経験の実感を、相手に伝わる計画へ。「ロジカル肌シンキング™」

「徹底する」「企画する」の先に、誰が何をする姿を描けていますか。具体的な仕事のイメージから、説明と次の一歩をつくる。

組織行動科学®︎

2026年10月25日 改訂|発表当時の実践・観察と開発の経緯を残し、仕事の場面から現在の資料を選べるよう、説明と参照先を整えました。発表当時の日時と元の表紙を保持しています。

「引き継ぎを徹底する」「新しい提案を企画する」。計画の言葉は揃っているのに、誰がどの場面で何をするのか、思い描きにくいことはありませんか。「ロジカル肌シンキング™」で大切にしたのは、仕事を経験して得た実感を、相手が具体的な場面を思い浮かべられる説明へ変えることです。

現場の説明と計画で見えてきた三つのずれ

当時、仕事の計画やプレゼンを見て捉えていたのは、一般論として正しくても具体的な姿が見えない、徹底・検討・企画などの言葉はあるが実際にすることが浮かばない、話し手の実体験による実感が伝わらない、という三つの状態でした。論理を整えるだけでは埋まらないこのずれを、現場の経験から考えたのが「ロジカル肌シンキング™」です。

慣れた職務を着実にこなす経験は大切です。その一方で、そこで得られる達成感や承認に比べ、未知の仕事へ少し踏み出す試行錯誤は優先度が下がりやすいことも見てきました。そこで、実際にやってみた場面へ戻り、どの刺激にどう反応したか、なぜ気になったかを観察する。その実感を、相手が同じ場面を思い描ける言葉へ変え、新たな需要・取引・職務を考える材料にすることを提案しました。

過程を具体的に考える、研究との接点

Pham & Taylor(1999)From Thought to Action

一次研究を読む

PhamとTaylor(1999)は、大学新入生が試験前に、望む成績や学習の過程を想像する実験を行いました。学習の過程を想像した条件で、学習への取り組みと成績が改善したと報告されています。実行の過程を具体的に思い描くことが、計画や学習につながる点を検討しています。当社の職場での実践とは対象・方法が異なりますが、結果を表す言葉に加え、その場で誰がどう動くかを描くという接点があります。経験した場面を言葉に戻すところから、次の仕事の計画を具体化していきます。

経験したことを、具体的に説明する

図:経験した具体的な場面を、相手が思い描ける言葉へ変える。

改訂版の実践資料を読む(A4横・6ページ)

「分かる」を、仕事の場面として描く

実際にやってみて、どこで迷い、誰の反応が変わり、何に手間がかかったのか。その経験の具体性を、次に関わる人へ渡すと、担当・順序・必要な準備を一緒に考える材料になります。

本稿の「肌感覚」は、現場で見たり試したりして得た実感を指す当社の表現です。「何となく大変だった」を、「どの場面で、何をするときに、何が起きたか」へ戻してみます。

目指す姿を見比べると、必要な問いも変わる

「会議をよくする」と言っても、意見や懸念が出そろう姿と、次に試す案・担当・期限が決まる姿では、準備することが変わります。「実現したい状態のイメージが異なると、必要だと思う問いも変わる。」では、二つの姿を見比べる図解を公開しています。

まだ自分の考えを説明しきれなくても、二つの例を眺めて「こちらに近い」「両方が必要」「ここは違う」と反応するところから始められます。互いに描く場面の違いが、次に必要な問いを考える手がかりになります。

実感を、相手が確かめられる説明へ

最近の一件で、場所、関わる人、使ったもの、実際の順序を思い出します。気づいたことを次の計画に生かすなら、誰が、何を使い、どの順で進めると、受け手が何をできる姿になるかまで具体化します。

例:「引き継ぎを徹底する」という案を、受け手が実際に確認する場面へ置き換えます。担当者が翌朝の作業に必要な図面と変更点を探せるか、一件の引き継ぎで試し、戻ってきた質問から説明を直します。

書き出せないときは、近い仕事を選ぶところから

「仕事を見直す実践室」では、「資料・文章をつくる」「仕事を引き継ぐ」など、取り組んでいる仕事を選べます。短い場面を見て、自分の仕事に近い感じがするものを選び、説明や準備を眺めるヒントを一つ持ち帰れます。

最初は、すべてを上手に文章へ整えなくても構いません。一つの場面と、自分が気になった箇所から、相手と一緒に見られる計画へ少しずつ具体化していきます。

改訂版の実践資料を保存する(A4横・6ページ)

現在の発行主体と公開方針(2026年10月25日追記)

リクエスト株式会社は、980社・33.8万人の働く人のデータを基盤に、組織行動科学®の研究・教育開発を行っています。「成果につながる方法を、本人が使える仕事へ。」を軸に、仕事の問いから使える図解資料と実践の場を公開しています。

会社名:リクエスト株式会社

代表者:代表取締役 甲畑 智康(こうばた ともやす)

本社:東京都新宿区新宿3丁目4番8号 京王フレンテ新宿3丁目4F

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メール:request@requestgroup.jp

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実現したい状態のイメージが異なると、必要だと思う問いも変わる。

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会社概要

URL
https://requestgroup.jp
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都新宿区新宿3丁目4番8号 京王フレンテ新宿3丁目4F
電話番号
090-4183-2525
代表者名
甲畑智康
上場
未上場
資本金
-
設立
2020年10月