日本の家具ブランド Ritzwell の「GQ SIDE TABLE」が、世界的に権威のあるデザイン賞「red dot design award 2024」（ドイツ）を受賞しました。

60年以上の歴史を誇る世界最大級のデザイン賞。リッツウェル（本社・福岡県）は同賞を過去に３回受賞しており、今回の「GQ SIDE TABLE」（2023.7 発売) は４商品目の受賞となります。

Ritzwell

2024年5月13日 10時00分

GQ SIDE TABLE (design : SHINSAKU MIYAMOTO)

ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンターが選定を行っているレッド・ドット・デザイン賞は、60年以上の歴史を誇る世界最大級のデザイン賞です。過去2年以内に製品化されたデザインを対象とし、デザインの革新性、機能性、人間工学、エコロジー、耐久性など9つの基準から審査されます。

リッツウェルでは、同賞を過去に３商品で受賞しています。中でも、2019年には「JABARA AV BOARD」がプロダクト部門における最高賞「ベスト・オブ・ザ・ベスト」を受賞しました。今回の「GQ SIDE TABLE」は、2019年以来、４商品目の受賞となります。

【レッド・ドット・デザイン賞 / 過去受賞商品】

JABARA SIDEBOARD(2018)、BEATRIX high-back easy chair (2019)、JABARA AV BOARD ( best of the best 2019)

red dot design award 2019 best of the best

GQ SIDE TABLE (2023.7)

ステンレス、厚革、木の異素材からなる、カンティレバータイプのサイドテーブル。

小ぶりで軽いため、持ち運びも容易にでき、様々なシーンに合わせた使い方をお楽しみいただけます。

細径のステンレスフレームのシンプルな構造がモダンな印象を与える一方で、薄いフラットバーをカットした装飾的な曲線のリブがクラシカルな雰囲気を醸し出しています。本来は構造の強度を支える役割のリムを意匠として用いた、このユニークなフォルムをさらに引き立てているのは、ステンレスに巻かれた厚革の存在。見た目の温かさはもちろん、手でつかんだり裸足の足が触れるような部分に厚革を巻くことで、使い手にくつろぎ感をもたらしています。細径のステンレスフレームと一体化した厚革の美しい表情を作りだすために、敢えてステッチを目立たせずシャープに仕上げる作業は、手縫いでなければできない繊細なもの。こうして生まれたステンレスと厚革の絶妙なバランスが、空間における楽しさや動きを引き出しています。

ステンレスフレームに巻かれた厚革は、熟練の職人が一針一針手縫いで仕上げていきます。

柔らかな有機的曲線で構成されたフォルムは冷たくなりがちなステンレススティールの表情に穏やかさをプラスし、クラシカルな雰囲気を醸し出しています。

DESIGNER

SHINSAKU MIYAMOTO / 宮本　晋作

代表取締役兼クリエイティブディレクター

国内、イタリアの家具メーカー勤務を経て現在に至る。同社チーフデザイナーとしてプロダクト、グラフィック、インテリアのアートディレクションを手掛ける。これまでに数多くの商品をミラノサローネで発表。

1978 年福岡生まれ九州産業大学建築学科卒業後、飛騨高山にて家具の製作に携わる。25 歳で単身渡伊。イタリアのクラシック家具を製作する工房にて修行し、帰国後、独学で家具のデザインを始める。2005年リッツウェルに入社しデザイナーとして活動する中、2018年に代表取締役兼クリエイティブディレクターに就任。

Ritzwell 過去の受賞歴　

2017 - 2024 | 12アイテム18賞

LIGHT FIELD modular sofa

iF デザイン賞2017（ドイツ）

DIANA 1seater sofa

シカゴ・グッド・デザイン賞2017（アメリカ) , ジャーマンデザイン賞2019（ドイツ）

MCM TABLE

シカゴ・グッド・デザイン賞2017（アメリカ) , ジャーマンデザイン賞2019（ドイツ）

JABARA SIDEBOARD

レッド・ドット・デザイン賞2018（ドイツ）, アーキプロダクツ・デザイン賞2018（イタリア）, シカゴ・グッド・デザイン賞2018（アメリカ）

MO TABLE

シカゴ・グッド・デザイン賞2018（アメリカ）