ボールウェーブとTRONIC PURITY(台湾)が空気中および特殊ガス中の分子汚染物質分析機器の開発を共同で推進、AIと5G通信を融合しスマート検査の革命をリード
2024年9月4日-6日に台北で開催されるSEMICON TAIWANのTRONIC PURITY Booth(I 2228)において製品を展示します。https://expo.semi.org/taiwan2024/public/enter.aspx
ガス分析機器のリーディングカンパニーであるボールウェーブ株式会社(以下、「ボールウェーブ」という)と、台湾の半導体・電子産業向けガス純化器および分析機器システムの統合専門企業であるTRONIC PURITY, INC.(以下「Tronic Purity」という)は、空気中の分子汚染物質(AMC: Airborne Molecular Contaminants)に対する先進的な分析機器と特殊ガス分析機(Specialty Gas CQC (1))の共同開発を発表し、これらの革新技術を半導体産業および広範なハイテク業界に導入することを目指しています。
ボールウェーブは宮城県仙台市に本社を置き、自社開発のボールSAW (2)センサ(球状弾性表面波センサ)技術に特化しています。この技術は、高精度の微量水分計や超小型ガスクロマトグラフに広く応用され、特殊ガス(Specialty Gas)およびAMC分析検査分野で顕著な成果を上げています。一方、Tronic Purityは台湾新竹市に本社を構え、半導体および電子機器製造工場で用いるガス純化器およびガス分析機器の製造・販売業者であり、システム統合の専門企業として、多くのハイテク業界に重要なガス処理および分析ソリューションを提供しています。
このたびの提携は、両社の技術的な優位性を結集し、AI運算と5G通信技術をAMC分析機器の開発プロセスに統合することを目指しています。将来的な製品は、ドローンやロボット犬などのスマートキャリアとの連携が可能となり、より柔軟で効率的な検査ソリューションを提供し、リモート自動化操作とリアルタイムデータ分析を実現、さらに検査精度と操作効率の向上を図ります。
「この革新的な協力にTronic Purityと共に取り組むことを非常に楽しみにしています。」と、ボールウェーブの代表取締役社長 赤尾慎吾は述べています。「私たちのセンサ技術を組み合わせることで、半導体や各種ハイテク業界に対して、よりスマートで効率的なガス分析ソリューションを提供できるでしょう。」
Tronic PurityのCEO 黄柏瑋氏も「今回の提携は、私たちに新しい測定機器の方向性を開拓する機会を与えてくれました。スマートキャリアとAI技術を組み合わせることで、製品の市場競争力を大幅に高め、顧客により多様な検査オプションを提供することができます。」と述べています。
両社は、今後数ヶ月以内に共同開発製品の第1弾を発表する予定であり、これらの製品は半導体、光電、微電子製造、環境保護などの分野で広く使用され、業界により便利で先進的な検査および純化ソリューションをもたらすことが期待されています。
(1) Specialty Gas CQC (Continuous Quality Control):半導体製造工場などで用いる超高純度特殊ガスの品質を連続的にモニターし管理すること
(2) SAW (Surface Acoustic Wave):弾性表面波:地震の波動のように固体の表面を伝わる振動
■ ボールウェーブ株式会社について
ボールウェーブは仙台市に本社を置き、ガス分析機器の開発と製造に注力しています。同社は、先進的なボールSAWセンサ技術を利用して、複数の業界に対して高精度のガス分析ソリューションを提供し、半導体およびAMC検査分野で優れた成果を収めています。
https://www.ballwave.jp
ボールウェーブは2024年09月04日-06日に幕張メッセで開催されるJASIS 2024において、微量水分計、超小型ガスクロマトグラフ"Sylph"などを出展いたします。ブースNo.S-46、東8ホール
■ Tronic Purityについて
Tronic Purityは台湾新竹市に所在し、電子級ガス純化器およびガス分析機器の製造とシステム統合を専門としています。同社は、ハイテク産業に対して高品質のガス純化、回収、分析技術を提供し、市場でのリーダーシップを誇っています。
https://tronicpurity.com
■ お問い合わせ先
ボールウェーブ株式会社
電話番号: 022-302-6659
すべての画像