賞(1点)
・大越 兼灯(24) 法政大学大学院 デザイン工学研究科 システムデザイン専攻
・岩井 拓諒(22) 東北大学 理学部数学科
アイデアの概要:
実際に企画の実行を検討しているため詳細は割愛させていただきます。
受賞したポイントは以下の通りです。
・課題に対して明確かつ実行可能な戦略を提示している。コミュニケーションの流れが具体的で、ターゲットを的確に捉えていたこと
・提案されたアイデアは新鮮で、他の競合と差別化できる独自の魅力を持っており、印象に残りやすかったこと
・消費者の感情に訴えかける要素が強く、参加意欲や共感を引き出す構成であったこと
・提案内容がさらなる価値創造に寄与するポテンシャルがあること
受賞者コメント:
「僕たちはもともと広告系のインターン先が一緒で、そこからずっと交流がありました。二人ともこれから広告関連の企業に就職予定で、クリエイティブ系の仕事をしたいと思っており、そんな時に登竜門としてC&CAを見つけ、申し込みました」(大越・岩井)
「今後の夢としては、“みんなが素直な雰囲気になれる世の中”にしていきたいと思っています。人間は怠けるのも普通だし、感情を出すことも普通で、それを肯定してあげるような、みんなが乗りたくなる船のようなものをつくる仕事をしていきたいと思っています」(大越)
「僕は、世の中に潜む当たり前になっている不便をなくしていきたいと思っています。当たり前になっている不便を解消して、より快適な未来をつくっていきたい。広告は、プロダクトからの逆算ではなくコンセプトの構想ベースから考えられるので、まだ世の中にはない新しい概念をつくり出すことができると思っており、だからこそクリエイティブの仕事を目指しています」(岩井)
■株式会社ポーラ様課題分受賞者 優秀賞(1点)
・飯島 夢(28) Septeni Japan株式会社
・佐野 弥詩(25) 株式会社電通東日本
アイデアの概要:
実際に企画の実行を検討しているため詳細は割愛させていただきます。
受賞したポイントは以下の通りです。
・ポーラ社を深く理解した上で、その価値を体現する具体的な施策となっていたこと
・消費者インサイトを的確に捉え、消費者の心に寄り添った施策が展開されていたこと
・社会的なトレンドや価値観を踏まえた内容となっていたこと
受賞者コメント:
「今回の企画の裏テーマに、“ありそうでなかった”というのを目指したい気持ちがありました。“なんで今までなかったんだろう?”と思われるような企画を考え、それがきちんと伝わるプレゼンをすることを、自分のテーマとして持ちながら参加しました。佐野さんと組んだのは今回が初めてですが、互いの強みを活かしながら取り組むことができたと思います」(飯島)
「企画をつくっていく中で、自分たちの実感を大切にしたい、それを伝えたいというのをテーマにしていました。肌分析を受ける前と受けた後、自分たちの心がどう動いたかというのを起点に企画を考えました。飯島さんとは、お互いプランナーだからこそ遠慮なく意見を言い合うことができ、切磋琢磨できたと思っています」(佐野)
■株式会社マガジンハウス様課題分受賞者 最優秀賞(1点)
・馬場 由峰(30) 株式会社Qoil
アイデアの概要:
実際に企画の実行を検討しているため詳細は割愛させていただきます。
受賞したポイントは以下の通りです。
・マガジンハウス社が設定した課題とアイデアがしっかりと結びついており、明確なコンセプトが提示されていたこと
・コミュニケーションの戦略設計が非常に緻密で、誰に何をどう伝えるかが具体的で分かりやすかったこと
・実際に形にした際のビジュアルやプロセスを明確にイメージできる構成になっていたこと
受賞者コメント:
「今回、最優秀賞としてのご評価を頂けたこと、大変光栄に存じます。普段の実務でも同様ですが、ただ「面白い!」だけのクリエイティブではなく、本当に課題解決につながるのか?実現のビジョンが見えるか?といった点を、今回のアワードでの企画においても強く意識しました。マガジンハウス様からのフィードバックでも、その点をご評価頂けていた様で、大変嬉しく思っております。その他、多数の企業様からフィードバックを頂けたことが、私の今後のキャリアにとっての大きな学びとなりました。この場をお借りして、運営の皆様に改めて御礼申し上げます」(馬場)
■株式会社マガジンハウス様課題分受賞者 優秀賞(1点)
・小川 敬典(34) 株式会社東北新社
・田中 見希子(31) 株式会社東北新社
アイデアの概要:
実際に企画の実行を検討しているため詳細は割愛させていただきます。
受賞したポイントは以下の通りです。
・テーマに沿ったユニークな切り口で新鮮さを生み出していたこと
・読者の興味を引く要素の融合が秀逸で、行動を促す力が強かったこと
・心の奥底に潜む不確かな気持ちをエンターテインメントとして昇華させていたこと
受賞者コメント:
「昨年に後輩がファイナリストまで残ったという話を聞いていて、今年で34歳ということもあり、チャレンジの意味で応募を決めました。正直『恋てん』は普段は読まないジャンルの漫画ではあるのですが、“自分が面白がれるポイントはどこなのか”を考えることは、見方を変えるという意味でとても楽しかったです。ベストセラーに育てるというお題自体が自分にとっては初めてでしたが、今回結果を出せたことが自信につながりました。これからもチームで切磋琢磨しながら、様々な賞に応募していきたいと思います!」(小川)
「今回マガジンハウス様の課題に対しては2本のアイデアを応募しており、受賞できた企画はかなり振り切って勝負に出た内容だったので、一か八かだと思っていましたが、その部分が刺さって良かったと思っています。企画の納得度に繋がるロジックはありつつも、やはり“参加したい”と直感的に感じて頂けることが大切なのだと改めて勉強になりました」(田中)
■『U35 Creative & Communication Award 2024』審査について
建石 帆乃香(DMI U35 Project / 株式会社良品計画)コメント
「U35 Creative & Communication Award」では、今年も多くの若手ビジネスパーソンから素晴らしい企画が寄せられました。一次審査、最終審査を通じて、応募者一人ひとりの熱意や多彩な視点に触れることができ、審査員としても刺激を受ける貴重な機会となりました。
第2回目となる本年は、株式会社ポーラ様と株式会社マガジンハウス様を課題協力企業としてお迎えし、各施策提案へのエントリーから厳正な審査を経て、最優秀賞と優秀賞の各1組が選出されました。最優秀賞・優秀賞を受賞した4組の提案においては、いずれも独創性と深い洞察が光り、審査員の期待を超える素晴らしい内容でした。本アワードの実現にあたり、ご支援をいただいた課題提供企業であるポーラ様、マガジンハウス様をはじめ、多くの関係者の皆さまに深く感謝申し上げます。
本アワードは、単なる競争の場ではなく、互いに学び合い、次の成長へとつながる機会です。このアワードが、応募者の新たな挑戦や機会創出となることを願うとともに、来年もさらなる発展を目指してまいります。引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。
審査員
株式会社ポーラ
中村 俊之(ブランドマーケティング部 部長)、山﨑 一人(顧客戦略部 OMO企画運営チーム)、田畑 圭子(ブランドコミュニケーション部 クリエイティブチーム)、菅生 純平(ブランドクリエイティブ部 APEX開発チーム)
株式会社マガジンハウス
永田 滋友(マーケティング局 営業部 係長)、関谷 武裕(書籍・漫画編集局 漫画編集部 部長・編集長)、柳川 英子(書籍・漫画編集局 漫画編集部 編集)
U35 C&CA運営審査員・ゲスト審査員
建石 帆乃香(株式会社良品計画)、小山 貴弘(パーソルキャリア株式会社)、笹瀬 園子(株式会社リクルート)、廣澤祐(花王株式会社)、池城 安雲(株式会社ブレインスリープ)、恩田 基輝(ピクシーダストテクノロジーズ株式会社)、高橋 文人(サントリーウエルネス株式会社)、中村 優花(日本たばこ産業株式会社)、山口 星(花王株式会社)
■『U35 Creative & Communication Award (U35 C&CA)』とは
『U35 Creative & Communication Award』は、さまざまな企画の仕事に携わる35歳以下のビジネスパーソンを対象に、挑戦と経験の機会を提供することを目的として開催する、年1度のクリエイティブアワード。協力企業様より実際の事業に即した具体的な課題をご提示いただき、応募者は企画書形式でエントリー、コミュニケーション課題を解決するアイデアとクリエイティブを競います。座学や職務上だけでは学べない、より実践的な思考力や課題解決力を鍛えることができる本アワードをとおして、若手のみなさんが、経験も実績も自信も得られる機会を提供するため、クリエイティブ領域の業界団体であるI.C.E.と、マーケティング領域の業界団体であるDMIが共催しています。
運営事務局メンバー:
<デジタルマーケティング研究機構U35 Project>
花王株式会社:廣澤 祐・竹内 早映子/ソニー株式会社:工藤 康平/DoubleVerify Japan株式会社:小松 昇平/パーソルキャリア株式会社:小山 貴弘/株式会社リクルート:笹瀬 園子/株式会社良品計画:建石 帆乃香
<I.C.E. U35 Project>
株式会社ガジェログ:小玉 隆一/株式会社コンセント:大長 萌乃/株式会社D2C ID:波多野 桃子/株式会社パズル:脇田 洋輔/株式会社フォーク:渡邊 実桜/株式会社ワンパク:山地 夏菜子
https://dmi.jaa.or.jp/general-browse/view/3613
■I.C.E.(Interactive Communication Experts)とは
I.C.E. (Interactive Communication Experts) は、「各社が切磋琢磨しつつも、協力関係を築き、デジタルクリエイティブ業界の発展に貢献する」ことを運営理念とし活動する、⼀般社団法⼈です。プロダクションやエージェンシーをはじめとしたデジタル系クリエイティブに携わる24社が加盟、「デジタルクリエイティブ業界の今を見すえ、魅力的な未来をつくる」というビジョンを掲げ、様々な取り組みをしています。I.C.E.のミッションは、「クリエイティブ人材教育・育成」「有益な情報の共有と発信」「ルールの整備・確立」「他業界(団体)との連携」の4つ。加盟各社が委員会活動にコミットし、各社の持つナレッジシェア・各種調査、イベントなどをおこない、それらを発信することで業界の発展に貢献していきます。これらI.C.E. の活動は、ひいてはクライアントのニーズに応えることにつながり、発注者と制作者が安⼼して受発注できる環境づくりにも寄与すると考えております。
会員社:24社(2024年8月現在)
理事長:阿部 淳也(株式会社ワンパク)
所在地: 〒106-0031 東京都港区西麻布3-1-17 NISSHIN BLDG 3F
■デジタルマーケティング研究機構とは
公益社団法人日本アドバタイザーズ協会 デジタルマーケティング研究機構 (Digital Marketing Institute) は、業界の枠を超えてウェブ広告・マーケティングに取り組む全てのプレイヤーによる研究活動を行う場として、インターネット上の広告展開における、さまざまな課題について、広告主と関連企業・団体が共通の場で研究活動を行うことにより、インターネット上の広告の健全な発展を促進することを目的としています。
会員社:336社(2024年8月末現在)
代表幹事:中村 俊之
事務所:〒104-0061 東京都中央区銀座 3-10-7 ヒューリック銀座三丁目ビル 8階
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